表計算ソフトを知的生産の武器に
1.表計算ソフトを知的生産に
かつて,「知的生産の道具として,とりあえず表計算ソフトはいらない」と書いた。
しかし,現在では,表計算ソフトを使ってものを考えることが多くなった。
表計算ソフトも,立派な知的生産の武器になるのである。
2.列で階層を表す
一番のポイントは,列で階層を表すことである。
A列に一番抽象度の高いことを書き,それより抽象度が低ければ,B列に書く。
例えば,日本を例に取ると分かりやすい。
A列に,日本。
B列に,関東,関西,中国,四国など。
C列には,B列より抽象度の低い県名などを書く。関東にところに茨城,栃木など。
D列には,郡,市。
このように,階層を考えながらセルを埋めていくのである。
| A | B | C | D | E |
| 日本 | 関東 | 茨城 | 水戸市 | |
| 東茨城郡 | 茨城町 | |||
| 小川町 | ||||
| 栃木 | ||||
| 群馬 | ||||
| 東京 | ||||
| 関西 | ||||
| 中国 |
このようにすると,全体の中のどの部分まで具体的な考えができていて,どの部分が曖昧なのかがわかる。
上の例で行くと,茨城県の東茨城郡に関しては詳しいが,北海道や九州にはまるで手がつけられてないと分かる。
だから,次に考えればよいのはどこの部分かが,一目瞭然である。
これは,行事などの段取りを考えたりするときには,大変大きな武器となる。仕事に抜けがなくなる。
それだけでなく,論理を構築するときにも非常に役立つ。何が重要で,それを支える具体的事例が何かを埋めていくことを要求されるからである。
ちなみに,これを紙に書いたのではだめである。
紙に書くと,修正ができない。
表計算ソフトなら,挿入,削除,入れ替えが簡単にできる。
3.授業の計画をつくってみよう
まず,目標を決めましょう。
| 目標 | すべての物は,熱分解しない限り三態変化する。 |
| 物質の状態を決定するのは,温度である。 | |
| すべての物は,分子で出来ている。 |
目標をこのように3つと決めたら,それを具体化するための目標をもっと細かく設定しましょう。
| 目標 | すべての物は,熱分解しない限り三態変化する。 | アルコールの温度を上げると,液体から気体になる。 |
| アセトンの温度を上げると,液体から気体になる。 | ||
| ブタンガスの温度を下げると,気体から液体になる。 | ||
| 物質の状態を決定するのは,温度である。 | ||
| すべての物は,分子で出来ている。 |
1つの目標に対して,たくさんの豊かな教材群を用意できるかどうかがカギですね。
このように,表計算ソフトも知的生産の道具として使えます。
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