庭の植物図鑑 11月
 もくじ ツワブキ サツキ ナンテン ハゼノキ サザンカ ヒャクリョウ ユズ,ミカン,ムラサキシキブ

これってミョウガの何?
 庭に生えているミョウガに,奇妙な物が見つかりました。
 ミョウガの花は,こちらこちらのサイトもあります。
 それで見ると,白い花なんです。
 ただ,花が出ている場所は同じです。 
 夏場に,ミョウガの葉の所に白い花があるのを見つけました。
 こちら
 あれはいったい何なのでしょう?
 見て頂いても,「本当にミョウガかよ」と疑問に思う人のため
元の写真のトリミングを変えてみました。
 花にピントを合わせてマクロ撮影しているため,葉がぼけています。
 でも,ミョウガの葉だと分かってくださいね。
 
 では,あの赤いのは何なのでしょう?

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本当はこうでした。
 私が夏にミョウガの花としてアップした白い花は,別の植物でした。
 私達が食べるミョウガは,ショウガ科のミョウガです。
 でも,この白い花は,ショウガ科のミョウガのものではありません。ツユクサ科のヤブミョウガです。ミョウガという名前が付いても,全然別の植物でした。見かけは,葉が大変よく似ています。しかし,「何でこれにはあのミョウガが出ないのだろう」とかねがね疑問に思っていました。
では,あの赤いものは何でしょう。
これは,ショウガ科のミョウガの実(果実)です。
この果実ができるのは,結構珍しいとのことです。
2004年は夏が大変暑く,その影響で結実したのではないかとのことです。
ここまで調べるのに,「理科教育メーリングリスト」のみなさんはじめ,多くの方々にお世話になりました。
ミョウガの実の解剖

 さあ,実が熟したようなので,解剖することにしました。
 あの朱色の部分に何かがつまっていると予想して解剖しましたが,実は何にも入っていませんでした。裏から見ると,白く見えました。
 肝心なのは,白い玉の方でした。
 白い物をむくと,中から黒くて丸い物が表れました。
 これは間違いなく種子でしょう。

             2004年11月6日


ツワブキ(写真左)
 キク科の多年草で,10月から12月にかけて花がさきます。
 キク科と聞いて
「えっ,こんな丸い葉なのにキク科かよ。」
と驚いてしまいます。
が,花を見ると
「ああ,なるほどね。」
と納得。
キクのような花です。
 キク(写真右)
 キク科キク属の観賞用のものを,キクといいます。
宮内家の庭には小菊はあります。
 大きなのは手間がかかるので,作る人がいません。
小菊は,無農薬無肥料(放任)でも,ちゃんときれいな花をさかせます。
サツキ
 ツツジ科の低木。
5月に開花するのでサツキなのですが,2002,2003年は11月に咲いているものがいくつかあります。
狂い咲きなのですなあ。
 ナンテン
 メギ科の常緑低木。赤い実とくれば,ナンテン。
 白くきれいな花がさいた後,見事な赤い実が付きました。花を見たい人はここをクリック。
ナンテンと紅葉の紅葉が組み合わさると,とてもきれいです。
 ハゼノキ
 ウルシ科の落葉高木。紅葉が見事。
 ハゼノキは,木ろうといって和ろうそくの原料を取るために,かつては広い範囲で栽培されていました。
中国からろうとその製法が伝わったのは,室町時代。
江戸時代には九州,四国などで大量生産され,ハゼの果実が大阪市場でたくさん取り引きされていたといいます。
 サザンカ
 ツバキ科の常緑樹。
 花の少ない晩秋から冬にかけて咲くので,庭木の定番。
 ツバキに似ているが,雄しべと花弁が別々に散るので,ツバキと区別できます。
 ツバキはいっぺんに落ちるので,打ち首を連想させて武士に嫌われたといいます。
 宮内家のものは,白が八重咲き。見た感じ印象は違いますが,どちらもサザンカです。
 さて,サザンカといえば,「たき火」という童謡が思い出されます。
 この歌,個人的に好きだったのですが,
「今は道ばたでたき火をするようなことはないから」
という理由で,教科書に載らなくなってしまいました。
 しかし,この歌で歌われているのは,「落ち葉たき」です。
 ゴミの野焼きとは話が違います。
 落ち葉だけを燃やしている限りでは,ダイオキシンの発生なんか気にする必要はありません。
 落ち葉を燃やした灰は,肥料として畑に入れればいいんです。
 町場で,回収用のゴミ袋に落ち葉を詰めているのを見ると,何だかもったいない気がします。
回収されてやかれた後の灰は,最終処分場に行ってしまうからです。肥料にはなりません。
 ヒャクリョウ
 ヤブコウジ科の常緑低木。
万両によく似ているが,葉が長く大きいので区別できます。
別名カラタチバナ,金百量といいます。
宮内家には,万両,千両,百両が揃っているので,ごらんください
 ヒャクリョウの花
ユズ
 ミカン科の常緑樹で,この実は漬け物,なべ,その他に大活躍。
 意外なところで,日本酒に少々香り付けに入れてやると,安いお酒も吟醸酒のように飲めてしまいます。
ミカン
 温州みかんは,寒さにあまり強くないので,千葉県以南で作られます。
 しかし,茨城県の筑波で作られているように,ここ茨城でも育てることが出来ます。
 ただし,これはフクレミカン。実は温州ミカンより小粒です。
ムラサキシキブ
 実が美しい紫なので,ムラサキシキブの名前が付いたのでしょう。
 実が鳥に食べられることで,種が散布されます。
シダも紅葉しています。
地面にはうようにして生えているのがリュウノヒゲとシダ。
ナンテンの実と紅葉の組み合わせはいいなあ。
ツバキの赤い花と紅葉が組み合わさって,きれいです。


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 このページは,日立デジタル平凡社の『世界大百科』で内容の確認を取らせていただいてます。