庭の植物 6月中旬から夏にかけて


 テッペンカケタカとホトトギスの鳴く声が聞こえます。ホトトギスは,ウグイスの巣に托卵するのです。ウグイスが鳴く我が家の庭には,ホトトギスが寄ってくるようです。もちろん,ウグイスやホトトギスの大好きな虫たちもたくさんいるわけです。

もくじ サンゴジュ ユキノシタ シャラソウジュ ツバキ ホタルブクロ クチナシ アマリリス アジサイ ナンテン ノカンゾウ カリン スオウ フヨウ

ムラサキシキブの花と実

 秋に紫色の実をつけるムラサキシキブ。
 花も紫色。
 7月末撮影
ヤブミョウガの花
 
 見て分かるように,ちゃんと雄しべと雌しべがある。
 8月撮影

 ミョウガのような葉があるが,実はミョウガとは別の品種。

サンゴジュ
 スイカズラ科の高木。刈り込むとよく茂るため,近年は生垣として多用されるが,古くから防火樹とされる。倉の防火用ということで,宮内家の倉の前に植えてある。6月頃に咲く花は白で合弁花。先の方が5つに分かれる。サンゴジュの名前の由来は,8月頃になる赤い実のため。これが珊瑚玉のようだから,この名前になった。

シラン ラン科の植物で文字通り紫欄 花をクローズアップするときれい!

 花をクローズアップすると,
 こんな感じ→

ユキノシタ
山中の陰湿な岩上などに群生するユキノシタ科の多年草。丸い葉と白い花が特徴的。

クリの雄花
クリの雌花
 緑色の部分がいがになる。
 白い部分はクリの実の上端の出っ張った部分に。
ズッキーニです。
雌花から実が育っていくところです。
実の形はキュウリに似てます。
しかし,葉の大きさはキュウリの物よりずっと大きいです。
キュウリと言うより,カボチャの仲間です。
それにしては,ツルが見あたらないのだけど。
 ユズの実ができてきました。 こちらはフクレミカンです。





シャラソウジュ
祇園精舎の鐘の音,諸行無常の響きあり。
シャラソウジュの花の色,盛者必衰のことわりを表す....
平家物語で有名なシャラソウジュ。なんと,自分の家にもあった。どんな色かと思ったら,白。
でも,これは本物のシャラソウジュではなく,夏ツバキ。6月頃に咲く。
夏椿をシャラソウジュとも言うわけで,これが寺院などにも植わっている。葉を見ると,いかにもツバキという感じがする。ツバキ科だもの仕方がない。
本物のシャラソウジュは,花が薄い黄色。しかも,ツバキ科ではなくフタバガキ科。菩提樹(クワ科),無憂樹(マメ科)とともに,仏教の三大聖木の一つである。

ツバキ
これは,普通のツバキ。8月の撮影。もちろん,真ん中に見えるのは実。果実である。花がさいたら,実が出来るのだ。

ホタルブクロ
ホタルブクロの名は,花がホタルを入れる袋にたとえられたという説と,蛍のたくさん入った明るい袋つまり提灯にたとえられたものだという説がある。キキョウ科の多年草で,6月頃咲く。オダマキの花が終わった後を引き継ぐように,毎年楽しませてくれる。

外から見ると本当に袋のようだが,中身を覗くとこんな感じ。雌しべは分かるが,雄しべが分かりづらい。



ロウバイ
蝋梅

春先に黄色い花をつけるロウバイ科の植物。
梅の字があるが,ウメはバラ科。
写真はロウバイの実。
小さい花には似つかわしくない大きめの実である。
グミ
グミの語源は,グイの実らしい。
グイは棘の意味である。
本当に棘が出ている木に木の実がなる。
最近は,子どもたちのお菓子に「グミ」というものがある。
しかし,それとこの植物は関係がないと思うのだが。
 食感が少し似てるのかな。



クチナシ
ホームページには,においをアップロードできなくて残念。梅雨の時期には,クチナシのあまーい香が漂う。花は香水にしたりできるし,実は黄色の染料になる。アカネ科の常緑低木。

アマリリス
ヒガンバナ科の球根植物で,6月頃,直径20cm以上の見事な花を付ける。
  


アジサイ
花びら(花弁)のように見えるのが,がく(花びらの外側を被う部分)。花がさいても実が出来にくいというちょっと変わった花。だけど,梅雨の時期の定番である。
落葉の低木であるが,何科だか分かるかな。
なんと,これがユキノシタ科。
ユキノシタ科ユキノシタ属だと,あんな感じの草になる。ユキノシタ科アジサイ属が,このアジサイ。


ナンテン
赤い実が印象的なナンテンだが,年がら年中あの赤い実を付けているわけではない。梅雨の時期には,花がさくのである。花がさかなければ,実が出来ない。
ナンテンは,メギ科の常緑低木。幹がほとんど太くならない木である。


 ヒャクリョウ
 ヤブコウジ科の万両に近い植物で百両。万両に比べて,葉が長くて実が大きい


ノカンゾウとテッポウユリ
どちらもユリ科だが,ノカンゾウはキスゲの仲間。黄色い花が特徴。宮内家では,白いユリの前にこのノカンゾウが咲く。
右の真っ白なユリは,テッポウユリである。旧のお盆の頃,タイムリーに咲いた。


カリン
柿に似ているけど,よく見ると違うのが分かる。カリンはせき止めのカリン酒として役立てている。私も時々飲む。カリンと言った場合,マメ科のカリンとバラ科のカリンがある。マメ科のカリンには,仏壇の材料紫檀,黒檀といった種類もある。これは,バラ科の方。8月にはこのように緑だが,秋になると色づいてくる。
 花は4月末から5月。淡い赤。 花を見たいならここをクリック。

スオウ
何科であろうか。見ただけで見当がつくはず。そう,これはマメ科。木にマメがなっているように見えることで分かる。もちろん,中には種が出来ている。
心材は赤の色素に,マメはなめし革を作るときのタンニンの原料として使われる。
8月になってマメを見つけたが,花を見てみたかった。文献によると,かなりきれいであるらしい。花を見たいならここをクリック。


フヨウ
アオイ科の低木。これは白の一重だが,いろいろな種類がある。挿し木で簡単に増やせる。

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 このページは,日立デジタル平凡社の『世界大百科』で内容の確認を取らせていただいてます。