模擬授業で鍛える   紫峰サークル

野口芳宏氏

『教材開発』『鍛える国語教室』でお馴染みの,野口芳宏さんの模擬授業を受けてみませんか。
 著書 言葉で子どもがこんなに変わる その他多数  野口先生のページへ  野口塾のページへ
(知り合いの先生に,要項を印刷して見せていただけると嬉しいです。)

2009年 8月23日(日)
模擬授業で鍛える一日講座 ご参加ありがとうございました。
主催 紫峰サークル  (NPO法人)日本教育再興連盟茨城支部
著作 保護者会が成功する話題=小事典 共著
 連絡先はこちら

会場 土浦駅前 ウララ 中会議室2
紫峰サークルの講座 10:00〜11:40 スタッフによるミニ講座と展示          学級づくり・ICT活用法・算数の授業に役立つアイディア,学級づくりに役立つものづくり等を具体的にご紹介。すぐ使えると毎回好評です。
野口芳宏先生の講座 13:00〜14:30 野口先生 模擬授業「『私の研究レポート』を書こう(東書3年)     授業は,子ども達の向上的変容を保証しなければいけません。活動があっても,指導なしでは子どもに力を付けることはできないのです。説明文とレポートをセットにする単元では,何を重点に,どう指導したら力を付けることができるでしょうか。
野口芳宏先生の講座 14:40〜16:10 野口先生 模擬授業「ちいちゃんのかげおくり」(光村3年)   
 国語の授業で,より良い鑑賞ができるよう,あまんきみこさんの素晴らしい物語を野口先生に授業してもらいます。きっと,新しい発見があるはずです。


 

2005年の講座の様子を,DVDにしました。
内容は,紫峰サークルのメンバーの講座のみです。野口先生の講座は入っておりません。
 ご希望の方は,こちらへ。
 送料込み1200円です。
2007年の講座の様子を,DVDにしました。
内容は,紫峰サークルのメンバーの講座のみです。野口先生の講座は入っておりません。
 ご希望の方は,こちらへ。
 送料込み1200円です。
2006年の講座も,DVDにしました。
  2006年版は,配付資料をCDにしてDVDとセットにしております。
  ただし,音が小さい,画像が一部不鮮明であるため,半額にて頒布します。
  数量限定です。
過去の講座の様子は,こちら
2005年の講座内容
このような方に  小学校の国語の授業を,子どもたちに「楽しい」と言われたい方に。
 楽しくて子どもたちに力のつく方法は,ちゃんとあります。
言語技術学会等でご活躍の野口芳宏先生に,実際にやってもらいながら学びましょう。
 授業のやり方をどうこう言う自称ベテランはたくさんいますが,自分でやってみせる野口先生は貴重な存在です。
初めて体験する方は,大変明確で知的な授業なのでビックリするようです。
 説明文がしっかり分かるように教えたい方に
 説明文がよく分からない子どもが多いというクラスを,時間をあまりかけずに楽しく力をつける方法を考えていきます。
 みんなで発問を考え,野口芳宏先生に鍛えてもらいます。発問とは何か,授業とは何かがわかってきます。
 教師対子どものやりとりだけでなく,子ども対子どもの話し合いを仕組みたいという方に。
 理科の授業で,そのようなことを実際にやってみます。
 模擬授業者は宮内主斗氏。 DVDに収録
 楽しく知的な朝の会,帰りの会をしながら子どもを意図的に育てたい方に。
 1年生でここまでできるのか,と思えるような話し合いを組織します。
 模擬授業者は小倉恵子氏  DVDに収録
 算数で楽しみながら基礎的な計算をさせたい方に。
 かけ算九九のパズルや,話題のイコールカードを使った計算練習を紹介します。
  DVDに収録
このような内容で 模擬授業「かさこじぞう」野口芳宏氏13:45〜15:15
 低学年の教材ですが,大人でもはっとさせられる模擬授業です。授業づくりのポイントも同時解説します。教科書会社の指導書やワークシート通りにやっても子どもたちは食いついてきません。子どもが楽しく分かり,しかも余計な時間を掛けない指導法を公開します。

発問づくり演習(発問道場)「動物の体」 野口芳宏氏15:30~17:00
 説明文の授業はどのようにつくったらよいのでしょうか。実際に発問を作りながら,考えていきます。子どもたちが説明文をきちんと読めるように育てる方法を考えていきます。

模擬授業「ヒトの体」宮内主斗氏 10:30〜11:30
 『おもしろ理科こばなし』『たのしい理科こばなし』『最新小学理科の授業5年』の編著者が,あえて生物の単元で討論の授業に挑みます。

朝の会・帰りの会のアイディア 小倉恵子氏 11:40〜12:20
 『たのしい理科こばなし』の著者の1人。朝の会や帰りの会で,子どもたちの話し合い活動を組織します。

算数のアイディア 蓮田孝氏 13:00〜13:30 
 サークルで一番弁が立つ!といわれ,算数の授業について語り出したら止まらない蓮田氏が,授業を盛り上げるアイディアをお話しします。

おまけ 教材展示
 社会の実物資料集 昼休みに公開します。社会の授業で見せたい資料です。どうぞカメラで撮影してください。 by 安藤淑則氏
 日本一安い万華鏡 小3の光,生活科などで作って楽しめる格安高性能の万華鏡を作れます。作り方を覚えていってください。 by 宮内
 偏光シートを使った工作 虹色に見えるシートを使った工作が出来ます。by粉川雄一郎氏
2004年8月の講座
地図を読ませて時差を教える 安藤さん
浮世絵,小判などの実物資料も披露。
磁石についた鉄がどうなっているかを問う 宮内
授業運営法,討論の授業についても。
発問道場
 初期の法則化運動を知っている人なら,
 あの論文審査のような知的興奮
 といえば分かりやすい。
 野口芳宏さんの切れ味鋭いコメント,
 時々範を示して自分の発問を披露。
 この1コマだけでも,参加する価値がある。
レポート作文
 なんと,横書きの作文を提案。
 そういえば,普通に書く文書はほとんどが横書き。
 なんと,書き上げた後の事後指導はほとんどなし。
 事前指導にほとんどを費やすという極意を披露。
 マルチプランシートの使い方も。
(写真は2000年8月の講座
 右から 野口芳宏さん,深澤久さん,宮内)

百戦錬磨の名調子,今回はどんな模擬授業になるのやら。楽しみですね。

 

会場周辺案内

霞ヶ浦の土浦港に近いところです。
川口川の河口になっています。
その昔,土浦市を水害から守った
川口川閘門(こうもん)の鉄板。
川口川閘門は,常磐線の開通を控え
線路を堤防にして水害を防ごうとした
アイディアにともなって造られました。
水害の時だけ,霞ヶ浦から逆流してく
る水を止めるため,川口川をせき止め
る役割をしました。
普段はあいていて,船が通ることがで
きたのです。
土浦市が洪水の被害にあったとき,
このポンプで水をくみ出し,霞ヶ浦に
水を排出していました。
土浦市営駐車場,土浦駅東口にあり
ます。
現在では,川口川はなくなり,線路をく
ぐる道路になっています。
ここに,川口川閘門がありました。
でも,中に入ると煉瓦造りであること
ら歴史的なものだとすぐに分かります。

駐車場案内

 ウララ駐車場   1時間300円と高めです。ここはおすすめしません。
 土浦市営駐車場 1時間200円です。1400円位を見てください。駅東口すぐの大変大きなところです。
 民間駐車場  丸井の脇の道を線路沿いに行くと,「1日600円 むさしや」という駐車場の看板があります。ここら辺 その近辺の駐車場は,ほぼ同一価格です。
 商店街の駐車場 駅を背にして左側,ウララのパスポートセンター沿いの道を進み,左側を見ると駐車場の案内の看板があります。そこはある程度広いので,余裕があります。1日800円ここら辺

1日800円
ただし,通りに出ている看板は小さいので,注意して見てください。
ウララの建物を右手に見て,左側です。

 車でおいでの方は,早めに駐車場を見つけることをおすすめします。
 土浦市の案内  土浦総合案内 土浦市のサイト 駅付近の駐車場案内

2002年の講座の様子
 国語模擬授業  新教材「世界一美しいぼくの村」(東京書籍)です。 アフガニスタンの内戦をテーマにした物語です。物語の最後に,主人公の住んでいる村が戦争で破壊されてしまいます。そのことをどれだけ強く子どもたちが感じられるようにしていくかが,ポイントとなる教材です。
 野口さんは,美しい村の自然の描写だけでなく,人と人とのつながりの素晴らしさ,美しさにも着目させるような発問をしました。見知らぬ人に店番を頼んだり,見知らぬ人とすぐに和んだ会話ができるような社会。アフガニスタンは,かつての日本のほのぼのとした良さのある国だと分かりました。
 そのような発問の後で,村が破壊されたことを読むと,なるほどグッと来るものがありますね。
 音読では,「そうか!」という感嘆符がうまく読めない場合,野口さんのアドバイスが印象に残りました。
 ・驚いたように読みなさい。
 ・感嘆符に気を付けて読みなさい。
 そういうアドバイスではないんです。
 ・言葉の最後を強く読みなさい。
 確かに,「そうか!」を驚いたように読むには,「か」を強く読みます。なるほど。
 昼食・休憩の後は,授業のネタになるミニ講座。紫峰サークルから,ペットボトルから簡単に糸を取る方法と誰でも作れる万華鏡などをご紹介しました。今回は,サークルのメンバーが手分けしてコツを伝授し,参加者のみなさんに体験してもらえるようにしました。
 道徳模擬授業  野口先生の名調子を生で。「くもの糸」の授業です。副読本を読む道徳,偉人のことを伝える道徳,文学の名作をネタにする道徳,担任の人生経験をネタにする道徳。いろいろありますが,今回は名作道徳です。
 「くもの糸」を印刷したものを使わずに,野口さんの語りで聞きました。とても味のある語りです。
 聞いていてどこかホッとするのは,多少訛があるからでしょうか。こういうところは,活字では伝わらないですね。参加して聞くしかありません。
 地獄から助かる寸前にくもの糸が切れてしまったのは,利己的な考えをしたため。では,「糸から降りろ」と叫ばなければ良かったでしょうか。叫ばなければ,あまりに重いので糸は切れたでしょう。ここに,ジレンマがあるのです。
 野口さんは,「人間の業の深さを考えると,どのみち助からないだろう。」と見解を述べてました。
 確かに,「さあ,みなさん,順番に登ろうね。」などと叫んだら,物語はぶち壊しだもんね。
 でも,「叫ばずにはいられない気持ち」や「ギリギリの場面になってどうしても利己的になってしまう人間という存在」に目を向けさせるには良い教材です。
 作文指導    内容が過激なため,詳しく載せることはできません。(^^ゞ ただ,作文の朱入れに野口さんは朱墨と小筆を使うことが分かりました。朱墨は鉛筆の文字を消さないので,作文用紙の上にどんどん○をつけても大丈夫だそうです。
 家庭教育     やさしく育てる思春期の子育て 思春期の特徴は,1.純粋と潔癖,2.美への憧れ,3.異性への感心,4.大人社会への関心 の4つになる。事前指導が本質で,事後指導は難しい。先を見て手を打つ。こういう事態になったらこうする,と予め宣言する。
 この時期の子育てのポイントは5つ。
 1.予告・警告
  大人の行動がしゃくに障るような不安定な時期を迎えるよと予告。
  相談相手は友達になる。良い友達を選ぶことは,大変大事になる。悪い友達には,必ず悪い影響を受けてしまう。
  話し合うときには,静かに話し合おう。そうすれば,一人で考えるより良い手が考えられる。
 2.親のありがたさの教育
  親が自分の親のありがたさを語ることにより,子どもが親のありがたさを理解する。
 3.生きる意味を語る
  人間に生まれてきて良かったかどうか。人間に生まれてくる確率は,1億円の宝くじに100万回続けて当たるぐらいの確率だ。人生は幸福なだけでなく,充実させることが大切だ。
 4.将来を描く
 5.自己制御の大切さ

○参加者の感想
 ・1日講座の内容全てが勉強になりました。中でも,国語の模擬授業が圧巻でした。本文のどこを焦点化するのか,その原則を発見できたことが嬉しかったです。来年の講座を今湖の瞬間から楽しみにしています。 茨城 Aさん。
 ・「くもの糸」の授業は,早速やってみたくなりました。難しいかも知れないけど,何年生でも可能ですよね。また参加させていただきます。 茨城 Bさん
 ・毎回聞いても,その都度新鮮に耳に入る講座内容で,大変勉強になりました。 千葉Cさん


 2001年の講座の様子

 10:00〜模擬授業1 焦点精査による「ごんぎつね」 
 1の場面のごんを肯定的に見るのが健康的な読み方か,そうでないかが問われました。「いたずらばかり」というのだから,許せる範囲のことであり,肯定的に見るという意見が出されました。しかし,「ごんのいたずらは,度を超している。」という意見も出されました。さて,野口先生は,どちらに軍配をあげたでしょう。もちろん,文中の言葉を証拠にしてきっちりと説明してもらいました。
 11:30〜休憩 
 12:40〜ミニ講座(事務局メンバーによる)
 杉森 茨城県内原町にあるため池。その戦前に作られた古い堤防がものすごく丈夫なわけを解説。内原町には特殊な事情がありましたため池の堤防を作るのが得意な人たちが,国の政策によってここに集められていたのです。
 宮内 物の溶け方について。かつお節でダシを取るというけど,かつお節を水に入れても何かが溶けたんだか何だかよく分かりません。何かが溶けだしたということを確かめるには,スプーンにろ液をとって,加熱します。すると,茶色く焦げた物質が残ります。

  1:00〜模擬授業2 いじめにまけない道徳「次郎物語」の模擬授業
 世に悪はなくならない,ということをテーマに「いじめ」を考えました。オオクニヌシノミコトという神話の世界にも,陰湿ないじめがありました。「神様の世界にもいじめはあるのに,況や人間では。」といわれてなるほど。だからこそ,それを前提に対抗策を考えようという話です。「次郎物語」は,教材文がありましたが,野口先生はそれを使わずに語りで授業をやったというのです。話術を鍛えなければ!
  2:10〜休憩
  2:30〜講演「21世紀を拓く,野口流伝え合う力」
 「伝え合う力」とはcommunicationのこと。言語の知識,技術の根底に,「自分の発した言語に責任を持つ」という人格的なことを大切にすべきという主張。詐欺師は言語の知識,技術を十分に持っているが,言語人格というべき点においてはダメ。
  3:30〜質疑
「ごんぎつねの1の場面については分かったが,6の場面はどこをどう問うか。」という質問に対して,2つの発問を披露。
 「栗を固めて置いたのはなぜか。」「『ごん,おまえだったのか』の『か』は,疑問か感嘆か。」
 それに対して解説を求める参加者に対して,「さわやかな疑問を持たせるのも,教師の仕事。」とオープンエンドに。

  4:00〜解散。講師の先生との懇親会。

野口塾報告 2002,11,2
 作文指導は,茨城の講座で話したことと重複するので省略。
 作文の模擬授業が面白かったので,報告する。

短作文で,1作文1指導事項。

 短作文は,字数を少なくする。だいたい2〜300字ぐらい。
 どうして短作文なのか。
1 短時間・小分量にする
 数多くやれることで,反復可能。継続も容易になる。45分で2回ないし3回書かせられる。
2  一作一事項
  焦点化した指導ができる。ねらいを明確にしておくと,一点に絞って力を付けることができる。
 「ぼくわ」の間違いを直して,終わったら点や丸の打ち間違いを直して,次に段落を直して...とやっていると,子どもは次々と欠点を指摘し続けられることになり,つらい。
 1つの指導事項以外は,目をつぶる。 その代わり,次の指導の時に生かせばよい。
3 題材の多様化
 いろいろな題材,いろいろな書かせ方をさせることができる。

 指導の方法として,次のことに留意する。
○事前に指導をする。
 書き終えた作文は,発表させて褒めるのみ。その時に指導を入れない。うまくできてなかったら,次の作文を書く前に行う。
○多作をし終えた後まとめさせる
 例えば,自分の目,自分の鼻,自分の口....と短作文を積み重ねていくと,「自分の顔」というまとまった作品になる。いつの間にか大きな作品になることで,励みになる。だから,適当に脈絡のない短作文を書かせてはいけない。

 では,実際の模擬授業ではどうであったか。
題材 野口塾に来た動機
「はじめ,なか,まとめ」の3つのまとまりで書く。
 理由が2つある人は,なかが2つになる。
 それぞれ1つの段落になるから,最低でも3段落できる。
 名前は隅に書けばよい。題は平凡でないのを付ける。
・ちゃんと1字下げをして,3つの段落ができるように書きなさい。
 大人相手だったので,ごちゃごちゃした指示があったのだが,最初に子ども相手にやる場合には,段落3つということだけになるだろう。
 実際,はじめ,なか,まとめを意識して書くと,結構頭を使う。この作業に5分。およそのその時間が過ぎたら,隣の人と「1下げができたか」を確認し合う。
 そして,数名が発表する。野口さんは簡単に感想を述べ,賞賛する。
 これで,1セット終了。次の題材に移る。
題材 来る途中の様子 ただし,独白文で。(思ったことをそのまま書き,地の文を使わない)
 このような,「書けと言われなければ絶対書かないところ」を書かせるのも大切な指導。
題材 会場に着いたときの様子 ただし,三人称で。自分をもう一人の自分が見つめたように書く。これができると,小説が書ける。
 指導しなければ,作文はほとんど一人称になる。

 このように手を変え品を変え短作文を書いてゆき,最後には今日一日の様子がまとまるという仕掛けになる。
 45分で何セットかをやるので,変化のある繰り返しになる。しかも,かなり基本事項が身について,書けるようになる。
 短作文1時間の授業,これはもっともっと普及していって良いはずだ。
 宮内も,早速やってみたくなった授業である。


参考 野口芳宏先生に関する情報 ここをクリック 小論文集です。(野口さん公認サイト)



 準備会で,ふと「何のためにこの講座を開くの?」という話になりました。
 答えは,「自分たちで勉強するため」です。そして,もう一つあります。それは,「来てもらった先生方に元気になってもらうため」です。先生が元気になれば,教えてるたくさんの子どもたちがその恩恵を受けます。先生方に集まってもらうことは,多くの子どもたちの笑顔につながります。
 たくさんの先生方のご参加を,お待ちしております。

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