サトイモの花


 家の畑で,サトイモを育てています。


 サトイモの葉を見たことがない人は,「え,こんなに大きいの。」と驚きます。1枚の葉が人の顔よりずっと大きいからです。
 サトイモの葉にたまった朝露で墨をすり,字を書くと上手になるといわれています。
 それは,これぐらい大きな葉なら,露もたまりやすいからではないでしょうか。小さな葉だと,露を集めるのが大変だと思います。

 根本に目をやると,「おやっ。」と驚きました。何なのでしょう。根でも,茎でも,葉でもない何かがありました。
 しかも,先の方が枯れています。
 これを見た瞬間に,花だと思いました。残念なことに,花が終わったところだと思いました。
 しかし,花が終わった後には,実や種ができるはずです。
 種になる前の胚珠ぐらいなら見えるはずでしょう。
 では,中を詳しく見てみましょう。

 見えたのは,胚珠ではなくて花だと思います。
 指が写っているので,大きさは分かると思います。小さい花が,びっしりと集まっています。
 平凡社世界大百科によると,「まれに,肉穂花を抽出し」とありますから,このような花が見られることはまれなようです。
 さらに,「上部に雌花,下部に雄花を生じる」とあります。この写真は下部なので,雄花でしょう。先の部分は落ちてなくなっています。
 結実はしないそうですから,芋で増えていくのでしょう。

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