私の知的生産法
1. ワープロなんかやめなさい
わざわざ今の時期に,コンピューターを買わずにワープロを買う人がいた。 コンピューターを清書機としか考えないようなら,それも良いだろう。
しかし,コンピューターは知的生産の道具として,ワープロの最低100倍は役に立つ。 ワープロを買って事務仕事に使うか,コンピューターを買って事務と研究に使うか,考えてみよう。
今から買うなら,ぜひともコンピューターにしよう。ワープロなんかやめなさいと言いたい。
2.3つの強力な武器
私が非常に役立てている物が,次の3つである。
1.電子辞書 2.パソコン通信 3.スキャナーでOCR
コンピューターといえばワープロと表計算,という人も多いと思う。しかし,知的生産の道具として使うならば,表計算はいらない。
(1)これは便利 電子辞書
電子辞書は,マイクロソフトのエンカルタ,日立・平凡社のマイペディアを使っている。 これらは,CD-ROMの百科事典である。 コンピューターの中に,百科事典が入っているのだ。場所をとらないのだ。
すぐに手軽に引けるし,関連項目に,ボタンひとつで飛んでいける。百科事典を何冊も広げて調べる手間が省ける。
それに,何といってもすごいのが,ボタンひとつで引用できてしまうことだ。 人様の書いた文章,データー,写真などを,いとも簡単に自分の文章の中に組み入れることが出来る。
これが,どちらも一万円前後で手にはいる。 こんなことは,ワープロ専用機では絶対に出来ない。
(2)通信も一種の事典
パソコン通信も,私は事典代わりに利用している。
つまり,自分の知りたいことを尋ねる,「こんな事を考えたけど,どうですか」と自分がより積極的に関わって調べることが出来る。
もちろん,ワープロにも通信機能はある。だから,通信につなぐことはコンピューターの特権というわけでもない。
しかし,パソコン通信の最大のメリットは,大量のデーターから検索をすることである。
私はウインドウズで動くニフタームというソフトを使って,ニフティーサーブにつないでいる。 そのソフトの検索機能を使って,キーワードで検索する。
科教協の会員も多く参加しているFKYOIKUSの「理科の部屋」の情報から「熱量」というキーワードで検索したら,いくつか出てきた。 それをたどっていくと,兵庫の楠田純一さんと私が中学一年の熱と温度の授業づくりについて意見を交わしているのがあった。そこに,宮城の中村敏弘さん,愛知の鈴木久さんが加わって意見交換が進んでいった。さながら全国大会を毎晩パソコン通信でやっているようなものである。
このようにして,キーワード検索して授業づくりの参考にすることができる。
月に二千円ほどの通信費を払えば,かなり使いまくることが出来る。以前よりお金はかからなくなった。新聞代程度だ。
情報の検索には,沢山の情報を保存できるハードディスクを備えているコンピューターの方が断然有利である。また,ハードディスクで検索すると,フロッピーディスクより格段に速い。
インターネットにつなぐには,コンピューターでなければ難しい。インターネットも,巨大な百科事典だと思って活用しよう。
(注)これを書いてからしばらくたった。2000年現在,インターネットが当たり前になっている。