(3)本の文章を一気に入力

 スキャナーという機械をご存知だろうか。 コピー機のように書いてあることを読みとる機械である。

 私はその機械を使って,OCRをやっている。これは,本をスキャナーにかけて,書いてある文字をワープロに読み込ませるようにできるのだ。

 多少の変換ミスもあるが,1分あれば文庫本2ページ分ぐらいの文章を,自分の文章にくっけることができる。

 手書きの文だと読みとりミスが多くて使いものにならないが,ワープロもしくは活字だとかなり正確に読んでくれる。

 レイチェル・カーソンの『沈黙の春』(新潮文庫)の次の部分が印象に残った。

# まえにもまして、おびただしいカイツブリが死んだ。死んだ鳥を調べても、一九五四年のときと同じょうに、水鳥のあいだに伝染病がはやった痕跡は見られなかった。だが,カイツブリの脂肪組織を分析してみると、一六○○ppmという異常に濃縮したDDDの蓄積が検出された。

 水に入れた最高の濃度は、五十分の一ppmだった。いったいどういうわけで、カイツブリの体内に入るとけたはずれの濃縮度を見せるのだろうか。

 生物濃縮の具体的なデーターである。 (注)『理科教室』には,「DDT」と載ったが,「DDD」で正解である。どちらも殺虫剤なので,紛らわしい。

 このようにOCRを活用すれば,自分がキーをたたかずに入力できる。横書き縦書きにも対応できる。多分,『新・理科授業の創造』もOCRを使って作ったのではないかな。 やはり,このようなことが出来るのは,ワープロ専用機でなくコンピューターである。

 私は2万円ほど投資するだけで,スキャナーを使えるようにした。
(注)2000年現在なら,1万円前後。USB接続の物がよい。

 このように,私はノートパソコンを書斎代わりに活用している。キーをたたきながら色々分かっていく喜び,やめらんないね。

3.古いコンピューターは清書機なみ

  私はウインドウズのパソコンを使い初めてまだ1年である。 だが,ウインドウズの良さはすごくよく分かる。アイコンを使って分かりやすい,いくつものプログラムを素早く切り替えられる,などと言われるが,そんなことはどうでも良い。

 ウインドウズの良さ,それはデーターを共有できることである。

 電子百科事典のデーター,パソコン通信のデーター,スキャナーとOCRで得たデーター,それらをすべてワープロのデーターとすることも出来る。

 ウインドウズのコピー機能,張り付け機能は非常に役に立つ。

 これが,ウインドウズの最大の魅力である。入力のやり直しがいらない,一度入力したデーターはトコトン使いまくるのだ。 それを考えたら,ウインドウズの使えないコンピューターは清書機と大して変わらない。(マッキントッシュは別)

 MS−DOSしか動かないパソコンを使っていた当時は,いちいち手動でパソコン通信のデーターをテキストファイルに変換して,ワープロで読み込んでいた。今となっては,本当に面倒くさい。

 ぜひ性能の良いコンピューターを買い,こき使って欲しい。能率の良い知的生産をしていこう。 同じ事を何度も入力しなければならないなら,時間と手間のむだである。お金で解決できるなら,何とかしてしまおう。

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