筑波山オフ
筑波山は,基本的にはんれい岩とそれに貫入した花崗岩からできています。
(女体山頂上より男体山を臨む 拡大)
はんれい岩 黒い玄武岩質の岩石
花崗岩 白い深成岩。笠間の稲田石などがそう。
はんれい岩は固く,浸食に強いので,筑波山は高いまま残っているのです。
ここのはんれい岩は,角閃石はんれい岩です。黒い部分のほとんどが,角閃石です。白い部分は,斜長石です。
岩石 白い方から順に
花崗岩,閃緑岩,はんれい岩(深成岩)
流紋岩,安山岩,玄武岩(火山岩)
造岩鉱物 白いもの 石英と長石
黒いもの カンラン石,輝石,角閃石,雲母
(カンランと輝く角の雲の石と覚える)
筑波山神社の付近は,花崗岩でできています。黒い石もありますが,それは,山頂から転がってきたはんれい岩です。
たまに,ペグマタイトと呼ばれる大きな結晶の花崗岩や角閃石のはんれい岩が見られることがあります。
(萩谷さんが見つけたペグマタイト 写真をクリックすると拡大します)
ところが,萩谷さんによると「色による分類はあてにならない。白く見えてもはんれい岩というのはいくらでもある。」とのことです。
植物は,垂直分布を見るのに適しています。
筑波山神社付近は,スダジイ,もみの木があり,上に行くとそれが杉林となります。更に山頂では,ブナ林となります。
(登山道から見られるブナ林 拡大)
黒文字の説明は, 『茨城の自然をたずねて』(築地書館1994年)より
理科の部屋の面々が,筑波山に登りました。
まずは,山頂で晴れ晴れとしたところをごらんください。
(左から まやさん,和田さん,野口さん 拡大)
頂上の一番高い岩のてっぺんで喜んでおられるのが,左巻さん。拡大
頂上にあった岩石。
(頂上の石は,はんれい岩でした。黒いのですぐに分かりました。拡大)
予定を大幅にオーバーして,植物や岩石を観察しながら4時間近くかけて登りました。
(途中で一休みしてる左巻さんと鈴木さん 拡大)
途中で,萩谷さんに解説してもらいました。
(出船入船 拡大)
この岩石も,はんれい岩だそうです。「白く見えるから,花崗岩ではないのか。」と言う人も多いそうですが,化学組成を見ればはんれい岩だと分かるのだそうです。


白く見えても,これははんれい岩です。比較的風化しやすい斜長石がへこんで,角閃石が残って出っ張っています。(右側の写真を拡大すると,はっきり分かります。)これではんれい岩だと分かるのです。風化の仕方が,花崗岩と違います。
弁慶の七戻りと振り返る後藤さん 拡大
岩石がめあてで参加した萩谷さん。(右端)さかんに,「ここのヤツは,鉱物の結晶が大きいでしょう。」と説明しています。
素直な後藤さんと和田さんは,熱心に眺めてます。
しかし,生物屋さんの石島さんは,遠くを眺めてます。
(拡大)
そういう生物屋さんから教えてもらった覚えました。この植物。
実が紫なので,ムラサキシキブなのだそうです。拡大
コムラサキと非常によく似ています。庭園でムラサキシキブといえば,コムラサキであることがほとんどだそうです。

当初,帰りも歩いて降りるはずでした。しかし,寄る年波には勝てず,ケーブルカーで降りました。
このケーブルカー。2000年現在,つくば市にある唯一の鉄道です。
駅を降りると,そこは筑波山神社。境内の土産物店で,「四六のガマ」を見つけました。
どうも,ただのヒキガエルのようにも見えますが。
今回のオフのヒーロー,萩谷さん。
Mr.赤リュック,歩く岩石鑑定マシーン。
「生徒の気持ちより,石の気持ちの方がずっとよく分かります。」と言い切った潔さに,まやさんが「変人認定書」を手渡ししました。
(左巻さんと宮内)
「それに比べて,自分はいかにまともな人間であるか。それを確かめるために,今日のオフに来たんだ。」と左巻さんは言っておりました。が,まやさんがすかさず「変人認定書」を手渡しておりました。
それにしても,この筑波オフは何という集まりだったのだでしょう。
生物観察部隊(まやさん,和田さん,梶山さん,石島さん)と岩石観察部の萩谷さん,みんなで集まってビールが飲めればいいや部隊(左巻さん,鈴木さん,宮内)他という,何とも奇妙な集まりでした。
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