2002年科教協全国大会 山口大会
小郡町から山口市に向かう鉄道から見ると,水路がきれいな水で満たされているのが目に付きました。水量も豊富です。会場の山口大学近くを流れる川には,泳いでいる人達もいました。大学の周りにも水路があり,流れる水の中にクロメダカなどが泳いでいました。
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科学お楽しみ広場で私が発表した実験 ペットボトルから糸づくり 秋吉台散策
日本一安い万華鏡開発物語
1 きれいな万華鏡はいらない
手作り万華鏡は,ものづくりの中でだんだん普及してきた。
しかし,材料費がかかること,技術がある程度必要なこともあって,手軽に実践とはいかない面もある。
(もちろん,やる気の強さにも寄るが。)
そこで,簡単にできて安く上がらないか,その方向で作っていった。
そのため,美しさを犠牲にしても仕方がないとした。
その結果,最大のコストダウンのポイントは,鏡をいかに安く入手するかであった。これをプラバンとアルミテープで作ることで,大幅なコストダウンを可能にした。1個あたり10円を切る万華鏡ができたのだ。
この安さのため,科学お楽しみ広場では,無料で子ども達に提供できることになった。
今回,50個程度は作れる材料を用意したが,追加購入の費用は極僅か。瓶ビール1本分もしない。無料でも全然懐は痛まない。
それもこれも,最初からきれいな万華鏡を断念し,コストダウンを狙って開発してきた成果(?)だと思う。
ま,きれいなものは,他のサークルが開発しているので,自分が新規参入しても勝てないと思う。
例えば,寝屋川理科サークルや杉原和男さんのサイトのを見たら,すごいと分かると思う。
2 30分で品切れ!
科教協山口大会の科学お楽しみ広場は,山口大学会館を借り切って行われた。1,2階の部屋や廊下に所狭しと実験ブースが並んだ(らしい。私はあまりの混雑のため見られなかった。)。途中,階段が混雑して,2階に上がれなくなった人がたくさんいたという。大盛況である。
おかげで,私達は大忙し。休憩する間もまるでなく,押し寄せる子ども達に万華鏡づくりを伝授していった。
「うちの万華鏡は,安いのが取り柄。見本を見て,納得しなかったら他に行ってください。きれいなものをれるところは,他にもあります。」
と,何人もの子ども達や同業者に見てもらった。
その結果,「きれい!」と言ってくれた人が多かったのが嬉しかった。中には,他できれいに見える万華鏡を作ったにもかかわらず,私達のところにきた子どももいた。
そして,9時半になったころ,
「もうプラバンがない!」
と相棒の焦った声。たった30分で,材料の一部が品切れになった。
これは大変だ。しかし,後から後から「作らせてください。」と押し寄せる子ども達に,「終わりです。」とは言いづらい。
困ってしまった。
3 何のために,なぜを考えよ
なぜ,プラバンを使うか。
プラバンは,光を反射するアルミテープを補強するために使っている。ならば,なくてもよい。
そのことに気づいた。強度は弱くても,光が反射するように作ればOKのはずだ。
それに気づいて,色画用紙に直接アルミテープを貼って,鏡にした。これでも,何とかなる。
苦肉の策だが,皮肉なことにコストダウンの1方法となった。
(強度が不足し長持ちしないが。)
それで作り始めてすぐに,今度は用意しておいた作り方を書いた大量のプリントもなくなった。
これほど熱心な人たちが来てくれるとは,予想もしなかった。
終わった後は,心地よい疲労感とたっぷりの汗が残った。
4 作り方
作り方の問い合わせにお答えしたい。
当日,作っている場面をテレビ局のカメラにずーっと撮られたり,デジタルカメラのフラッシュがピカピカ光るなど,何だかすごいことになっているような気分になった。
「手元が見えるように作ってください。」などというリクエストもあった。
こういう刺激は,嬉しいものだ。
<材料>
プラバン0.2mm,色画用紙,アルミテープ,両面テープ,ガラスのおはじき,ビーズ,木工用ボンド
日本一安い万華鏡の作り方
秋吉台散策
山口県で理科教師の興味を引くところと言えば,何と言っても秋芳洞。
山口市の県庁付近やいろいろなところから,バスが出ているので交通の便はよいです。
なお,山口を旅するときには,バスカードを買った方がお得です。
石灰岩を溶かしながら流れる川が,こんな色をしています。
外気は30℃を超えるのに,鍾乳洞の中は23℃ぐらい。鍾乳洞に近づくと,気温がどんどん低くなっていくことが分かります。
鍾乳洞の中には,垂れてくる鍾乳石ができたり,上に伸びる鍾乳筍ができたりします。それが,自然の造形になります。
鍾乳洞の上は,カルスト地形。人間大の石灰岩が草の間にたくさん見えます。
見学に行ったならば,ちょっと歩いて科学館に行くことをお薦めします。
鍾乳洞内にいる目の退化した魚など,鍾乳洞の生物,鍾乳洞のでき方などを勉強できます。
秋吉台は,石灰岩の寄せ集まった地形です。
石灰岩とは,大昔のサンゴの化石と思って良いでしょう。サンゴといったら浅い温かい海の動物です。それがどうして大地にあるのでしょう。
プレートテクトニクスで説明できます。
温かい浅い海で育ったサンゴが,プレートに乗って日本の山口県のあたりにやってきます。そうすると別なプレートにぶつかります。そのうちに,後ろからまたサンゴがプレートに乗ってやってきてぶつかります。
つまり,サンゴの玉突き衝突で複雑な地層を持つ石灰岩の土地ができたわけです。
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