(note-1.htm) 研究・備忘ノート
1.「パスワードについて」 12/27/2001UP note-1.htm
2.「本人の確認について」 12/28/2001UP note-2.htm
3.「暗号化方式について」 12/30/2001 note-3.htm(工事中)
4.
1.「パスワードについて」
◆ 「情報システム管理者心得帳」小浜健二著、中央経済社、平成5年11月
pp.127-129からの概要抜粋を主体に注記も加えた。
・長さは、4桁以上8桁以内程度の英数字がいい(と本には書いてしまった)。
(注)しかし英数字も大文字・小文字を混ぜ、特殊記号も入れた方がよい。
長さも、8桁にこだわらず、「pass-phrase」というように意味を持たせた
長いpasswordでもよかろう。たとえば、「√5=Fuji36Ω7Q」とかね。
しかし辞書にある単語をそのまま使用したりすると、辞書を用いたpassword
cracking attackの餌食になる危険がある。
(注)CPUで不可能とされる処理をチャーリー・カウマンなどのように
2の64乗とすれば、安全なpasswordは64ビット(十進数で20桁)
が必要で、これ以下の場合はオフラインでpassword推測をされる危険がある。
(「セキュリテイハンドブックU」日本セキュリテイマネジメント学会編、p.111)
・個人別とする。
(注)「グループID」とか「デスクID」なんていうのがある。
これを個人別ではなく、業務のユニットにID=passwordとして
使用している企業がある。つまり、複数人で使用するので、もう、
ID=passwordとしてしまって同じものを使う、というひどいもの。
たとえば、「引き込み外注」などで、外注要員には、同じID,
同じpasswordなんていうひどい委託企業は、もう無いかな。
・初めて与えるときは、password使用依頼書を徴取し、仮のpasswordを与える。
ユーザは受領後、ユーザ自身が自分用のpasswordに変更する。
(注)最初のpasswordはデフォールトなので、変更しないと駄目、
というシステムに作りこむのがよい。
・Passwordは3ケ月程度で変更することとし、満了期限が接近したらlogonの都度、
warning message(passwordを変更せよとの警告文)を画面上に出す。
・ 満了期限を経過してしまったら、また初めに返って依頼書を徴取するという
厳格な方式と、小企業の場合などでは、電話などで本人を確認後、旧passwordを
入力させて、新passwordへの期限後変更を容認する方式とがある。
(注)後者の方式は、あまり良くない。しり抜けだから。
・ passwordの変更は、ユーザ自身で行う方式が良い。Password管理者に変更依頼書を
提出させてpassword管理者が変更する方式もあるが、ユーザ数が多くなると管理者の
作業負担が多くなる。また、管理者といえども個人のpasswordを知るのはよくない。
・ ユーザがpasswordを忘れてしまった場合には、依頼書を徴取して、仮のpasswordを
与え、ユーザ自身に変更させる(初回の場合に同じ)。
・ passwordの入力を数回(3回程度)間違えたら、無効としてしまい、また、
初回と同じ手順を踏ませる。
(注)入力してきた端末を使用不可(ロック)する方式もあるが、これは逆に
業務妨害のために、わざとロック多発にされる危険がある。このような危険に
備えて、わざとpasswordチェックの処理速度を遅くして推測の施行を行いにくく
したり、探知の時間稼ぎをする方法もある(「セキュリテイハンドブックU」p.111)
・ passwordは当然、画面上に表示しない。桁数だけアステリスク(*)で表示する。
・ password fileは暗号化する。このようにPassword管理者自身も他人のpasswordを
知ることは出来ない方が良い。
・ 現行passwordを、新passwordに変更する際には、一定回は異なるpassword
とすること。
少なくとも3回は毎回異なるpasswordを登録させる。すなわち最初のpassword
が1234、2回目が5678、3回目が9012ならば、4回目はまた1234でも良い。
(注)これを3回以上、たとえば10回とかにしてる企業もある。
また、ただ3回変更すればよい、というものでもない。たとえば、変更するのが面倒
なひとは、変更する際に続けて、1234から5678、そして9012、そしてまた1234と
一時に変更してしまえば、また元のpasswordの1234に戻ることができる。こうして
一年中同じpasswordを使うこともできるんや (>_<)
◆ 「ダイナミックパスワード」前掲書。p.149
logonの都度、毎回異なるpasswordを入力させる方式。これには道具を利用するものと、
簡単な算法を利用するものとがある。後者にはたとえばpasswordの最後尾2桁を数字に
しておき、毎回数字1ずつ加算するなんていう単純なものもある。前者は電卓みたいな
形態のpassword生成器を利用する。
まずホストの端末にID番号を入力すると、「チャレンジ番号」が返還される。
そこでこの数字をこの生成器に入力する。この機器の中には一定の算式が組み込まれて
いて、そのチャレンジ番号に対応するpasswordが表示窓に示される。これを「見て」、
passwordをホストの端末に入力してシステムの中に「入れ込む」ので、See Through
といわれることもある。
問題はこの生成器の安全度である。この機器の算法を調べようと機器を分解した場合には、
その途端に自ら無効となる仕掛けになっている。
(注)「ワンタイムパスワード」「使い捨てパスワ−ド」ともいう。ところで、紛失・盗難
の場合にはどうなるのか。最初に入力するID番号などが知られている場合には危険だ
なぁ。
このチャレンジ方式には、「時間同期方式」がある。つまり生成器とホストサーバ
が時間で同期しており、時間をパラメータにした算式でチャレンジ番号を返してくる
(「インターネットセキュリテイがわかる」セキュリテイ研究会編、技術評論社、
平成12年3月、pp.172-173)。
◆ 最後にパスワードの返却
この言葉ちょっとfunnyだよね。返却はIDと一緒になるから。passwordだけ返却します、というのは
スーパーバイザーとか補助者とか以外には無いだろうから。
IDの返却乃至削除は、人事部と連動して速やかに行うこと。退職者のIDやパスワードがいつまでも
使用可能のまま残ってる、なんてのは論外。人事部から即刻通知させIDを削除(ないし使用禁止)に
する。外資系の場合には、悪意ある従業員の解雇なんてことがあるので、この方式(即削除)は特に厳格
に行っている。
(注)ついでにIDについて。IDを社員番号にしてる企業は結構多い。社員番号の付け方だが、創業以来
の一連番号なんて企業もあるし、YYGNNNなんてのもある。これは最初の2桁が入社年(西暦の下2桁)
でGは男女の別、NNNはその年次の一連番号(多くの場合、氏名のアルファベット順とか五十音順)。
この方式では、2000年問題で、ちょっと困ったかね。男女別も性差別になるかな (>_<)
IDに職場コードを織り込んでる企業がある。例えば人事部はPDXXX、システム部はISxxxとか。このメリット
は、IDにより表示するmenuを簡単に特定できることにある。つまり会社のどこからアクセスしても、そのID
を入れると、人事部なりシステム部なりの専用menuが表示される。ま、しかし、これも良し悪しだよね。
人事のような機密情報をどこでも見れる、なんてのはどうかな。やっぱり、端末の方の物理的情報で限定
すべきだよね。また、その人間が職場を異動になると、いちいちIDも変更せねばならず面倒だよね。
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