唾でコーティング

「里香、ちょっと聞いて。
この前、みんなで飲みに行った時、座敷だったのよ。
そこで、靴脱いで、座敷に上がったら、プーンって、酸っぱい匂いが鼻を突いたの、
私、それって、足の匂いって、気づいていたのだけど、
たぶん、隣に座った女の子の足の匂い、と思ったの。
匂いは、けっこう強かったわよ。
ちょうど、納豆のような、酢昆布のような、匂いだったわ。
まぁ、こんなかわいい子がなんて、って思っていたけどね。
そしたらね、家に帰って、靴脱いだ時、わかったわ、
それって、私の足の匂いだったのよ。
今、思い出しただけでも、恥ずかしいわ。
みんなも、気づいていたわよね?」
「香織も。
そう、私もよ。
この前の昼休み、足疲れたから、靴脱いだら、けっこう、きつい匂いがしたわ。
ほら、私たちって立ちっぱなしだから、靴の中蒸れ蒸れ状態じゃない。
でも、最近、ちょっとひどいのよ、香織が言ったように、
酸っぱい匂いって言う、あの匂いね。」

「安男、ちゃんと足拭き雑巾してるのかしら?」
「そうね、私たちの足の垢や脂が沁み込んで、ボロボロになってるみたい。」
「だから、ちゃんと匂いを拭き取れないのね。」
「本当にすぐだめになるなんて、役に立たない雑巾ね。
安男、ちょっとおいで。」
全裸の安男が彼女たちの前に跪きます。
香織が安男の顔の匂いを嗅ぎます。
「安男、お前の顔、なにか匂うよ。そう、足の匂い。あの酸っぱい足の匂いよ。」
「本当、臭いわ、それって、私たちの足の匂いよ。
顔も臭いし、息まで。ちゃんと肺の中まで沁み込んでいるみたい。」
「それって、やっぱり私たちの足の匂い?」
「そうかもね。」
「よ〜く、沁み込んでいるわ。」
二人ともその匂いを嗅ぎます。
「あぁー、酸っぱい匂い、そうね足の匂いね。」
「あぁー、臭い臭い、安男の顔。
安男の顔は女の足の蒸れた匂い、ハハハハハハッー。」

「本当、役に立たないわね。」
カー、ペッ!
里香が安男の髪をわしづかみにして、顔に唾を吐き掛けます。
唾が鼻から唇へ垂れます。
「惨めね安男、今度は私。」
カー、ペッ!
香織の唾が唇を直撃します。
「好きな女から唾をもらえて、安男は幸せだねー。」
「安男、そこに横になりなさい。顔を洗ってあげるわ。」
ペッ、ペッ、ペッ、
香織が安男の顔に唾を何度も何度も吐き掛けます。
そして、足の裏で、その唾を顔に擦り付けます。
「お前の臭い顔、私の唾で洗ってあげる、ホホホホホホッー。」
香織の唾が顔中にのばされます。
唾の匂いがツーンと鼻を刺します。
「ほぅら、お前の顔、唾でコーティングしてあげる。
香織の両足が唾で満たされた安男の顔の上にのせられます。
足の裏の温もりが顔面に広がり、足の匂いと唾の匂いがミックスされます。

「今度から安男の顔を足拭き雑巾代わりに使う時は、唾で洗ってから、使用後は唾で洗い流す。
これって、まるで水洗トイレじゃない。」
今度は里香が安男の顔面を唾でコーティングします。
安男の顔は彼女たち二人の唾でカパカパです。

<おわり>

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