不思議現象の世界

古代神都探索の過程でいろいろ不思議なことがおこりました。
人間の潜在能力と不思議現象発生のメカニズムは?
    以下の回答は、人体科学会で発表(H15.10)されたものの概要です。

人間の潜在能力と不思議現象発現について
            
1.はじめに
人間の関与する不思議現象発現については、ある特定の人のもつ特異能力によ
って起こされる不思議現象として認知されている。 例えば、予知、透視、残存情
報読み取り、物質通り抜け、時間朔行、などが報告されている。
 一方、普通の人も、気功の鍛錬によって、ヒーリングなどの不思議現象を起こ
すことができるようになる場合がある。
 人間には、通常生活で活用している能力だけではなく、不思議能力を発現する
潜在能力を持っているように思われる。その原理、メカニズムは、何であろうか。
 本報告者は、気功の初歩的鍛錬を行なうものであるが、山頂や神社、その他の
いわゆる聖地での不思議現象を実体験したので、これら不思議現象が起きる状
況とその発現メカニズムを考察し、不思議現象発現メカニズムについて、試論を
紹介したい。
 尚、本報告で述べる「意念」とは、「意思を持った情報」、または「情報をもった意
思」のことであり、いわゆる「気」、存在の原因そのものであると考えている。
意念は、質量をもたない「情報と意思」からなる光のような「エネルギー微子=波
動」から成り立つと仮設する。

2.不思議現象の分類
 人間の潜在能力に基づき発現する不思議現象は、概略次のように分類列挙す
ることができる。

表1 不思議現象の分類と効果
       分類        現象           手法        効果     
想念
      祈り・想念    事象発現・祝福呪詛    手かざし・意念  病気治癒     
                人の行動を制御      絶対者委託    犯罪減少
                無痛化・心頭滅却     無心化       麻酔代替     
      遠当て・気功  人の動作を制御      意念と無心化   交渉術
知覚
      予知       時間超えた先行知覚   夢、瞑想      予言       
      透視       空間知覚          イメージング    察知  
      千里眼     遠隔知覚          瞑想         遠隔察知
残存情報読取 物質蓄積情報取出   瞑想・対面瞑想  犯罪捜査  
標章情報読取 名前生年月日情報   瞑想・フウチ    犯罪捜査
過去情報読取 遺跡情報感知     瞑想       遺跡発掘
気の察知    合気道        気合わせ     犯罪防止
移動
瞬間移動    時空間の移動     瞑想       
物質通抜け  空間の移動      瞑想
生命賦活
成長促進    豆の発芽    意念・手かざし  植物成長促進
死→生    いり豆の発芽             復活  
生→死     マハサマデイ             即身仏
物質の生成・消滅
変質化     味変化、スプーン曲げ  意念
物質化     物質を出現させる   意念
社会性
共時性     意味ある偶然一致   無意識誘導   一期一会
主体の移動  憑依、催眠      憑依・催眠     誘導

3.不思議現象の解釈例

3.1.気功による意念の作用効果発現
 気功による作用効果発現は、一般化されている訳ではないが、従来次のように
考えられているようである。
すなわち、内気功の場合、身体のゆるみと想念、(丹田への)意識集中によって、
体内細胞の活性化が起こることによる。 身体をゆるませ、丹田に意識を集中す
るということは、交感神経の活動を抑え、副交感神経優位にすることと推定でき
る。また、脳の表層域を沈静化し旧領域を活性化すると思われる。
 外気功の場合、発功者が、ありたい状態を想起すると、気の場ができる。 気
に感応する人は、このとき、発功者のありたい状態を感得することになる。
 例えば、気功者が北極で氷に囲まれた状態を、想起すると、廻りの人も寒く感じ
る。 ただ、気の場の形成と、それを感得するためには、多少の訓練が必要であ
る。
 つまり、気を発する人と気を受け取る人の間に、意識の壁がある場合、ラポー
ルが共有できず、気の導通はない。意識の壁を取り払い、相手にゆだねるとき、
気功家の意念が、現象として発現するようになる。
内気功は、個人の体内での気・意念の循環によって、細胞の活性化が起こって
いるようである。
 外気功は、個人の発生させた気・意念を、外部対象に移動させて、対象の部位
細胞の活性化を起こす行動と考えられる。
 気・意念の移動は、従来想定される単なる電磁波によるものではなく、未知の
原理に基づき、直接移動すると考えられる。 即ち、気・意念は、未知のエネルギ
ー波の一つと解釈される可能性がある。
気・意念の移動に際して、電磁波、音波、圧力波、磁波、光を伴うとの報告もあ
る。
  
3.2.各種の特異能力発現のメカニズム
 気の本質に対する従来提言された諸仮説として、次のようなものを挙げること
ができる。
1)グラヴィトン説(重力波):関英男説
2)バイオフォトン説(情報の波):稲葉文男説
3)5次元空間応力場説(ゼロ磁場):佐々木茂美説
4)4次元ゼロ縦波説:実藤遠説
5)明在系と暗在系(虚数空間):デヴィッド・ボーム説

 本報告者は、上記諸説とは別の、意識次元を含む5次元空間説(気は意念、情
報をもつエネルギー波)を提言し、各種の特異能力、不思議現象は、気・意念の
導通によって起こるものという仮説を提言するものである。
多くの現象を説明できる適切な仮説は、定説より科学的進歩に寄与すること大な
る場合が多い。
すなわち、気・意念は、意識を含む、積極的な生命エネルギー(情報を持った意
思)と仮設される。
特異能力の発現メカニズムは、時空間を越えた、5次元世界において、気・意念
が働くことによって起こるとして多くの矛盾のない説明が可能となる。
尚、気・意念の導通が、意識軸を含む第5次元世界で働くと考える類似の説とし
ては、佐々木茂美説がある。2)    

3.3.気・意念の運搬媒体
気・意念は、仮説により、意識、時空間からなる5次元空間を無媒体で移動でき
る。
気・意念は、人間がもつだけでなく、他の生命体や神社、仏閣、聖地その他、あら
ゆる物質もがもつと考えられる。そして、地球も天体も、意念を発現している可能
性がある。
意念が、他の対象と交流するとき、主体と対象の間で、お互いに影響力を及ぼ
しあう。
気功は、気・意念のこの交流のひとつの形態と考えられる。 意念の交流は、人
間、動物、植物、無機物質とも可能である。 存在することそれ自身が、意念の
表現形態である。 存在の意念がなくなると、存在が無くなる。
存在は、情報をふくみ、意念の交流によって、伝達しあうことができる。
より高次の意念は、対象物から意念情報を読み取ったり、それ自身の存在形態
を、時空間を越えて変化させたりすることができる。
従って、例えば折りたたまれた紙に書かれた記号は、記号自体のもつ意念によ
って、高次の意念によって読み取られる。これが、透視であると考えられる。4)
封をされた薬びんから、びん壁を通して薬粒を取り出すという念力は、意念が薬
に働きかけて、びんの外にある方が本来のあるべき状態であると、納得させるこ
とによって可能となると解釈できる。5)

3.4.対象物との意念の導通が生む奇跡
意念の導通が、主体と自然界の間で行なわれる場合、新発見が起こる。
無心の強い意念があれば、思った通りのことが現実化する。
煎りピーナツから芽を出させることもできるかも知れない。6)
意念の導通は、古来存在していたが、現代科学がこれを見失っていた。善悪を
超えた、一つの法則と考えられる。
純粋な意念が働くとき、時空を越えた、現実が実体化する。
 不思議現象解明のためには、意念情報が生命体に影響を及ぼすメカニズム解
明が不可欠課題と思われる。

3.5.憑依と催眠
実体を持たない意念が、実体に寄り付きコントロールすることが憑依であろう。
3)
ある人間の意念が、他の人の脳・身体をコントロールすることが催眠であろう。
ある実体の意念が、他の意念と導通することにより、その意図するところが、イメ
ージとして現れる。それに応じた実体の生理学的変化がある。

3.6.潜在意識の物理現象への作用
 集団の潜在意識の変化が、乱数発生器という物理現象を扱う機械に影響を与
えることが、大規模に研究されている。 重大事件が発生したり、会議で議決を行
ったり、正月元旦の気が改まった時などに、乱数の分散に変化があらわれる。7)
これは、気・意念(情報をもったエネルギー波)が、乱数発生器に対して、電磁波
的作用を及ぼしたとして理解できる。


4.人間の潜在能力と不思議現象発現機構に対する新たなる試


4.1.潜在意識層の役割と意識空間
 以上の解釈例をもとに、不思議現象発現のメカニズムを以下に整理してみる。
 図1は、ある事柄の原因系である対象(テーマ、環境、人)に関して、主体の人
が、意念を持った場合、どのような出力(不思議現象、結果)が現れるかを示した
ものである。
そのポイントは、潜在意識はブラックボックスであるが、時空間と意識場に作用す
る5次元空間への入り口となるとの仮説である。
 即ち、大小宇宙は、時空間に意識を一次元として加えた、5次元空間から形成
されていると解釈するものである。
潜在意識層は、物質の活動をコントロールする気・意念の活動場と考えられる。


原因系      主体
          意念
      
対象  憑依           フィルターネット1
テーマ 催眠            常識、我欲
 環境
 人       潜在意識    魂、脳全通→5次元世界
                    意念情報を含む気の場
                     (変性意識状態)
                    フィルターネット2
出力系(結果)               自制
      知覚系   人体    環境
       透視           共時性  
       予知    神通力    自然への働きかけ
       Oリング効果  奇跡     奇跡
       遠当て
       インスピレーション
         
  図1 不思議現象の発現メカニズム
      
4.2.3次元空間と時間軸に直交する意識軸が存在するという仮説モデル
 本論で提言する5次元空間は、模式的に図2のように示される。その機構につ
いて、以下に述べる。
 尚、これに対し、気の場を時空間からなる4次元空間に存在するとの前提に基
づく、一般相対性理論における重力場に相当するような場の説も考えられないわ
けではないが、予知、時間遡行、遠隔治療などの現象に関連した、気・意念の働
きは説明不可能であり、仮説として欠陥が大きすぎるので、不採用とした。

     時間軸

     未来
                    
意識軸                         
    3次元空間
     現在の宇宙
                                     
過去

図2 意識次元をもつ5次元空間のモデル例

1)ある空間宇宙のどこかで発生した意念は意識軸空間を導通して、瞬時に(又は
ある速度で)他の空間宇宙に意念を伝達することができる。
 3次元空間で情報を伝えようとする場合、光の速度が制限速度となるため、現
実的に伝わらない情報も、意識空間での導通で交信が可能になる。
 意識空間を通じて、遠方の情報や隠された情報が伝達されることが、千里眼効
果(リモートビューイング)である。
2)意識空間では、時間軸に対して可逆性をもち、現在、過去、未来への意念の
導通が可能である。これにより、未来、過去の情報をとることができるようにな
る。これが、未来予知と残留情報読み取り効能となる。
3)意識空間を通して、生命体が未来や過去に移動することが可能である。
 これにより、マハサマデイーや蘇生が可能となる。
4)意識空間を通して、生命体が3次元空間の別の場所に移動することが可能で
ある。
 これにより、瞬間移動や物質通り抜けが可能となる。
5)意識空間を通して、身体の患部を過去に戻すと病気治癒が可能である。
6)意識エネルギーの、空間への投入、取り出しにより、物質の生成、消滅が可能
である。
7)意識空間を通して、選ばれた人々を同一場所に集めることが、共時性を引き
起こす。
8)意識空間への入り口が、変性意識状態、潜在意識層にあり、ここに誘導する
ためのバリアー低下手法が、気功、瞑想、薬物利用、マントラ、音楽、ダンス、そ
の他各種セラピー法であると考えられる。


5. 新仮説に対する考察
5.1.意念の作用の特徴 
 不思議現象の場合、主体の意念は、身体的運動のように、直接出力として現れ
るのではなく、潜在意識層を経由して、知覚系、人体、環境に作用して、発現する
ことを示している。
 意念が、潜在意識層に取り込まれるとき、および、潜在意識層から出力される
とき、フィルターがかかる。
 つまり、主体の自由意思では、直接出力系に働きかけることができないようであ
る。
 これは、自律神経系(交感神経、副交感神経)が、自由意志でコントロールでき
ないのと同様である。

5.2.フィルターネットの特徴
スイスの精神医学者ユングによれば、潜在意識層の下には、個人的無意識と
普遍的無意識という2層が存在し、後者はひろく人類に共通であり、元型が存在
するという。そこには莫大な情報が蓄積されているだけでなく、人類の共通意識
や宇宙意識と導通する機能を有していると考えられる。即ち、潜在意識は、人間
存在・機能の本質を担う部分であり、大変な実現化能力をもっているようである。
  
潜在意識が、環境によって影響を受けやすい自由意志で簡単に動かされるとな
ると、作用対象に対する影響の「ぶれ」が大きくなる。
これを防ぐためであろうか、「意念」と「潜在意識層」が合意して初めて、意念が
潜在意識層に取り込まれるようになっているものと考えられる。
 「ぶれ」を防ぐ機能が、意念を潜在意識層にとりこむ場合のフィルターネット1で
あり、バリアである。
 このフィルターネットは、子供や純粋な人ではバリアが低く、思ったことが直ぐ取
り込まれる。常識や我欲の多い人は、それがバリアとなって、意念は潜在意識層
に取り込まれ難くなる。
 即ち、フィルターは、大脳表面の意識層が形成しているものであって、先入観
や、常識の発達している人の場合、不思議現象を発現することは難しい。  意念
が、潜在意識層に取り込まれ、出力系に結果を出す工程においても、常識や、自
制というフィルターがあり、これをクリアしないと不思議現象は現れない。
 潜在意識で思ったことも、実現が抑制されるわけである。

5.3.フィルターネットのバリアを低減する方法
 不思議現象を起こすためには、フィルターネットのバリアを低減することが必要
である。
 つまり、1)このネットが未発達な子供のように純粋になること、2)対象を信じ、
潜在意識にゆだねること、3)潜在意識で思ったことを疑わず実行すること、がバ
リアを低減し、不思議現象の実現化を可能とすることになろう。 信じるものは、
救われるというわけである。この場合、善悪などの判断は、関与しないと考えられ
る。
 フィルターネットのバリアを低減するもう一つの方法は、瞑想による鍛錬である。
 鍛錬者は、潜在意識層に、意念を通すことができ、それによって5次元の世界
と通じ、出力系(結果系)についても疑問を持たない場合、各種の奇跡を起こすこ
とができるようになる。
 瞑想は、大脳皮質の意識層の活躍を抑制し、潜在意識層(旧脳、間脳)の活躍
(変性意識状態)を維持する効果があると考えられる 
 薬物(LSD、麻薬、酒)、におい、音楽、によるバリア低下も可能であり、予知、
霊視、幻覚などがおこる。しかし、逆に潜在意識層をなす脳の能力を低下させて
しまうと、元も子もなくなる。
 起き掛けの夢などが、予知能力を与えるというのも、バリア低下による潜在意
識層の情報漏洩であろう。

5.4.潜在意識の共有化も可能
 対人瞑想や共同瞑想を行なっていると、近くの人同士で、同じイメージや共通の
イメージを抱くことがある。
 これは、複数の主体の潜在意識層が導通し、共鳴することにより、起こるものと
考えられる。社会的な共通潜在意識の共鳴が起きる場合、社会的意識や、時代
精神がつくられ、これが歴史を形成していくものと考えられる。
つまり、21世紀は、20世紀と異なる時代精神を作ることが可能と思われる。 
 政治的リーダーは、社会の潜在意識層に働きかけを行なっている。この能力に
優れた人が、変革者であり、指導者であろう。
  
5.5.潜在意識層賦活のメカニズム  
潜在意識層の賦活は、前頭葉から後頭葉、間脳全体が導通することによって
発現すると考えられる。
一方、気功における発功は想念を持ちながら呼吸法をコントロールすることによ
って起こっているようである。呼吸は随意神経系と自律神経系の統合を可能とす
る象徴的な機能である。脳、随意神経、自律神経の統合的働きがおきた時、気
功における不思議現象の発現があると思われる。
これを敷衍すれば、人間の自律神経が脳、随意神経と導通し、潜在意識層が
賦活されるとき、無我の変性意識状態となり、ユングの唱える普遍的無意識層に
導通して、不思議現象が発現するとのメカニズムが考えられる。
 そして潜在意識層の活動が、人体の各種器官に働く場合、つぎのような各種の
奇跡が起こると考えられる。

 知覚系: 透視、予知、動植物との会話、全能感
至福感、UFO, 幽霊
 身体 : 神通力
 創造力: 物質化、各種知覚の変質  環境への影響:天候、地震、地殻変動な
どへの影響
 
しかし、意念が潜在意識と矛盾している場合、つまり、自分に偽りをもった意念
は実現しにくいし、その外部作用も起きにくい。
 子供か仙人のように、純粋になるとき、全てが実現することになる。
人間の生きる究極目標は、潜在意識層の自由制御が可能になることであろう
か。


6.まとめ
 人間の潜在意識は、気・意念(情報をもつエネルギー)を媒介として、不思議現
象を引き起こすと仮説設定した。
 即ち、人間の起こす不思議現象は、気・意念の潜在意識層への導通によって
起こると考えられる。
 生命活動を含む宇宙は、時空間に意識軸を加えた5次元空間を形成しており、
気・意念は意識次元を導通すると考えると、よく説明できる。  潜在意識への意
念の導通が、不思議現象・神通力の発現のもととなる。
潜在意識層の賦活には、顕在意識と潜在意識の間にあるフィルターネットのバリ
アを超える必要がある。
この出入りのバリアの高低をコントロールできるようになれば、思いのままの事態
が実現する。
 祈り、瞑想、気功による意識集中などは、意識導通に導くフィルターバリアの低
下を促進する手法である。  集団的意識導通が起こると、戦争、気象変化、地
震、気候温暖化などに影響を与え、地球規模の現象への影響も可能となると思
われる。
                    以上




人間の潜在能力と不思議現象発現について(2)
シンクロニシティとセレンディピティのメカニズム考察

Key Word:不思議現象、シンクロニシティ、セレンディピティ、気場、潜在意識

1.はじめに
人間の特異潜在能力として、予知、透視、残存情報読み取りなどの不思議現象
が起きることが実験的に確認されるようになってきている。
その発現メカニズムに対して、意識次元を含む5次元空間での気・意念の作用を
導入することで説明できるとの全般的な試論を、先に報告した。
本発表では、同理論の延長として、不思議現象の発現例を紹介し、複数の人や
物の間で生じるシンクロニシティ(synchronicity、意義ある偶然の一致)とセレン
ディピティ((Serendipity、あてにしないものを偶然にうまく発見する才能)のメカニ
ズムについて考察する。また、フーチ、易などはシンクロニシティ原理の活用例
で、時空間を越えた情報提供の可能性があることを提言する。

2.不思議能力と人体反応(感応)事例
1980年代の初め、中国の小学生の間で、指や耳によって、紙に書き込まれた
文字を読み取る特異能力が見出された。その後、テレビがこれを取り上げ追試
し、日本人の小学生でも同様の能力が開発された。 透視能力は、人種、年齢に
関係せず開発されることが判明した。 透視能力を発揮した子供によれば、「頭
のなかが、パーッと明るくなり、次に「テレビのスクリーンのようなもの」が現れ、
「そこに紙に書かれた文字や図形が浮かんできた」と答えている。
 座禅やヨガなど、瞑想の世界では、頭の中がパーッと明るくなるような意識状態
になることがよくあり、いわゆる超能力者といわれる人では、光(スクリーン)が出
て、その中でいろいろイメージするとそれが現象として起きる、という。
 透視は「皮膚感覚」だけではなく、サンプルと意識=気がつながることで読むこ
とができると理解されるに至った。 サンプルから、何らかの形で情報が発信さ
れ、読み取り手がこれと同調すると、見えるということのようである。
 更に、透視実験において、「声で教えてくれる」というケースがある。レモンや梅
干、タバコなどの味やにおい、風鈴など音がする要素をもつサンプルを用いて透
視実験を行うと、匂い、味、音が感じ取られる。透視は、視覚に限らず、聴覚、味
覚、嗅覚、触覚と五感のすべてに関係している可能性ある。
 秋山真人氏による解釈では、「潜在意識が認識した情報は、もう一度表側の五
感にその情報を伝えてくる。潜在意識の意思が、声を編集して出してくる」という。

3.シンクロニシティとセレンディピティ
1) シンクロニシティ(共時性)
 いわゆる超能力や念力は、特別の人のもつ能力、効能として認識されるが、シ
ンクロニシティは、能力にかかわらず、複数の人あるいは事象の間で引き起こさ
れる、意義のある偶然の一致の現象(不思議現象)と捉えることができる。
 スイスの精神医学者ユングによれば、スカラベのことを取り上げて話している
と、吹雪の日にもかかわらず、窓の外にスカラベが飛来したという。
 本発表者も、連絡をとらずに、初めて参加した会合で、たまたま持参した資料
が、主催者の問題を解決する期待された重要情報であったという経験をしてい
る。お互いに知らないもの同士が出会って、不思議に、求めていたものがもたら
される経験をすることは多い。また、ある人のことを話題にするとき、その人が現
れる「うわさをすれば影」ということわざもあるが、シンクロニシティの1種であろ
う。
ところで、従来の因果律を用いて、シンクロニシティを説明することは困難であ
る。ユングは、シンクロニシティは意義ある共時性を発現する一つの原理であると
認識した。本発表では、シンクロニシティは、既発表の意識次元を含む5次元空
間において、気の場(気場)が形成され、関連事象が誘引されて起き、そこに、気
場(価値)構造が生まれるとの提言を行う。磁場において鉄粉が構造を作るのと
類似現象と考える。   
シンクロニシティは、因果律に基づかない、同時的に発現する時空間的存在実体
=価値構造で、主体の潜在意識の働きに関連しているようだ。図1参照。

原因系  主体の意念
           フィルターネット1(常識)

      潜在意識  魂、脳全通→5次元世界
           意念情報を含む気の場            (変性意識状態)
           フィルターネット2(自制)
結果系  気場構造       
 環境  シンクロニシティ(共時性)  
       ↓     価値発見・選択
     セレンディピティ
図1 シンクロニシティとセレンディピティの発現

2)セレンディピティ
ノーベル賞をもらった人たちがよく言葉にするセレンディピティは、「思いがけない
発見をする能力」である。 この言葉はセイロンがセレンディップと呼ばれていた時
代の童話「セレンディップの三人の王子」が語源になっている。 思わぬ発見とは
いっても、単なる棚ぼた的な僥倖ではなく、不断の努力と研鑽によって導かれる
結果 であり、当初の目論見よりさらに 良い結果が得られることである。
 セレンディピティは、因果律と共時性の法則とは別の、新たな価値(運命)を採
択する能力であり、主体の自発的開拓、発見に関連している。
3)シンクロニシティとセレンディピティ空間認識
物理法則を含む因果律は時系列的存在に関連するが、シンクロニシティとセレン
ディピティは、因果律を超越した事象と認識される。 図1において、潜在意識は
ブラックボックスであるが、時空間と意識場(潜象界)に作用する5次元空間への
入り口となると考えられる。 潜在意識層は、事象活動をコントロールする気・意
念の活動場(気場)を構成し、シンクロニシティが発現する。そこに出現する事象
に価値を見つけ選択することがセレンディピティと考えられる。

4.シンクロニシティ原理の活用
 ダウジング(フーチ、ロッド)や易、タロットは、シンクロニシティと感応の活用例と
考えられる。が1)フーチ(振り子)
ダウジングで振り子(フーチ)やロッドが、動く原因は、物質・人体・想念から、発生
するエネルギー(気)が、人間の潜在意識、とくに集合的無意識層に感応して、筋
肉反応として伝達される、意識にのぼらずに動く不覚筋動の運動作用によるもの
と考えられる。
つまり、ダウジングを行う人は、ユングの提唱した集合的無意識層にまでアクセ
スして、そこから回答を得ることになる。この人間固有の潜在意識レベルの回答
のことを、予知能力とか未来予知、あるいは、第六感などと称している。 対象に
対して、フーチが動くのは、いわばシンクロニシティと感応の共合作用で、対象か
ら発している特有の波動=気を、感応・感知するからであろう。
 O-リングテストや気診も、潜在意識での知覚が、不覚筋動として顕在化されるメ
カニズムで、病気の診断や、主体に対する適性可否の判断、治療に用いること
ができるようである。
2)易・タロット
 易は、東洋で生まれ、現代でも易占いは盛んであるが、西洋でもユングは易の
大家として知られている。米国の実業家ジョゼフ・マーフィーも、易占いは心の奥
底にあって、当人も気がつかない潜在意識の合図を感知することであると考えて
いる。
 つまり、易は比喩的、抽象的な言葉で、応答される答えを引き出すための一種
の機械的手段と考えられる。 そのメカニズムは、主体の意念が構成する「気の
場」において、筮竹、コイン、さいころ、などが感応して、易の言葉と同調して、「こ
う」を構成するようである。「こう」を出すツールに関しては、陰陽が偶然に表れる
ものであれば基本的には、ツールの間に優劣の差はないといわれる。
 心に浮かんだことが、現象=事実として起きる原理が、シンクロニシティである
としたが、易はこのシンクロニシティ原理によって、ツールに影響を及ぼし、潜在
意識に内在するものの結果として、これから起きることを察知するシステムと考え
ることができる。タロットについても同様である。

5.まとめ
 既発表の「不思議現象の発現メカニズムの仮説」を敷衍して、主体とそれをとり
まく環境との間で働く、シンクロニシティ現象と、その応用として新たな有意義な発
見発明を生み出すセレンディピティのメカニズムを論じ、フーチ、易はその増幅手
段と考察した。

6.参考文献
1)前田豊:「人間の潜在能力と不思議現象について」、人体科学第12巻(2)
2003,p42-46
2)ゲオルク・キルヒナー著、新井昭廣訳「振り子と占い棒の謎を解く」潟rジネス
社、1990.9.20



人間の潜在能力と不思議現象発現について(3)
未来予知と運命の選択・変更能力の考察

Key Word:未来予知、運命学、アガスティアの葉、マーフィーの法則、潜在意識

1.はじめに
人間の特異潜在能力として、未来予知、透視、残存情報読み取りなどの不思議
現象が起きることが実験的に確かめられるようになってきている。その発現メカ
ニズムに対して、意識次元を含む5次元空間での気・意念の作用とシンクロニシ
ティ原理を導入することで説明できるとの試論を、先に報告した1)。
本発表では、人間の関心が極めて大きい運命について、予知が可能か、また運
命を選択、変更することが可能か、既報のメカニズムを敷衍して論じる。特に、イ
ンドにおいて、人の運命を記載すると言われるアガスティアの葉が、個人的体験
と照らし合わせて、ある程度妥当性をもつものと考えられることから、その実現メ
カニズムを提言する。

2.アガスティアの葉とは
 インドには、数万年昔、リムリアという大陸があり、人間の精神性を高める文明
があった。そこで人民を指導していたのが、アガスティアという人物で、マハーバ
ラーダなどの聖典の中には、アガスティアの業績が記録として残っている。2) そ
して、アガスティアの葉という預言書を使い、現代の我々と現在進行形で対話を
行っているといわれる。彼は、リムリア占星術を使い、時空間を超えた絶対不偏
の境地から、アガスティアの葉を取得するであろうと運命付けられた者たちに教
えを説き続けているそうである。 アガスティアの葉の驚くべきところは、個人に対
し、その時代の当人、父母、子供までの置かれる立場や特性まで特定し、救済の
言葉を投げかけていることであり、まさに「奇跡の予言書」といわれる由縁であ
る。
一方、アガスティアの葉は、占いではなくて宇宙の理が言葉になって出てきたもの
といわれ、理に叶った生き方をしている人は、この葉の通りに人生が進むが、欲
望が強い人はこの宇宙の理からずれてくるそうだ。
アガスティアの葉に対する個人体験を述べると、筆
者自身が、アガスティアの葉をピースオブライフ社の代行検索によって入手した
のは、2004年8−11月である。葉の記載する近年過去のところは、かなりの範
囲であたっていると判断された。近未来についても、私個人が意図している誰も
知らない計画に対する予言が含まれていた。驚くべきは、筆者の2人の娘に関す
ることである。彼女らは結婚後7年間子供に恵まれなかったが、アガスティアの葉
には、2005年に子供たちに子を授かるだろうとの記載があり、同年5月と8月、
その通りになった。

3.運命学
「運命の世界」は、その法則性が理解できていない。運命の法則性、運命原理が
判れば、未来の運命を改善していく事が出来るようになるはずである。
 「運命学」「運命科学」という言葉は、あまり一般化されていないが、今後、重要
な分野を形成すると思われる。基本的には、運命学は、潜在意識の形成する宇
宙原理に基づいて顕現する現象学と意味づけることができよう3)。「潜在意識」を
最も正確に読み取る方法として、「占星術」があり、アガスティアの葉もその一種と
言える。
運命学は、その起源をたどると、ほとんどが整理や体系化されていない素朴な占
断法に行き着く。たとえば、カメの甲羅や動物の骨などを火であぶり、「亀裂の紋
様」から占断する方法などである。
占星術という運命学では、人間の運命が「生まれた瞬間に決定されるもの」と考
えている。ここで重要なことは、個人の「生年月日と生まれた時間、生誕地」のデ
ータを「絶対要素」として、個人の運命を予測していく技術であるということである。
人は生まれた瞬間に、潜在意識の心理構造が固定化されると考えられる。これ
は同時に、人間の運命が、ある程度固定化されることをも意味する。そしてこの
意識作用の働きが、能動的な世界を展開させていく。様々な個性的な意識同士
が交流して、意識の大循環を生じ、意識を交流させ、それを基礎として、運命が
展開していく。つまり、運命とは、「意識の変化」のことを意味しているようだ。「運
イコール意識」であるとすれば、アガスティアの葉は、意識次元で構成される個人
情報を読み取り、記載したものと考えられる。
4.運命の要素と時空間における新たな表現
個人の運命は、「生年月日時」と「出生地」が、その基礎的な部分を決定するとな
ると、その延長として、生涯のどの時期、どこにいるかということが、大きな運命
の要素となる。そのほか、個人的な運命要素として、寿命、職業、結婚相手・時
期、健康・病気、財運、家族・親子関係、友人関係、その他諸々がある。
更に、大きくは、地球、国、地域、集団、家族などの運命要素があるが、本報では
論じる余裕がない。
ところで、ある個人が、どの時期、どこに存在するかを図に表現することによっ
て、運命の一断面が表現できると考えられる。しかし、通常、時空間は4次元を形
成するので紙上に表示することは困難である。そこで、本報では、3次元空間の
位置も数学的には、1次元の位置に1対1で対応可能となることから、1軸表示す
るとする。時間も1軸で表示し、これらのなす面に対し、交わる軸方向に、意識軸
があると仮説する。  
この場合、空間が3次元以上の存在であっても、時間が2次元以上の存在であっ
ても、同一の次元図で表示することができる。(図1参照)
この図によって、ある個人が、どこかの空間位置で
どの時間で生まれ、どこで成長し、いつどこで結婚し、いつ子供が生まれ、いつど
こで寿命を終えるかを、時空間平面に表現することができる。この、時空間平面
に対して交わる意識軸方向に、多層の時空間が存在し、意識は、全空間に広が
って存在すると仮説できる。
目に見える現象は、図1に示す時空間平面に存在するが、それを生み出す源・潜
在意識は、意識軸方向に広がる時空間に存在し、そこから、様々な心理現象を
生じ、運命を構成する。しかも、誕生と同時に発生する「呼吸」が、潜在意識と深く
関っているらしい。3)

        
  図1 時空間と生命存在形態(運命)

5.運命変更の可能性
誕生の条件は、運命の初期条件であり、多くの傾向
性を与えるが、未来における細かな出来事まで全てを定めるものではない。未来
を形成していくのは、現在の当人の生き方で、潜在意識の質や量が、未来の運
命を、今現在も作り出していると考えられる。
意識軸方向には多層時空間が存在し、そこに広がる意識が決断等で収縮し、現
在の時空間平面から別時空間に移動できれば、運命は変わると考えられる。そ
のとき働く原理が、因果律やシンクロニシティ原理で、推進力が潜在意識で働く意
思エネルギーではなかろうか。これにより、運命は変えられ、現在、過去、未来が
ともに変化すると考えられる。

6.マーフィーの法則
ジョセフ・マーフィーは、自身がかかわった膨大な人々の人生を研究して、「強く思
えば実現する」という法則を見いだしたといわれる。4) それは潜在意識をうまく
活用することに根拠を置いており、一面の真理ではある。しかし、実際は実現す
る確率は低いように思われる。坂本政道氏は、その著書「超意識」において、な
ぜ思いは、必ずしも実現しないかという命題に対し、「因果律にのっとった範囲で
のみ実現する」との仮説を提言している。5) 個人の思いに対して、道徳律のよ
うな集合無意識的エネルギーのフィルターが懸かった上で、物事は実現するのか
もしれない。

7.まとめ
人の運命は、誕生の時と場所によって傾向が決められ、潜在意識の構造が固定
されることと関係している。人の潜在意識が変われば、事象の解釈、意義が変わ
り、運命も変わる。そして、現在の事象に介入すれば、過去、未来、つまり全運命
が変わりうると考えられる。

8.参考文献
1)前田豊:「人間の潜在能力と不思議現象について」、人体科学,Vol.12(2)2003,
42-46、Vol.14(1)2005,61-65
2)小宮光二:「アガスティア近未来予言」ピースオブライフ出版、2004.12.25
3)八島高明:「占いと運命の科学」(沖縄運命科学研究所、インターネットホーム
ページ)
4)ジョセフ・マーフィー:「人生は思うように変えられる」、三笠書房 、1998.03 な
ど。
5)坂本政道:「超意識・あなたの願いを叶える力」、ダイヤモンド社、2005.1.27





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