
小児医としての私
“なんで小児科選んだの”と時々きかれます。“子ども好きだからでしょうね”、、返事につまる。(夫も娘たちも無言)やっぱり自分がチビだからかな(でもSwedenにいるとき以外自分実際shortだと自覚したことはありません??なぜか自己認識がいつも不足している!-認識力、理解力とオツムが少し変なのはル-ツをたどれば下記の理由です)、つまり手も小さいので器用だし、診察のとき触れる面積が狭いほうがいい!これもひとつの理由ですが、ちょっと今日は自分の半生を振り返りその答えを考えてみようとキ-ボ-ドに向かっています。両親への深い感謝の思いもこめて。
早産未熟児で(五百匁ってどれだけかわかりませんが調べたら1800g弱!)、田舎で産婆さんに取り上げてもらいましたが難産で逆子(全足位;足から一本ずつ引き出した)で仮死、当然股関節脱臼、黄疸。小さすぎて医者にも連れて行けず、山の中の寒い早春のことで綿にくるんで寝せてあったそうです。昔から食い意地だけははっていたのが幸いして、なんとか生き延びた、足が固まったままの児を若い両親がバスと電車を乗り継ぎ、初めて医者にみせに行ったのは夏がすぎたころだったとか。それから多治見の病院と恵那の近くの接骨院に小さな泣いてばかりいる子を連れて丸一日かけて通院する生活がつづいたようです。貧しい若い夫婦には大変だったことでしょう。奇跡的に(本当に小児科医になってからも親の話を聞いて実感します)ずいぶん遅くに歩けるようになり、いつも一番チビで、運動はまったくだめでしたが今も健康なのは両親のおかげです。小学校時代は虚弱児で両親の西洋医学信仰もあり毎日のように近くの医者通い、なにか(vitamin?)定期的に注射も受けていたようでいまも私の左腕は筋肉が壊死し大きくへこんでいます。よくぞC型肝炎に感染しなかった!消毒の匂いをかぐと、田舎町ではお大尽で特別だった竹重医院の洋館風のガラスのドア、待合室に飾ってあった赤ちゃんのウンチの見本(赤痢とかチフスとか)、裏のお庭で大きなほえる洋風の犬がいて怖かったこと、デップリしてニソっと笑いながらサヨちゃん元気と診てくれた先生、やさしく素敵だった看護婦さんを思い出します。幼稚園のころは“大きくなったらカンゴクサンになる“といつもいっていたとか。
結局、これが小児科医としての私のル-ツでしょうか。
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