
小児科の診療室から
私たち診療所の小児科診察室の一日は前日の患者さんたちの容態を心配することから始まります。下痢でぐったりして泣き声も小さかったAちゃん、帰るときは顔色がよくなっていたけれど水分は取れるようになったかしら。熱が続いて咳がひどく肺炎になっていたBちゃん、元気だったから入院せずもう少しがんばることにしたけど熱はさがったかしら。生まれてはじめて発熱した生後5ヶ月のCちゃん、突発疹ならもうそろそろ解熱して発疹がでる頃だけど。小さな診療所の小児科へ受診される子どもさんのほとんどはこうした感染症が主体の急性疾患です。小児科十数年の経験から最近思うこと、、本当に子どもさんの容態をみる一番大事な点は元気かどうか、機嫌がいいかどうかです。レントゲンや血液検査の結果で入院や点滴治療が決まるわけではありません。(もちろんプロとしての医学的知識から病気によっては即入院をおすすめする場合もありますが)病気を治すのはどんな小さな赤ちゃんでもその子ども自身です。そしてその子の質を一番知っているのはお母さんお父さんです。心配していた子どもさんが<おかげで元気になりました>とこれまた看病の疲れもみせず笑顔のお母さんと一緒に 顔をみせてくれるとスタッフ一同ほっとしてうれしくなります。みんなで心配していたんですよ。本当によかったね。お母さんお父さんごくろうさま。小児科の診療室は子どもさんだけでなく親も元気になれる外来でありたいといつも願っています。
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