
Sweden小児医療こばなし その2
同じ研究者アパ-トにすむ日本人の小学生が体育の時間に骨折した。入院には至らなかったが、病院通い、通学にはタクシ-が支給され福祉国家の本質をかいま見ることができた。
英語学校の同僚Ingeは中東出身のリッチなマダム風、スウェ-デン国籍をもち一人娘の教育に熱心だ、ある時、薬局で駆虫剤を買わなくてはとの話、聞いてみると娘にギョウ虫がいるからと。小児科医に処方されないの?と聞くと、子どもがおしりをかゆがって赤くなければギョウ虫だろうから明け方に懐中電気で肛門の周りを見て虫がいたからわかったと。日本人はそんなことでも医者にかかるのかとあきれた顔で私を見る。確かに医者にかかれば5000円だし、駆虫剤や解熱剤は処方箋なくてもドラッグストアで200円ほどで買える。う~nn、、ギョウ虫かと明け方子どもの肛門を観察する日本人の母親には(自分も含めて)出会ったことがない。そう言えば昔私の母親がそうしてたっけ。
同じ研究者アパ-トのアメリカ人主婦(医師ではない)Nancyの娘Jessica、赤い顔をして遊んでいる。見るとポツポツ水痘、カチリを塗っている様子もなく、白人なので発疹がめだつ。ナンシ-に尋ねるとchicken poxと自分で診断、もちろん小児科にみせた様子もなし、自然にかかる病気だからと。一応学校は休んでいる様子。高額なゾビラックスを処方するのは日本の小児科だけなの??
小学校で娘の健診があり、担任のDavidから呼び出しあり。おそるおそる行くと、学校医からSayokoは小児科医だから聞きたいが、おしりや背中に青あざがある日本人の子が目立つが、実は虐待されているのではないかと。このスウェ-デン人の小児科医は東洋人の蒙古斑を実際見たことがなく、この時ばかりはと、とくとくと説明した私。
(次へつづく)
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