医療小話

 赤ちゃんの発達

 生後一年間の赤ちゃんの発育、発達ほどめざましく感動的なものはありません。こんなに大きくなったね、こんなこともできるようになったねとお子様の成長、発達を確かめあうのが乳児健診(赤ちゃんの健康診断)です。

  からだの大きさ(成長)だけでなく、ものいわぬ赤ちゃんの発達を診断するにはいくつかの方法がありますが、私がみなみ子ども診療所で学んだのが児童心理学に基づく診断法です。
それがすばらしいと思うのは何ヵ月で何ができるといった発達のマイルスト-ン(指標)を追うだけでなく、次の段階の発達を見込んだ発達診断法であることです。
認識面(言語性-ことばのもととなる発達がどうか)、動作面(手指の使い方)、運動面の3方向から赤ちゃんの発達の全体像にせまります。

 たとえば生後9-10ヵ月の赤ちゃん、もちろん言葉(意味のある単語)はしゃべりませんし、歩くのもまだですが、ものまねができ、小さいものを見せた時親指と人差し指で挟むようにつまみ、両手に物をもってカチカチうちならすことができ、ハイハイがさかんであれば現時点10ヵ月で正常発達ですというだけでなく、立派に一才半のおおきな発達の壁を越えるエネルギ-がある-つまり言葉、知恵も運動も順調に発達していく-と将来をみこした発達診断ができるのです。

 大人に企業検診、市検診があるように乳児健診を受けることは赤ちゃんにとっての権利です。

 どうぞ、保健所の3ヵ月健診がおわったら、生後3ヵ月頃をめやすに乳児健診をご予約ください。

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