パラドキカル主義
失われた十年
失われた十年という言葉をきいて
楽観主義者は言う、明日から、失われない日々が始まる
悲観主義者は言う、失ったものを返してくれ
批評家は言う、失われたの十年だけだったのか
生きる
生きるという言葉をきいて
楽観主義者は言う、何かを得るために生きている
悲観主義者は言う、何かを失いながら生きている
批評家は言う、有形なものを得るために、無形な何かを失っている
自動販売機(おまけ)
日本全国の自動販売機の電気量が原発一個分だという事実を聞いて
楽観主義者は言う、自動販売機を全国に普及できる日本という国はなんて安全な国なんだ
悲観主義者は言う、人的コストの削減がエネルギー消費の増大に繋がるなんて矛盾だ
批評家は言う、抽象的な事実はいらない、求めるのは具体的な解決策なんだ
2001/08/15 Wed 靴屋のたとえ話(おまけ2)
靴を履くという習慣のない国を聞いて、
アメリカ的グローバル主義者は言う、
わが国の最良の風習を、即刻その国に普及せねばならない、と。
日本的グローバル主義者は言う、
わが国も靴を履くという悪習を打破せねばならない、と。
西欧的グローバル主義者は言う、
わが国と関係がない国なら何も関することはない、と。