ここでは、このHPのメインテーマである、『詰将棋』のルールについて説明しております。
記載に関する誤りの指摘や、ご意見ご感想ご質問がおありの方は、掲示板またはメールにてご連絡ください。(H13.4.14) ホームに戻る


詰将棋って、なに?

将棋というゲームの目的は相手の玉(あるいは王)を
捕獲することです。
そして、逃げ方がなくて、次にどうやっても玉が捕獲されてしまう状態を「詰み」といいます。
詰将棋というのは、ある局面(初形)から、途切れることなく「王手」をかけて「詰み」にするにはどうすればいいのかを求めるパズルです。

ちなみに、チェスの詰将棋では、『途切れることなく「王手」をかける』必要はありません。
これは、将棋だと持駒が使えるので、一手でもゆるむといろいろ防御されてしまうけれど、チェスでは取った駒が使えないので、防御が限定されてしまうからだと思います。

例題1
左図を詰将棋(5手詰)として解いてみましょう。

王手を連続してかける必要があります。答えは、
▲2七飛△1八玉▲1七飛△同玉▲2七竜 までとなります。

それではこれを、チェスの詰将棋だと思って、
解いてみましょう。(将棋流で言えば3手詰

チェスの詰将棋では3手詰を5手で詰める答えは不正解です。

わかりましたか?
答えは、▲2八飛!です。チェスでは王手をかけなくてもいいのです。
ほうっておくと、次に▲2七竜までです。
△2六桂なら▲同竜で、また、△同桂成なら▲1五竜 までとなります。
チェスでは持駒が使えませんので、1六に合駒が打てません。


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詰将棋の歴史

詰将棋がいつごろ誕生したのかは、よくわかっていません・・・
最も古い著作物としては、初代大橋宗桂の献上図式ですが、これは1600年頃だそうです。
この時期の作品はまだ駒が余ったり、無駄駒があったりと、現在のようなルールが確立されていませんでした。

ちなみに、チェスの詰将棋は9世紀頃にはすでにあったようです。

例題2

左図は初代大橋宗桂『将棋秘伝鈔』第1番

詰手順は、
▲7二金△同玉▲5二飛成△6二金▲6四桂打△同歩
▲同桂△7一玉▲6二竜△同玉▲5一銀△6三玉
▲5三と以下17手詰(歩2枚余る)

これは詰将棋というより単なる終盤の一手順ですね。(笑)

例題3
左図は『ПЕРВЫЕ ШАГИ В ШАХМАТНОЙ КОМОЗИЦИИ』
に9世紀の作として紹介されている図です。
3手詰(将棋で言えば5手詰)で、作者はАбу−Наим

手順は、
1.Nh5+ Rxh5 2.Rxg6+ Kxg6 3.Re6#

これではチェスプロブレムというより詰将棋ですね(笑)

あまり昔の作品を笑ってはいけませんね。偉大なる先駆者なのですから。
誠に失礼いたしました。

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詰将棋の図面って、どんなの?

詰将棋の図面は普通の将棋の図面と異なり、攻め方(=先手)の玉(あるいは王)が無い場合が多いです。
例題4
a)は攻め方の王がない詰将棋です。
b)はa)に攻め方の▲4四王を配置したもので、このような作品を「双玉作品」と呼びます。

a)の詰手順は、
▲3二飛成△同玉▲2四桂△2二玉▲3三銀△同桂▲1二馬までの7手詰です。

一方、b)では▲4四王があるため、a)の手順では失敗します

このためb)の詰手順は、
▲1二馬△同玉▲2四桂△2二玉▲1三銀△同桂▲3二飛成までの7手詰となります

また、玉方は盤面にない残りの駒全部を所有しているきまりになっています。
(当然ですが、攻め方の持駒と、攻め方の王は除きます。)
玉方はこの持駒を合駒として使うことができます。

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詰将棋の答えって?

攻め方は、どんな対応をされても詰む王手を着手します。
玉方は、王手を受ける手のうちで、詰むまでの手数がなるべく長くなる手を着手します。
さらに、玉方は、詰むまでの手数が同じならば、詰んだときに、攻め方の持駒が余らなくなるほうの手を着手します。
なお、玉方は「無駄合」となる合駒は着手してはいけません。
こういった着手の連続(=手順)により詰みに至るまでの手順が、詰将棋の答えです。

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不完全作って、何?

詰んだときに攻め方の持駒が余る場合は、不完全作です。
また、答えが存在しないか、あるいは複数見つかる場合も、原則として不完全作です。
ただ、答えが複数ある場合でも、それらの手順ががほとんど同じか、あるいは最終3手以内の場合とかは、キズとして見逃されることが多いです。
とはいっても、それが作品のテーマと密接に結びついているといった場合には、やはり大きな問題点となります。

ある詰将棋が完全か不完全か、重大なキズか軽い非限定かということは、主観的な要素があります。


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解き方のコツを教えて!


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どうしたら、早く解けるようになるの?

詰将棋を始めたばかりの人の場合は、7手詰程度の作品を100題くらい並べて、『覚える』のがいいと思います。
これは、別に芸術性の高い作品でなくて、たとえば普通の本屋に並んでいるような将棋のプロが作った作品集でいいです。
それからは、多くの詰将棋を自力で解いて、多くの手筋を学んでください。
このとき、盤駒を使うのはいいですが、動かして解かないほうがいいと思います。


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