校舎裏のキリ(桐)の花
第2校舎裏の荒れ地には、大きなキリ(桐)の木が1本あります。キリと言えば、タンスの材料として有名です。キリには、虫がつきにくい・軽い・通気性に優れているという特徴があり、この性質から、キリがタンスの材料として使われるのです。
ついこの間まで、葉っぱが1枚もない大木の枝先に、大きな紫色の花をつけていました。この時期になると、このようなキリの様子をあちこちで見かけます。弥富では、国道315号線から、丁度、城ヶ谷に下りる道の右脇に大きなキリの木が数本あり、時期を同じくして、紫色の大きな花をつけていました。
校舎裏にあるキリは、あまり人の目に触れることはないのですが、一生懸命に生きています。実は、今年の2月7日の大雪で、その大きな枝が折れてしまったのです。痛々しいその傷を残しながらも、紫の花を付けている姿を見ると、「今年もよく花を付けたね・・・」と、思わず激励したい気分でした。校舎裏のキリの木は、いろいろな境遇におかれながらも、頑張っています。弥富中の校舎と、弥富中のみんなを、いつも見守りながら・・・。

弥富で見つけた珍しいヘビ─シロマダラ─
最近のヘビ騒動で、昨年の今頃見つけたヘビの死骸について思い出しました。そのヘビは、ちょっと変わったマダラ模様の入った、小さなヘビでした。以前にも見たことがあったのですが、あまり目にすることもないヘビだったので、写真におさめて、裏山に埋めました。そのヘビの名前は「シロマダラ」。白地に黒い斑点模様があります。これがきっと名前の由来でしょう。防府にいる知り合いに尋ねると、県内ではほとんど目撃例がないとのこと。おまけに、昨年発行された『レッドデータブック 山口県の絶滅のおそれのある野生生物』という本の中にも準絶滅危惧種として取り上げられています。昨年の春の貴重な目撃例をきちんと記録に残したいとの知り合いからの要望もあり、このたび、山口県立山口博物館の機関誌にも投稿し、この3月に弥富中学校で見つかったこのシロマダラも公式に記録されました。
 やはり、弥富は自然豊かで、いろいろな生物にとって、良い環境にあると言えるのでしょうね。この自然豊かな弥富のすばらしさについて、例えばどんなことが?って聞かれたとき、このシロマダラのことや、もっといろいろな生物や自然について、具体的に魅力的に伝えられる自分になりたいものです。
弥富のトンボを追い求めて・・・
5月2日の事でした。私の知り合いで、宇部市在住のトンボ写真家の方が、弥富中学校に来られました。目的は、サラサヤンマというトンボの羽化を撮影することでした。
昨年4月24日の理科の時間に、当時1年生(現2年生)と一緒に、学校周辺の植物観察をしていたときのこと、宮崎さんが、校舎裏の溝で羽化(ヤゴからトンボになること)しているサラサヤンマを見つけたことが、今回の出来事につながっています。このサラサヤンマは、日本特産種で、山裾の薄暗い湿った土地で、幼虫時代(ヤゴ)を過ごして、春に成虫(トンボ)になる、あまり数の多くないトンボだということです。ですから、羽化の様子は滅多に見られないと言われ、来年は、弥富で是非その様子を撮影したいとの申し出があってのことでした。
この日は交流会があり、その後のことを後日聞いてみると、結局この日にサラサヤンマの羽化を見ることはできなかったということでした。しかし、来年は是非、この弥富の地で再び羽化の撮影に挑戦したいと言われていました。
今、裏の水路の周辺には、たくさんのオオカワトンボ(ヒラヒラと飛んでいる羽根が、透明や、橙色の細いトンボです)がいますが、5月末くらいからは、オニヤンマが羽化を始めます。これも、なかなか撮影ができないらしく、これも撮影したいと言われています。羽化が始まったらまた、連絡したいと思っていますので、みなさんも注意深く観察してみてください。
何事も、1つの事を達成するためには、情熱とねばり強さが必要です。トンボにかける彼の熱意を強く感じた1日でした。