大学受験を咲かせるための小論文


講義内容

1.小論文講座 第一講

2.参考資料 小論文・総合問題テーマ一覧(2004年度入試)へのリンク


 

小論文講座第一講

小論文は、一に主題、二に構成!

 

真っ白な原稿用紙を前にすると、何を書いてよいのかまったくわからなくなってしまう人がいます。言いたいことはなんとなく頭の中にあるのに、それが言葉で表せない人・・・。そういう人は、自分のことを「文章の書けない人間」と思いこんでしまうでしょう。

私はそういう人にこう言います。「小論文という科目は、書く科目ではなく、考える科目だ」と。頭の中に何も考えが浮かばない場合は、あきらめた方がいいと思います。でも、与えられたテーマに対してほんの少しでも考えがあれば、小論文として成り立つだけの文章は書けるはずです。

では、書くためにはどうしたらよいのでしょう。私は「ほんの少しでも考えがあれば」といいました。まず、テーマに対して「考え」をもつことが第一歩であり、もっとも大切なことなのです。

「考え」とは何か?それは、自分の立場をはっきりさせることです。はっきりしたテーマであれば、それに対して、肯定的な意見をもっているのか、否定的な意見をもっているのか、ということです。

実際に出題されたテーマをいくつか紹介しておきます。

「携帯電話は必要か、必要ではないか」

「大学ではアルバイトをすべきか、すべきではないか」

「人間にとって宗教は必要か、必要ではないか」

「高校生に校則は必要か、必要ではないか」

「幼稚園は必要か、必要ではないか」

このように自分の立場をはっきりさせられるテーマであれば、何らかの「考え」をもつことができるでしょう。ただし、その際に注意しなければならないことがあります。その「考え」のもととなる「理由」もはっきりさせておくことです。

「なんとなくそう思う」ではなく、「こういう理由があるからこう思う」というようにです。

例えば

A.「大学生にとっては勉強が本分だ」から、アルバイトはすべきではない。

B.「アルバイトも社会人としての経験を積むことになる」から、アルバイトはすべきだ。

というようにです。どちらの立場であっても、立派な理由が考えられます。

 

ここまでできれば、もう半分はできたようなものです。書くことが決まれば、書き進めていくのは易しいことなのです。

さて、次に考えなければならないのは構成です。構成には、いくつかのパターンがあって、テーマの性質や、制限字数などによって使い分けなければならないのですが、もっとも典型的なパターンを、次回の講座で紹介することにします。でも、今回の講座でもさわりの部分だけお話ししましょう。

小論文は、自分の「考え」を書く作業です。そして、その「考え」が相手に伝わらなければならない、言い換えれば、自分の「考え」で相手を説得しなければならない、ということなのです。

次の例を見てください。女性を口説こうとしている人の発言です。

A.「君は、とても顔立ちがいいし、スタイルも抜群で、そのうえ性格もいい・・・本当に理想の女性です。君のすべてが好です」

B.「君は、あんまり美人じゃないし、スタイルもよくない。でも、性格は他の誰にも負けないくらいいと思います」

Aのように告白された方がうれしいと思う人もいるかもしれませんが、何か誠実さに欠けるような気がしますよね。Bの方は、最初はけなされているけれど、「性格はほんとうにいい」と思えてくるでしょう。このような構成が、小論文にも活用できます。説得的な効果のある構成なのです。

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参考資料

代ゼミ 小論文・総合問題テーマ一覧へのリンク (2004年度入試)

 

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