ズームイン!!SUPERの名物コーナー(になりつつある^^)、有名作家の書斎を訪ねるシリーズ第8弾。今回は『鉄道員』の大ヒットで知られる直木賞作家浅田次郎さんの軽井沢の書斎を訪ねました。
東京の自宅と行ったり来たりしているという浅田さん。実際にお邪魔すると、東京に比べて多少不便でも、この場所に多く足を運びたくなる気持ちがよくわかりました。それは、、、
広大な庭!広大って一口に言ってもその広さは1600坪。ほとんど森です。
しかもこちら、実は、明治時代の総理大臣、桂太郎が拓いたという由緒正しい庭なんです。
庭の配置は明治時代からほとんど変わっていないそうです。
歩きながら庭をぐるっと一周案内していただきました。その場所その場所で庭の見え方が違い、幾通りもの美しさがありました。
浅田さんは執筆のときに「筆がすべることがよくある」そうなんですね。煮詰まって書けなくなることはないけれど、滑りすぎて危険だと思うことは時々あると。
そんな時、この庭を散歩して頭を冷やし、クールダウンさせるんだとか。
栗が転がっていたり、野イチゴやトリカブトが生えていたり、様々な植物に出会うことができました。時々野生のリスやサルなどがやってくるそうですよ。
こちら、庭の中心にあるコブシの木。浅田さん一番のお気に入りです。この下に直に寝そべって本を読むのが最高だとか。コケに触れるのも気持ちいいそうです。雨の日は、枝が大きくて傘のようにすっぽり覆ってくれているので濡れずにいられるんですって。非常に風格が漂う素晴らしい木でした。
この日はロケの前後で雨が降っていたのですが、雨に霞む庭も幻想的でとても素敵でした。没頭して本に目を落としつつ、ふと顔を上げると雨に煙る庭が広がっている…そんな光景を独り占めにできるなんて羨ましい限りです。

庭の木にブランコを作って揺られながら読書することもしばしば^^。
浅田さんは読書が大好き。午前中執筆をし、午後はたいていこの庭で読書をしているそうです。
読む本や気分によって読書ポジションを変えるそうなんですが、ブランコではたいてい「くだらない本」を読んでいるそうです。
くだらない本は飽きるので程酔い揺れを感じながら読むのが良いんだとか。
ところが、揺らしながらたくさん話を伺っているうちに、突然『もう揺らさないで』と言われてしまいました。
何か気にさわったことを聞いちゃったんだろうか〜(>_<)と一瞬不安になった私。
が、原因は意外なところに。
どうやら、浅田さん、子供の頃から酔いやすいタイプだそうで、遊園地のブランコは大の苦手。あくまでも、揺れは『程良い』ことが重要で、揺られすぎると本当に酔ってしまうみたいです^^。

一安心したところで私も座らせていただきました^^。
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そして、こちらが書斎。建物の2階にあります。(この窓から見下ろす庭も最高でしたよ。) 部屋には文机と座椅子、ライト以外何もありません。資料は頭に叩き込んで東京においてきてしまうそうです。資料に頼ると、本が好きなのでつい資料を「読書」してしまうため筆が進まないのだとか^^。 執筆は、特注の原稿用紙に万年筆で手書きで書かれます。パソコンは一切使いません。昔の文豪のスタイルを踏襲しているのですね。だから、椅子ではなく卓上机に向かって。服装もズボンじゃあぐらをかくのに膝が痛むからという理由で作務衣にされているこだわり様。「執筆している以外は本を読んでいる」と言う浅田さんの、文豪への尊敬の念が伝わってきます。 今でも浅田さんは他の作家の本を読んでいて、美しいと感じる文章、心に触れる文章に出会ったら、即、原稿用紙に書き写すそうです。川端康成や永井荷風は特に好きで、よく筆写するとか。 でも最後に浅田さん、 「そうやって(美しい文章を)写していると、悔しいなぁって思うんだよね。。」 |
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ロケ終了後、奥様にご馳走になりました。 実はこの奥様が素晴らしい。庭に出るときには蚊よけシートを配ってくださり、撮影の合間には「疲れたでしょう」と庭で栽培しているしその葉で作った特製ジュースを出してくださったり。本当によく気のつく方で私は爪の垢でも煎じて飲まねばと思った次第です。 また、浅田さんと本当に仲良し。 結婚生活27年。 ずーっと一緒にいるんですって。 2人の絆が目に見えてよくわかる素敵なご夫婦でした。 本当にお世話になりました! |
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