vol.11
NHK教育「サイエンス・アイ」 01年4月7日放送
取材日:3月21・27日
場所:大阪八尾空港、国立環境研究所
大気汚染の実態に迫る 都会の大気は一体どのくらい汚れているのでしょうか。謎の多い大気汚染の実態に迫ろうと30年間大気汚染の研究をしている研究者、国立環境研究所・若松伸司さんを訪ねました。花粉症に悩まされているあなた、他人ごとではありませんよ! |
まずは敵を知ろう 対策を立てるためには敵を知ることが大事・・・ということで、浮遊粒子物質(SPM)はどのようにして、どのくらいできるのかという実態調査を行います。 春の大阪は非常に空気が汚れているらしく、調査には大阪の空が選ばれました。
徹底解析
ビルの隙間ではキャビティ渦と呼ばれる渦が生まれます。このキャビティ渦の起こっているところは空気の回りがよく、大気汚染濃度も少ないのですが、高架下など空気の循環が悪い場所ではかなり高濃度の汚染が検出されていました。 研究の行方 大切なのは、空気がどのように流れているか、大気汚染濃度はどういう場所で高濃度になるのかなど、地形や建物の影響を含めた地上のデータや上空の窒素化合物やオゾンのデータを合わせて、大気汚染のメカニズムをあらゆる側面から知り尽くすこと。それが対策を立て、環境基準を見直し、将来的には、大気のよどみを少なくする都市構造の設計に役立つと考えられています。 |
| あとがき 私たちがロケに行った翌日、八尾市で殺人事件が起こりました。そしてその2日後、今度は八尾空港から飛び立った小型機が行方不明に!!私はNNN24でそのニュースを読んでいた訳ですが、何というか・・・。 そして火曜日。同じクル−でつくばロケ。若松さんを含めて「あのあと大変でしたねぇ」などと八尾空港の話をしていたその翌日、今度は茨城で爆発事故! 今度は鹿島と場所がやや離れていたけれど、私たちの行った先、行った先で何かしら出来事が起こり、何だか暗い気分になってしまいました(−_−)。 でも、明るいことというか、素敵な方との出会いが・・・。 環境研で風洞実験を担当している上原さん。 この方はこちらで風洞一筋30年という、見るからに実直な、いかにも研究者という真面目な方でした。 その上原さんにお話を伺うシーンがあったんですが、、、 インタビューのお答えをしてくださっているときは何のよどみもなく、、理路整然と非常にわかりやすくきちんとお話してくださったのに、まわしていたカメラを止めた瞬間、 「うーーーっっ、うっうっうーーっ」 と言ってギューッと目をつぶり、泣きそうなうめき声を出されたのです。 スタッフ一同ビックリして 「えっ!?どうしたんですか??」と駆け寄ると、震えた声で、、、 「きっ、緊張してぇぇ・・・」 その表情たるは、眉間にしわを寄せてやや下を向き、『アーッ、やってしまったー、どうしたらいいんだ僕はぁぁぁーーー』という心の底から打ち震えた、取り返しのつかない失敗をして神にすがっているような顔。もう、この世の終わりという悲壮感が漂っているんです。 別に難しいことを聞いているわけでもないんですよ。ただ単に実験装置や実験の概要を説明してもらったり、毎日されている事を教えていただいているだけなんです。 しかも、その落ち込みは一度や二度じゃなく、毎回だからおかしい。 おかしいなんて言っちゃいけないんだけれど、収録中の理路整然さとカメラを止めた瞬間の豹変ぶりが私たちの理解を超えていて、笑わずにはいられなくさせるのです。 確かにカメラが回っているときも、私の質問の3つ目辺り、数を重ねてくると『あなたはまだ私に質問するのか??』という表情をされていました。そんな表情をしながらも、やはり答えは的確なところが何ともいえないんですが・・・。 しかし、、、カメラの前で喋ることが、そんなにこの世の果てのような気分になることなのでしょうか? じゃぁ、こんなことを毎日のようにしている私はどうしたらいいのでしょう?? いやぁ、色々な方にインタビューする機会がありましたがこんな反応は初めてで、新鮮な気持ちになりました。上原さん、ありがとうございました!! |