ROBOT II  (その1)




手のひらにすっぽり収まるコンパクトさだが、持つとずしり重い。ボディがダイキャストなのとスプリングモーター(つまりゼンマイ)を内蔵しているため。


中央の円筒状のものがゼンマイの巻き上げノブ。


これがウワサの直角ファインダー
正しい用途は不明。


専用のフィルムカセットを入れたところ。ご覧の通り画面サイズは24×24のスクエア・フォーマット。24枚撮りフィルムで38枚程度撮影できる。


 Carl Zeissのレンズが使えるコンパクトカメラということでロボットという小型カメラには以前から目を付けていたのだが、中古カメラ屋で見かけるとそれなりに高く、なかなか購入に踏み切れなかった。2002年7月頃にドイツe-bayで8ミリカメラを落札していたが、ついでに35mmカメラのほうも覗いて見ると、初期のロボットは結構安く出ている。いくつか入札したうち、Robot II という初期型のブラックモデルをかなり安く落札できたのだった。
 ロボット・シリーズは非常に多くのバリエーションがあるのだが、落札できたRobot II は初期タイプで距離計が付いていない。ファインダーも標準(37.5mm?)だけが付いているもので、ライカだとDII かDIII のような初期型のバルナックライカに近い雰囲気がある。

 大きさは想像していたよりもコンパクトである。
 コンパクトだが造りは非常にしっかりしており、細部の工作も手を抜いていない。特にスプリングモーターの巻き上げノブ全体に施されたすべり止めの、コンマミリ単位の線刻加工は見事と言うしかない。また、この画像ではややわかりにくいかもしれないが、ボディの両側のちょうど指がかかる部分には前後ともに若干の凹みが付けてあり、デザイン上のアクセントになっているが、この工夫によりホールドしやすくなっている。
 ロボット・シリーズは全機種でレンズを交換可能だが、II にはアクセサリーシューがないので、せっかくレンズが交換できるのに標準以外のレンズは使えない(使えないわけじゃないが、フレーミングできんので使いづらい)というなかなか困ったカメラである。

 ロボットの特長は、やはりゼンマイ巻き上げできることとコンパクトである点。これは元々このカメラがスパイ活動などで隠し撮りに使うためだったかららしい。ただ、元々隠し撮り用に作られたのか、小さくて自動巻き上げだから隠し撮りに便利だってことでそういう用途に使われるようになったのかは「鶏とタマゴどちらが先か」みたいな話でよくわからない。ちなみにファインダーは光路を90度切り替えることで真横からも覗けるようになっているのだが、カメラを真横から覗いて操作しているのはものすごく変だし目立つ。

 初期型のロボットは専用のフィルムカセットを使うらしい。落札したのには付属していなかったので、とりあえず普通のパトローネも使えるようにいろいろやってみたのをこちらのページにまとめてみた。とりあえずカメラは入手したもののフィルムカセットがなくて途方に暮れている方やヘンなカメラに興味がある方はご参照いただきたい。



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