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コラートの人たち ゲストブック |

コラートの人たち
今年も新しい年がやってきました.毎年元旦の朝7時を過ぎると,コラート市内にあるお寺に,タンブンのためにたくさんの人が集まってきます.わが家とお隣のエルさん一家も,毎年タンブンに出かけます.
コラートの新年の朝は,毎年とても寒く,吐く息も白くなるほどですが,今年(1998年)はそれほど寒くなくて,いつもと違った新年になりました.
前日(つまり大晦日)から,元旦のタンブンに持っていく捧げものの準備をします.準備といっても,お米やナムプラー,魚の煮物の缶詰などを買ってきて,お米を小さなビニール袋に分ける程度ですが.これを,タンブンの時にたくさんやってくるお坊さんや子坊主さんにあげていくのです.
みんな車に乗り込んで,目指すお寺の前まで行きます.お寺の前の道の両脇には,机が並べられていて,タンブンに来た人達は,その机にタンブンの品物を乗せて,お坊さんたちがやって来るのを待ちます.7時過ぎになると,近所の檀家の一人がマイクを片手にお経を読みはじめ,みんな合掌して合唱します(笑).
今年集まった人は,そう,100人程度でしょうか?みんな今年一年の無病息災と,来世の自分がもっと良い環境に生まれるようにお願いしながら,両手をあわせて,スピーカーから聞こえるお経にあわせてモゴモゴ言っています.
このお経は,よく耳にするものですが,タイ語とは違う特別な言葉で,たぶんパーリー語に近い読みをそのままお経にしているものと,タイ語で読まれるものとの2種類があります.毎日聞くようなものではないので,なかなか覚える事ができません.
お経がすむと,お寺からお坊さんと子坊主さんがしずしずとやってきます.皆それぞれ手にたくはつ用の壷を持って,みんなが並んでいる前を歩いてきます.
やはり身分の高い人が先頭に立って,総勢20人くらいでしょうか.一番最後に並んでいるのは,12〜3歳の子坊主さんです.
一家族で持っていく捧げものの数は優に40以上はあるのですが,家族みんながいっせいに同じものを持って同じ人にタンブンしますので,先頭に近い人ほどたくさんのものをもらえることになり,後ろの方にいる子坊主さんがやって来るころにはほとんどなにも残っていない,という状況になってしまいます.
毎年のことなんですが,先頭に近いお坊さんはいつもニコニコしているのに,最後のほうの子坊主さんが何故か少ぅし悲しそうな顔をしているのは,いつももらえるものが少ないからかな,なんて思ってしまいます.エルさんに聞くと,
「大丈夫よぉ,あれはね,ああして一度もらっておいて,後でまとめてトラックに乗せてお寺に運ぶの.でね,もらった食べ物や石鹸なんかは,みんなで分けて使うの.もらった人だけが食べてしまう訳じゃないのよ」
とのこと.ちょっと安心した元旦でした.
さぁて.今日はとっても早起きしたから,もう一度寝ようかな(笑)