足関節捻挫後のリハビリ
当院で行っている足関節捻挫後のリハビリテーションをご紹介します。
当院では受傷時の捻挫の程度によって治療の方法を変えています。
![]() |
足関節の捻挫の程度が一番軽い場合には、足首を動かすと痛みが出るので、包帯固定を1〜2週間ぐらい行います。 固定している期間中も、リハビリとして、足の指先を動かす運動をします。 靴を履くときに、包帯が分厚くて靴を履きにくい場合には、テーピングに切り替える場合もあります。 |
![]() ![]() |
足関節の靭帯損傷が起こっている場合には、U字型ギプスで足首の固定をします。 単なる捻挫ではなく、靭帯が損傷している場合には、足首の不安定感が出てくるので、このようにギプス固定をします。 |
![]() |
さらに靭帯損傷の程度が酷く、痛みが強い場合にはギプス固定を行います。 特に初回捻挫の場合には、中途半端な靭帯のつき方をしてしまうと、捻挫を繰り返しやすくなるなるので、このようにして、きっちりと治すようにしたほうがいいと思います。 ギプス固定期間は約3週間を目安にしています。 |
![]() |
左の写真は「ユニバーサル」と呼ばれる装具です。 足関節の靭帯損傷をした後、スポーツ復帰するときに捻挫の再発の不安を伴うので、こういった装具で捻挫の予防を行います。 足首の底屈・背屈が制限されるので、安定感が増します。 ただ、サッカーのような足首の底屈を伴う競技には向きません。 この装具は保険適用されます。 |
![]() |
左の写真は「エバーステップ」という装具です。 上の「ユニバーサル」と同じく捻挫後の足首の固定のための装具です。 「ユニーバーサル」に比べて足首の底屈や背屈が利き、割と自由に足首を動かすことができます。 この装具も、保険適用されます。 |
こういった装具は、
学校の体育の授業中やクラブの時間中に起こった怪我については
全額保険でカバーできます。
書類手続き等が必要ですので、
そういった場合には当院スタッフや、
学校の先生にお尋ねください。
![]()
リハビリテーションの流れを
以下でご紹介します。
以下の運動は、
固定期間中からできる運動もありますし、
ギプスがはずれてから行うものなどいろいろあります。
こういったものを組み合わせて、
なるべく早くスポーツ復帰できるように
考えています。
![]() |
左の写真は足の指でビー玉をつかんでいます。 足の固定後は、足の感覚が落ちます。 ですので、こういった運動をして、足の感覚を取り戻していきます。 |
![]() |
足ゆびでタオルを手繰り寄せてきます。 こうすることで、足の内在筋の筋力強化をはかります。 これは、足関節捻挫のリハビリだけでなく、外反母趾や、扁平足などのホームエクササイズとしても行っていただけます。 |
![]() |
足のふくらはぎの筋肉や、足を下へ向ける(底屈)する筋肉の強化運動です。 足首を固定すると、底屈する力がどうしても落ちるので、このような運動を行って、筋力強化をします。 |
![]() |
すねの筋肉も、ギプス固定のために弱くなります。 ですので、左のような背屈運動を行います。 ここで使っているゴムチューブは、リハビリルームで実費でお分けしています。(1mにつき500円です。) ですので、お家でも気軽にチューブ運動を行っていただけますよ! |
![]() |
この運動は腓骨筋を強化するものです。 捻挫は、この運動と全く逆の状態で起こります。 ですので、腓骨筋を鍛えることで、捻挫をしにくくします。 |
![]() |
この運動は、ふくらはぎの強化運動です。 ギプス固定によって、弱くなっているふくらはぎの力を強化します。 この写真では平面上で両足を使って行っていますが、段差上で行ったり、片足で行うことで強度を上げていくこともできます。 |
![]() |
足首を曲げ伸ばしする力をつけ、膝と股関節も交えた足全体の柔軟性を上げることが足首の捻挫を防ぐことにつながります。 そのために、スクワットを行います。 スクワットの方法については他のページでも出ていますので、そちらのページもごらんください。 |
![]() ![]() |
左の写真は、バランスボードをつかってバランス感覚を養っています。 足関節の捻挫をすると、足首の感覚がぼけてしまい、バランスがとりにくくなります。ですので、こういった訓練を行います。 |
![]() |
ふくらはぎが硬いと、足首が深く曲げにくくなり、再び捻挫を起こす危険性が高くなります。 ですので、ストレッチ板を使ったり、お家などでは、壁や段差などを利用して、ふくらはぎ全体を延ばします。 |
足首の捻挫は、予防が大事です!
きちんと筋力強化や柔軟性をアップすることで、
繰り返し捻挫を起こさないようにすることができます。
地道なリハビリを続けることで、
怪我をしにくい体をつくりましょう!

「怪我する前にやればよかった…。」
なんていうことにならないようにしてくださいね!