ばね指
(狭窄性腱鞘炎)
弾発指(ばね指)は腱鞘炎の一種です。
「ばね指現象」がおこるメカニズムについてご説明します。
指は腱(けん)という紐によって曲げ伸ばしができるようになっています。さらには腱の浮き上がりを押さえる腱鞘というトンネルがあります。曲げ伸ばしをする際に腱は、腱鞘の中を通ります。
指の使いすぎによって腱と腱鞘の間で炎症が起こると指の付け根に痛みや腫れを生じることとなります。
さらに、病状が悪化すると腱鞘が分厚くなって腱を締め付けるようになります。すると、腱が腱鞘の中を通る際に、スムーズに通らなくなり、引っかかるような現症がおこることを「ばね指現象」といいます。
以下に治療方法についてご説明します。
まずは保存療法を行います。
(固定療法)
左の写真は親指の場合の装具です。
取り外しが可能です。
1ヶ月くらい夜間のみ固定します。
痛みが強い場合は、日中でも装具をつけてください。

示指〜小指の場合の装具です。
取り外しが可能です。
1ヶ月くらい夜間のみ固定します。
痛みが強い場合は、日中でも装具をつけてください。
(運動療法)痛みのない範囲で、反対の手で動かします。

弾発指の手術について
手術適応される場合は、1、痛みのため、仕事や家事に常に支障をきたしている場合。
2、弾発現象が強く、自力で指が伸ばせない場合。
3、固定療法を行っても、弾発現象や痛みが改善しない場合。 などです。
当院で行う経皮的皮下腱鞘切開術のメリットとしては、
1、傷跡が小さいため、縫合の必要がない。
2、早く傷が治り、水仕事などもすぐ行えるようになる。
3、日帰り手術ですみ、その後のリハビリなどもほとんど必要がない。
当院にて手術を行われた患者さんのなかには、
他院では、手術時に傷を縫合するため、入院が必要と言われたそうですが、
当院では午前中検査を行い、検査結果が良好であれば午後に手術を行い、
日帰りで治療全般が済むので地方から出向いてこられた患者さんもおられます。
他院で保存療法を行ったが、変化が見られないので、当院にて手術を行い、
リハビリは近くの接骨院で行うというケースも見られます。
