「暮らしの中の仏教語」
日常使う私たちの日本語を学んで見ませんか
解説・書写
 解説とはわかり易く説明することであり、書写とは文字通り書き写すことですね。でもこの語が使われた最初の頃は、何を解説し何を書写することだったのでしょう。法華経如来神力品には「汝等如来の滅後に於て当に一心に受持読誦解説書写して説の如く修行すべし」という句があります。この@受持A読B誦C解説D書写は、法華経を信じてこれを広める人の五つの重要な修行に他なりません。
 受持とは教えを受けて自分のものとすること。読とは文字を見ながら経文を唱えること、誦とは見ないで唱えること、解説とはゲセツと読み、人に妙法を解いて聞かせること、そして書写とは経典を書き写しとどめることを指します。天台宗ではこれを分担し、受持法師、読経法師、誦経法師、解説法師、書写法師として経文の流布にあたったことがありまして、五種法師のことばを残しました。この五つはどれも大切であり、一人でやろうとグループで分担しようと、どれも欠かすことができぬ項目です。昔はこれが大衆伝達の方法であるとともに、法が代々伝わっていく文字通りの妙法であったでしょう。今日、解説と書写は放送・出版と名を変えて大いに教えの流布に使われているところです。
 それにしてもお釈迦様は偉大な教育者でありました。受持・読・誦・解説・書写は目と口と耳と手を使って何倍もの効果で教えを記憶する方法であり、合わせて人にこれを伝える最もよい方法です。いろんな勉強に応用してみてください。@まずしっかり受けとめA声を出して何度も読みB暗記してC内容をつかみD何度も書いてみる  頭だけでなく、目と口と耳と手に覚えさせてしまうのです。いかがですか。








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