TOSS-TWO WAY/小学校/保護者会/小学校全学年/TOSS東京西部 鈴木康一


「人に認めてもらえる中で育った子は自分を大切にする」のはなぜでしょうか?

少し前になりますが『アメリカインディアンの教え』(加藤諦三著、扶桑社)という本がベストセラーになりました。
「アメリカインディアンの教え」といわれるものは次の11項目です。

@批判ばかり受けて育った子は、批判ばかりします。
A敵意にみちた中で育った子は、だれとでも戦います。
Bひやかしを受けて育った子は、はにかみやになります。
Cねたみを受けて育った子は、いつも悪いことをしいているような気持ちになります。
D心が寛大な人の中で育った子は、がまん強くなります。
Eはげましを受けて育った子は、自信を持ちます。
Fほめられる中で育った子は、いつも感謝することを知ります。
G公明正大な中で育った子は、正義心を持ちます。
H思いやりのある中で育った子は、信仰心を持ちます。
I人に認めてもらえる中で育った子は、自分を大切にします。
J仲間の愛の中で育った子は、世界に愛を見つけます。

ここでは、なぜ、「人に認めてもらえる中で育った子は、自分を大切にする」のかを、本の中から要点を整理し、書き出してみることにします。
加藤氏は本の中で、「情緒的に未成熟な親の元で育つと、他人のお気に入りになることが他人から認めてもらう方法だと子どもが信じてしまう」と述べた後、次のように書いています。

自分を偽ったということは、その人の劣等感にかなりの影響を持ちます。小さい頃、親にありのままの自分を拒否されたということは、その人の劣等感を深刻にするのです。
(中略)
実際の自分を拒否して、親が認めてくれるものになろうと努力をいくらしても、自分の中から力強さを感じることはできません。それは迎合と同じなのです。努力して目に見えた成果が上がっても自分の中には弱さを感じるだけなのです。それだけに親から実際の自分を認めてもらえた子供は幸せなのです。自分を好きになれた人は人生の何と多くの重荷から解放されていることでしょうか。親から実際の自分を認めてもらえなかった子供は、自分を嫌いになるのです。
(前掲書より)

加藤氏は心理学者で、その見地からかなり詳しく「アメリカインディアンの教え」の1つひとつに解説を加えてあります。
興味を持たれた方は、本を読んでみてください。

この章の最後は、次のような文で終わっていいます。

心に葛藤のある親は、子供が自分の思うように動かなければ怒り出します。それでいて本人は結構子供のことを心配しているような気になってしまっているのです。

心当たりはありませんか?
お互いに気をつけましょう。

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