TOSS-TWO WAY/小学校/保護者会/小学校全学年/TOSS東京西部 鈴木康一

子どもを肯定的にとらえるためには?(肯定語と否定語)

子どもを誉めて育てる方が、叱って育てるよりも良い結果が得られることはよく知られていることです。
しかし、親も人間です。
どんなに誉めようとしても、「今の子どもの姿」が肯定的に受け入れられなければ誉めることなんてできるはずがありません。
子どもを肯定的に捉えること、これはかなり難しいことのようです。
しかし、ちょっとした訓練、発想の転換をすれば、どなたでも必ずできるようになるのです。
ちょっと演習をやってみましょう。
否定語を肯定語に変える演習です。
まずは、例題から。

例題1
 (否定語)「うちの子は欲張りなんです。」→ (肯定語)「色々な事に興味をもっているのですよ。」

例題2
 (否定語)「頑固なんです」→ (肯定語) 「意志が強いんです」
                          「強い信念をもっているんですよ。」
                          「一途なんですよ。」

では、次の否定語を肯定語に直してみましょう。

1,「おしゃべりなんです」
2,「だらしがないんです」
3,「消極的なんです」
4,「短気なんです」
5,「支配的なんです」
6,「自分に甘いんです」

さて、いかがでしょうか。
答えを見る前に、考えられる答えをメモしてみてください。
1つだけでなく、思いつくものはどんどん書いてみましょう。

では、答えを示しましょう。
私の判断で示す答えもありますから、納得のいかないものもあると思います。
1つの参考にしてくだされば幸いです。

1,「おしゃべりなんです」
→「社交的なんですよ。」「話題が豊富なんです。」「感性が豊かなんです。」「情熱的なんです。」

2,「だらしがないんです」
→「融通がきくんですよ。」「おおらかなんですよ。」「自由が好きなんですよ。」

3,「消極的なんです」
→「思慮深いんですよ。」「遠慮深いんですよ。」「慎重なんですよ。」「控えめなんですよ」

4,「短気なんです」
→「時間を節約しているんですよ。」「一本気なんですよ。」「決断が早いんですよ。」「手早いんですよ。」

5,「支配的なんです」
→「リーダーシップが取れるんですよ」「面倒見がいいんですよ。」「責任感が強いんですよ。」「全体に目が届くんですよ。」

6,「自分に甘いんです」
→「自分を大切にしているんですよ。」「自分に素直なんですよ。」「自分にやさしいんですよ。」

いかがでしたか。
要は「肯定的に見ようとする気持ち」と「発想の転換」で人の見方は変わっていくということなんです。
こんな例もあります。
否定語 「自分の生き方が見つからないんです。毎日が無駄に過ぎていく様で焦ります。」
肯定語 「それだけ毎日を真剣に精一杯、自分らしく生きようとなさっているんですね。」
肯定的に人を見る事ができると、心の有り様も変わってしまうのですね。

出典:『明るいトーンの学級懇談会づくり』竹川訓由著(明治図書)



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