TOSS-TWO WAY/小学校/保護者会/小学校全学年/TOSS東京西部 鈴木康一


近視を増やした犯人は誰だ?(子どもの生活と視力)

資料1を見ると、視力の悪い子どもが年々、多くなっていることが分かります。
では、子どもの近視を増やした「犯人」は誰なのでしょう?
「睡眠時間」でしょうか?
それとも「勉強のしすぎ」なのでしょうか?
以下、いくつか資料を用意します。

<資料1>子どもの視力

平成11年度学校保健統計調査速報(文部省発表)より





<資料2>年齢別 視力1,0未満の者の割合

<資料3>子どもの睡眠時間の減少

■■■  「子どもデータバンク 激変する日本の子ども」  
■■■ 桐書房  2000年1月25日発行 V子どもの生活と遊び  
@生活時間  
●小学生の睡眠時間が17年前と比べ、28分減少  
●小学生高学年のテレビ視聴3時間以上が53%  
●「もっと睡眠時間が欲しい」が1位の中学生

<資料4>子どもの睡眠時間の割合

日本学校保健会が1992年から続ける全国の小、中、高校生を対象にした調査は、就寝時刻が遅くなり、睡眠時間は短くなる傾向をはっきり示す。小学3・4年の就寝時刻は、92年は午後9時37分(睡眠時間9時間12分)だったが、96年には同9時43分(9時間2分)に。中学生は92年の同11時10分(7時間40分)が、96年には同11時2

8分(7時間22分)となっている。【石村綾子】

[2000年1月8日毎日新聞朝刊]

<資料5>小学生の家庭学習の時間
       学研版『小学生白書』1994年、10年前と比べると・・・小学生まるごとデータより

帰宅後の勉強時間




★増えていない小学生の自宅での勉強時間

 このl0年で小学生が起きる時間が遅くなり床につく時間がさらに遅くなり、結果として睡眠時間が減るという現象が進行していたことがわかりました。では、一体何が原因で小学生の就寝時刻が遅くなり、睡眠時間を減らすことになったのでしょうか。
 そこで、小学生が帰宅してから後の過ごし方をみることにします。まず、勉強する時間です。全学年の平均でみますと、l0年前はl時間5分でした。これが現在もl時間5分になっています。受験勉強の加熱ぶりがいわれるわりには自宅での勉強時間は増えていないのがわかります。


『今、「子供」が危ない』UTAN(学研)という本の中で、お医者さんが次のようなことを言っています。

やはり、テレビゲームは目に悪いのだろう。
「テレビゲームだけが悪者ではありませんよ。目に影響を与えるという点では、読書であれ、テレビであれ、ゲームであれ、同じです。近くを見続ければ目は疲れますからね。」
近くを見続けると目が疲れることに加えて、近視が進みやすくなる。
「あえてテレビゲームが原因だというなら、ゲームは時間が長いからでしょう。うっかりすると2・3時間も画面を見続けてしまう。コマーシャルの間にちょっと視線を画面からはずすんどということすらしない。
あるいはキャラクターの動きが素早くて細かいですから、眼球もそれを追って細かく縦横に動かすでしょう。疲れますよね。
さらに大抵のゲームにはコードが付いているでしょう。これが画面からの十分な距離をとる妨げになりますね。
テレビを見るよりも、ゲームをする方が条件が良くないようだ。

「 」は岩手県盛岡医療生活協同組合・川久保病院院長 渥美健三氏の言葉。強調は鈴木。
ちなみにテレビ画面を見ることと、読書とを比べると、
「画面のちらつきがある分、文字を読むよりテレビは、目にとって負担が大きいでしょう。人間の目は律儀できてね、ギザギザしたものや、ぼんやりとかすんだものでも、はっきり見ようとして一生懸命に、働くんですよ。」
本人が意識していないところでも、目の疲労はすすんでしまうというわけだ。
「近視は素質的なものと、環境的なものとに分けられます。思うに、現在植えている近視は環境的なものでしょうね。」

「 」は岩手県盛岡医療生活協同組合・川久保病院院長 渥美健三氏の言葉。強調は鈴木。


以上、子供が環境によって近視にならないよう、家庭で気をつけてあげてください。



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