TOSS-TWO WAY/小学校/保護者会/小学校全学年/TOSS東京西部 鈴木康一
「いいところを伸ばす」「欠点を直す」、どちらが大事なのでしょうか?
このことについては意見が2つに分かれるかもしれませんが、以下に私の薦める考えを紹介します。
船井幸雄氏(船井総合研究所会長)は次のように言っています。
| どのような人でも会社でも、自他ともに認める長所が必ずあります。長所とは自信のあることでしょう。上手にできることです。得意な分野です。ついている分野です。効率の良い分野だといったらよいでしょう。こういう長所を意識的に、ぐっと伸ばすのが長所伸展法なのです。 ついているものと付きあうのですから、一挙に「つき」がつき、運が良くなります。上手に生きられるようになりますし、経営も上手にできます。試してみてください。おもしろいほど効果があがります。 ただ、ここで注意しておきます。だれもがよくやって失敗するのが短所伸展法と同様、短所補正の試みです。 『船井幸雄の人間の研究』船井幸雄著 1992年(PHP研究所) |
また、向山洋一氏(TOSS代表)は次のように言っています。
| 子どもを伸ばす2つの方法、つまり「良いところを伸ばす」「悪いところを直す」のどちらの方法がいいのだろうか。 なかには、両方必要といわれる方もいよう。 むろん、「よくないところ」を直していくほかないし、「よいところ」を伸ばすことにこしたことはない。 両方必要だ。 ただ、「教育の方針」として、どうするかといえば、どちらの方針を1つとるべきなのである。 そして、結論は決まっている。 片方の方針が正しくて、片方の方針はまちがっているのである。
人間とは、不思議なもので、「良いところ」を認められ、ほめられると,更に努力する。 自分にも心地よいものなのだから、「努力する」などと思わなくても努力してしまう。 良いところはほめられるとどんどん伸びていくのである。 そして「良いところが伸びた結果」として、それまでの「欠点」も、少しずつなくなっていく。 『学級経営の急所』向山洋一著 1994年(明治図書) |
だめ押しで、間接的ですがもう1つ紹介します。
西澤潤一氏(東北大学総長)は次のように言っています。
| ノーベル賞を受けた人たちに共通していることは、自然現象の美しさや、不思議さに心奪われ、他のことを考えたりやったりする暇もなく、夢中になったということは、誰についても言えることです。 (中略) やはり、好きなことに打ち込んでいくということが、どの受賞者の先生方の少年時代からも共通している言葉だと思います。 『好きなことをやれ』少年ジャンプ編集部 1994年(集英社) |
これは、「好きこそものの上手なれ」の典型です。。
つまり、「好きなところ」を伸ばすことも「良いところを伸ばす」と同じと捉えることができます。
出典:『明るいトーンの学級懇談会づくり』竹川訓由著(明治図書)
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