
※当院の治療に対する考え方 |
|
患者さんの病的状態およびケガ等の原因を、現代中医学弁証法(中国医学診断)に基づいて診断し、鍼灸治療(本治:原因療法+標治:局所療法)及び食養生(中医薬膳学に基づいた食養・食療・薬膳指導)を行っています。 古代中国では黄帝の食事を担当する食医という医者が上工と呼ばれて一番上の位に位置していて、黄帝の健康を保つ専門医として活躍していました。 内科、外科等の治療を担当する医者はその下の位に位置していました。 そのことはとりもなおさず、人間に必要なのは病気になってからの治療ではなく、病気にさせないための養生法(予防医学)であるということです。 私が師事した中国人医師は、【人間に一番大切なものは「食」です】と教えてくれました。 そのことが私が本格的に薬膳を学ぶきっかけになり、 現在、いわき市で唯一、国際中医師(中国・世界中医薬学会連合会認定)と 国際薬膳師(中国薬膳研究会:中国国家中医薬管理局と中国民政部が認める中国国内唯一の一級学会の認定)の二つの認定を受けて鍼灸臨床を行っております。 医食同源(食と薬は同じ作用をもつ)の考え方により、正しい食事が実践できなければ人間は健康の維持が難しくなり、やがて何らかの病的状態に陥りやすくなるため、当院では鍼灸治療と合わせて、必ず食の指導を行っております。 ツボと薬と食材は類似の作用を持っているため、対症療法(痛い所のみの治療)に終わらず、必ず原因を追究した上で、原因療法と合わせた治療を行い、健康に近づきながら症状が軽減または消失するように常に心がけております。 |
※鍼 灸 治 療 |
|
四診(望診、聞診、問診、切診)の四つをいい、色、つや、はり、形、臭い、呼吸音、症状を尋ねる、皮膚の状態を調べる、脈診、腹診、舌診などを総合して診断し証(中医診断名)を決定して舌および患部の写真等をカルテに組み入れてパソコンで管理し、通常、全身治療(1時間〜1時間30分程度)を行っております。 また鍼灸治療は副作用がなく体を健康に導きながら、病気に対する抵抗力を高めてくれます。 大人でも子供でも老人、婦人を問わずにできる、かなりすぐれた治療法であるといえます。 特に婦人病(生理痛、生理不順、月経困難証その他)、不妊症や妊婦さんの体調維持、逆子、元気な子を産むための治療、慢性病、神経痛やその他の痛みを伴う疾患、小兒の各種疾患、カゼ、老人の体調維持や健康管理などかなり広範囲に治療効果を期待できます。 【日本鍼灸師会・WHOが認めている適応症をご覧ください】 |
※接 骨 治 療 |
|
打撲、捻挫、脱臼、骨折、肉離れ等の主にケガ(感染の危険がある出血性のケガは外科または整形外科扱い)に対する治療法で、電気療法(干渉波、低周波、微弱電流、マイクロウェーブ、ホットパック等)、初回処置、後療法および固定(ソフトスプリント、シーネ、包帯、頚椎カラー、腰椎ベルト、テーピング各種)等の治療を行います。 ○基本的に健康保険が使えます。 ●当院ではケガの治療に対しても回復時間の短縮、早期復帰(スポーツ等で)などの目的で患者様の希望がある場合は鍼灸治療を併用し、早期の社会復帰を目指します。(これらは自由診療のため鍼灸治療費がかかります) |
※治 療 の 流 れ |
|
まず始めにケガなのか病的状態なのかをお聞きした後、発症から現在までの経緯等(それまで受けていた治療や症状の経過など)をお尋ねします。 その上で患者様が当院の治療を希望される場合には、ケガの治療の場合は治療方法および予後(何日ぐらいで症状の改善が可能か)に対するお話をしてご理解いただいてから治療へと進みます。 体調不良や各種の病気に対する治療では、※鍼灸治療のところにあるように四診にて総合的に弁証(中医学的診断)して治療へと進みます。 鍼灸治療を希望してこられる方は、いろいろな治療を受けてもなかなか症状が改善せずにいて、最後に鍼灸は効くだろうか?と考えて来院されたり、どなたかの紹介でこられる方が多く見受けられます。 日本では鍼灸治療はまだまだ市民権を得ているとはいえません。 効果はよくわからないが仕方がなく治療を受けに来られる方が多いですが、ほとんどの方に『もっと早くくればよかった』と言っていただいています。 ほとんど針は痛くもないし、症状も楽になり喜ばれています。 中国医学の二大治療法の一つである鍼灸をもっと広く理解してもらえたら、日本人の健康管理や病気の治療にかなり役立つのに、と考えるのは私だけではないと思います。 |
※実 際 の 治 療 の 流 れ |
|
問診表に記入⇒詳しく問診をする⇒ベッドに仰向けに寝て少し休む⇒患者さんの様子や色つやなどの観察⇒脈診・腹診・舌診(写真を撮る)を行う⇒弁証(中医学的診断)を行う⇒その後に患者様の現在の状態を西洋医学的に伝えながら中国医学ではこのような状態(証)になっています、と二本立てで説明をして⇒予後の判定(今後の予想:治療した場合としない場合の予想)をして伝える⇒そのことを患者様が受け入れて治療を希望されるときには治療へと進む(問診20分程度、或はもう少しかかることもある)。次に鍼灸治療に進む⇒終了する。 最後にその状態に適した食事のあり方(適する食材・調理法などを含めた食養・食療のあり方)を指導して終了します。 実際こういう流れで治療が進みます。一般的な鍼灸治療よりは時間をかけて治療しております。 |