IH調理器

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マンションなんかでは、火災を防ぐため(※)にいっさいガスを使わず、熱源をすべて電気でまかなっているところは多いでしょう
家を新築したときや、キッチンのコンロを取り替えてIH調理器にするお宅も多いと思いますが、これまで(海外の雑誌も含めて)目にしたことがないので、報告します
結論として、IH対応の寸胴鍋を購入する必要があります。(定価で通常の寸胴鍋の倍になります)。
沸騰するまでの時間も大差ないように思えました。ただし、 初心者向けに家庭にある大きな鍋で、キット缶を煮溶かすのなら、ガスよりスピードアップ出来るはずです

IHヒーター

あたしのうちにあるのは、AC200V、出力の大きい方(右側の◎)が2.5Kwです

寸胴鍋

ただいま、煮込んでいます
なぜか沸騰する気配はありません
ところが、かき回すと大量のホットブレイクができています
普段、IHヒーターを使って片手鍋で湯を沸かす時を思い出すと、まず鍋の底から沸騰が始まっています
それからお湯全体へ沸騰が進んでいくように見えます

ただ、沸騰までの時間はかなりかかります。(IH対応でない寸胴鍋の場合)スパージングが終わった約50度、25リットルのウオートを沸騰させるのにはウオートの比重にもよりますが、比重が高いビールですと2時間かかります。ガスの2割から5割増しといったところです。 IH対応の寸胴鍋なら、沸騰までに要する時間はガスと大して変わりません

どうしてか

右図をご覧ください
よくよく考えてみると、IH調理器の熱源に近いところだけが加熱・沸騰し、(右図の赤い部分です)加熱されたウオートが上昇(桃色)するのはいいのですが、鍋自体がウオートを冷やし(青色の部分)、ウオートを冷やしてしまうようです(流れは水色)
ガスの場合、コンロにより暖められた上昇気流が鍋全体を暖めるため、ウオート全体で沸騰するのだと思います
思わぬ副産物は、長時間煮込んだ後でも素手で鍋の握り手がつかめることです。
味はガスコンロで作ったものと比べても遜色はありません

IH対応の寸胴だと

なお、IH対応の寸胴鍋で仕込みますと、ホットブレイクやコールドブレイクなどの沈殿物が多いと、ワールプールが上手くいきません。
写真が暗くて分かりづらいのですが、残っているウオートに沈殿物が見えるかと思います。
このときに仕込んだビールは、Grepe and GranaryのMunich Hellesです
また、約4リットルのロスとなりました。

※IHヒーターでも火災の危険はあります
2006年10月9日 修正