この駄文は各ページの下部に記してある更新履歴に「未公開α版」と書いてあります。そのとおり、この文は、書くだけ書いて途中で挫折し、お蔵入りしていたものです。今回公開するに当たって、かなりの部分を修正してあります。皆さんのお役に立てれば幸いです。
なお今後順次更新していきます(と書いて自分にプレッシャーを与えておく)
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最近、あちらこちらで「手作りビールキット」なる物を見かけるようになりました。図書館でも、これに関した本を置いてあるところがあります。 |
で、説明書を見ると、1缶で8リットルのビールを造るようになっています。私がこの通り作ってみたところ、ビールに発酵できない糖分(カラメル由来の物でしょうか?)がたくさん含まれており、すごく甘いビールができたことを覚えています。飲んだ後のさわやかさがありませんでした
砂糖を700グラム加え、18リットルにするレシピもあります。しかし、出来上がりはサイダーのようになってしまいます。この風味を瓶内発酵時にプライミングシュガーを多めに入れ、炭酸でごまかしてしまうレシピも多く見受けられます。
その上、どうもビールが濁っているように思うのです。イーストのせいでしょうか?イーストの種類によってはありますが、キットビールの場合はあり得ないでしょう(ヴァイツェンー小麦を使ったビール−に適切なイーストを使った場合を除きます)。
アイリッシュモスなどの清浄材を入れないから?これも違います。ウオートの煮込み不足?これも否定しちゃいましょう。私の経験では、先ほど記した作り方ですとかえって甘ったるいビールが出来てしまいます。
これはよく「こくがある」と言われますが、ちょっと違うような気がします。水の違い?水道水で充分ですよ
日本国内で出版されているとある本は、「3〜4リットルの鍋を使い、ビールの素(キットビール)を煮溶かしたものを、冷水を入れた発酵容器に入れ、イーストを投入する」とあります。The New Complete Joy Of Homebrewing(Charlie Papazian)によりますと、「出来上がり5米ガロン(約19リットル・1米ガロン=3.785リットル)に対し、3〜4米ガロン(10〜15リットルになりますね)の鍋を使いましょう」となります。煮込み量は約4倍ですね。しかし、一般家庭で10リットル以上の鍋があるのはまれでしょう。
ビールを造りだして間もない頃、「麦芽からビールを作りますので、見に来ませんか」との誘いを受け、お手伝い(単にビールを飲みに行っただけ?)にいきました。そこで飲んだビールがうみゃぁでかんがね!この方法でビールを造ってみようとの思いを強くしたのでした。
「麦芽からビールを作る」ために必要な道具類はそろっていませんでした。とりあえず冬の間に、20リットルの寸胴鍋を買い、ウオートチラーの銅管を友人と共同購入した時点で、思いついたのが、「これらの道具を使って、キットビールを作ったらどうなるんだろ?」結果は予想以上にうまいビールになりました。皆さんのヒントになれば幸いです。
最近のBrew Your Own(Oct,2002)にも、あたしと同じ考え方の人が記事を書いていましたので、この方法も間違いではないなと思っています。
しかし、私もそうでしたが、日本の自家醸造界には「脱キットビールの道」という名文がそびえ立っています。ですから、キットビールの次はいきなり”オールグレーンでビール”となってしまい、モルトエクストラクトからビールを造ったり、また、パーシャルマッシングををやっている方はごく少数だと思います。
では、現在日本国内で比較的簡単に手に入るキットや道具で作る、私流(オレ流にはほど遠い)のキットビールの作り方をこれから詳しく紹介します。
ビール造りのステップになれば幸いです。
未公開α版 1998年12月31日
v1.0 2002年10月22日
v1.01 2002年10月28日ウオートチラー、銅管、発酵容器、打栓器、消毒液(消毒用エタノール)、ビン洗浄用ブラシへのリンクを追加
v1.1 2002年11月17日 一番最後の行を修正(作り方をいれた)
v1.2 2003年3月23日 語句の修正
v1.21 2004年2月15日 語句の修正
v2(Evolution) 2005年4月1日 全面改訂