| エル・ブルース登山 ヨーロッパ大陸最高峰(5642m)目指して ◇ 2005 : 6/20〜7/1 |
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【 左が最高峰のエル・ブルース西峰 】
この山が1000kmにも及ぶコーカサス大山脈の最高峰であり、ヨーロッパ大陸最高峰に君臨する山と知っている人は正直、
カナリの山通だと言っても過言ではあるまい!!
私もこの2月まで知らなかった。
今夏アルプスのモンブラン登頂を目指すべくヒマラヤ観光開発主催の【厳冬期・八ヶ岳登山】の計画に参加したのが
2月だった。
1人でも敢行すると言う井本さん(インストラクター)の言葉を聞いて登はん具の用意や防寒具の準備をした。
赤岳の麓:美濃戸口で会い(3人と)、赤岳鉱泉の夕食後か?3年前キリマンジャロのホロンボハットの小屋で遭遇
(井本・Nさん)したことが判った。
(詳細は八ヶ岳の記録&キリマンジャロ 参照)
その後の話で6月にエルブルースに登る事、モンブランは年老いても行ける易しい山なこと等聞いた。
女性のNさんが一緒に行こうと強く勧めてくれたが話しはうわの空だった??
帰ってから色々調べ、大変キツイ登山だが天候に左右される事や寒さ対策が必要な事等わかった。
次第に登山意欲が湧いてきた。
そうこうしているうちにNさんから申し込んだとのメールに意を決し友人のMさん共々参加することにしたのだ。
今までの海外登山に比べ日本からリーダーが付いて行く事に安心し、政情不安も何処吹く風、その時が来た。
私ながらにトレーニングを積んだつもりも改めて困難な登山を強いられた事を報告したい・・・し
6人全員登頂の快挙に、素晴らしいリーダーと仲間に恵まれたことに感謝・感激だった!!
| 1. 登山基地:ポチキ小屋へ 標高 3,750m |
| 2. エル・ブルース峰 遂に登頂成功!! |
| 3. サンクトペテルブルグ市内観光 |
1日目 ( 6月21日 ) |
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◇記録
| モスクワ | 09:10 |
国内線で約2時間20分 |
| ミネラルヌイ・ボドウイ | 11:30 |
空港 着 |
12:15 |
出発 | |
| チェゲト | 17:20 |
登山基地 標高2100m |
注:時間は現地時間(日本より5時間遅い)
前日、成田空港からアエロフロートロシア国際航空でモスクワ入りした我々6人は赤の広場近くのロシアホテルで一夜を
過ごし、
早朝国内便で2時間余、
カフカス(コーカサス)山脈の麓ミネラル・ボドウイ空港に着いた。
ターミナルビルはお粗末そのもの、壁にヒビが入り床のコンクリートは陥没し足元注意の驚くべき惨状だった。
しかも物乞いが多くいて、不気味な面構えの兄さん達もたむろしている。
ワゴン車で約4時間、舗装された2車線の道路を時速100km余の猛スピードで一路チェゲトへ向かう・・・・・
モスクワに比べ青空も顔を出し、かなり暑く半そでで充分だ。
広大な草原は見渡す限り緑に覆われ、北海道の比ではない。耕したあとがあるものの大部分は未開発地!?
1時間ほど走ったか、紛争地域に近くチェックポイントがあった。
多くの車両が簡単に通過するのに我々の乗った車は30分余の停車を余儀なくされ、写真を撮ったことで軍隊に睨まれた。
掲示板には手配写真も貼られ厳重な警備が敷かれていた。
道路両側に花畑が続く草原の路肩に一時停止し、これから行くバクサンバリーの方角を確認した。 まだまだ先は遠い・・・・
途中廃墟同然の街がいくつかあったが何をしていたのだろうか?
鉱物資源の採掘で賑わったと言うものの現ロシア体制から忘れ去られてしまったのか!ハタマタ資源が枯渇したのか・・・
そうそう、テレナウスの街にはレーニン像も草茂る公園らしき広場に寂しげにあった。
巨大な建造物ゆえよけいにその残骸が痛々しい・・・・
登山基地チェゲトに着いたのは5時を過ぎていたとは言え、明るく、日本の午前中のような錯覚に陥る。
雲が厚く空を覆いチョッピリ寂しい。
外観とはかけ離れた粗末な設備もここではホテル?
シャワー設備もお粗末でお湯も限界があるとか!またトイレの便座も一つは無く、洗面台もガタツク。
電気も暗く、キリマンジャロの帰りに泊まったタンザニアのホテルのほうがよほど設備が良かった。
これが登山基地チェゲトの標準?
ビールにワインも加わって賑やかで楽しい夕食!(以後 酒宴の楽しい日々が最後まで続く)
明日の天気を祈って9時過ぎにベッドに横たわった。
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(途中のチェックポイント) |
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(遥か向こうにエルブルースが・・) |
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(バザールのおかみさん) |
2日目 ( 6月22日 ) |
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◇記録
| チェゲト | 滞在 |
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今日はチェゲトに滞在する。
午前中は近くのアウトドアショップに出かけ帰りに、ホテル?ロビーに有ったカフェでコーヒーを飲む。
ロシアはビールよりコーヒーが高い、ちなみにコーヒー一杯60ルーブルに対しビール一本40ルーブル。
もっともそのビンは500cc?
午後曇っていたがリフトに乗ってトレッキングへ出かける。
ここでトラブルに巻き込まれ1時間余、帰りのリフトで宙吊りに・・・・・・
よこなぐり状の雪に寒さも激しく一時は最悪の状況も頭をかすめたが難を免れる事ができた。
心配な気象状況もナカナカ好転しない!
考えれば今のうち悪天候が続き、我々の登山に合わせて晴れてくれれば尚ケッコウ!!
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(ペアリフトと眼下のチェゲト村) |
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(エルブルース方向と宿泊ホテル? ) |
3日目 ( 6月23日 ) |
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◇記録
| チェゲト | 08:50 |
ホテル 出発 |
| 車〜ゴンドラ〜リフトを乗り継いで | ||
| ポチキ小屋 | 10:30 |
到着 (標高3750m) |
| 13:35 | トレーニング登山 出発 | |
| シェルター11 | 15:05 |
休憩 (標高4100m) |
| ポチキ小屋 | 17:05 |
今日はゴンドラ等を乗り継いでポチキ小屋に行く日。
不要な物をここに置いて、幾分軽くなった荷物を持ってゴンドラ駅へ。
見るからにお粗末なゴンドラに驚き、事故が起きないよう祈るだけ。我々の他にスキー客らを乗せ動いた!
乗り換え後同じようなゴンドラから今度はスキーリフトへ。
そこには多くのスキー客が列をなし、陽気なおじさんも居た。大型荷物をリフトに載せ、手荷物は自分で抱えて、時代物の座席に腰を下ろす。
ポチキ小屋は一棟6人用の鋼製で、円筒形の頑丈な建物で、9棟並び他に食堂棟や倉庫棟などもあって、かなりの人数が滞在できる。
小屋に荷物を降ろし、昼食までの自由時間、横になって休息を楽しむ。
午後、標高4100m程の所にあるシェルター11までのトレーニング登山に出かける。
燃えた小屋の直下に建つ新しい山小屋だ。
アイゼンを付け防寒着で身を包み、雪面をユックリと一列で歩いて行く。
不安定な天気が4〜5日続き、今日も雲が多い。白銀の世界は距離感が掴みにくく意外に近く感じる。
全員高度障害も無く元気にトレーニング登山を終える。
夕方7時過ぎ待望の青空が全空を覆い、待ちに待ったエルブルースの全容が姿を現わした。
見たことも無い氷河を抱いた鋭鋒が360度現れた。
宿泊者全員で歓喜の声を上げ、その素晴らしさに感動した!!
喜びに満ちたその表情は、言葉が違っても伝わってくる!
雪面の四方に歩を進め、その雄大な自然の姿を脳裏に焼き付けようと凝視した。
明日はきっと素晴らしい日になることを信じ、早めの睡眠につく。
予定を繰り上げ頂上にアタックする日なのだ。
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(ポチキ小屋内部) |
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(南に位置するドングズオルン峰:標高4454m) |
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(西方に見えた鋭鋒) |
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