犬・ねこにとって住みにくい国 日本未だに捨て犬・捨て猫が跡を絶たないこの国では、行政が税金をじゃんじゃん使って処分(殺し)をしています。無責任な飼い主が多いわけで、一見善 良な人でも犬・ねこには冷淡な人も結構います。大きくなりすぎたから、引っ越すから、飽きたから、子どもが生まれすぎたからなどの理由で犬・ねこを遺棄す ることは犯罪でもあります。犬やねこと共生していくには、それなりに人間の知恵と努力が必要です。どうも犬やねこの話になると、軟弱で本質的でないことと 思われがちですが、人間社会における弱いものいじめの構図が、最も弱い犬・ねこに見事に反映されているのです。
捨てるイコール殺すこと
飼えなくなった犬やねこを公園などに置いてきて、誰かやさしい人に拾ってもらいなさい、などと慈悲ありげに捨てる人がいますが、とんでも ないことです。車でひき逃げする人は山ほどいるでしょう。犬は法律・条例でふらふらしてたら保健所・処分場いきです。猫は犬と比べれば自由度は高いと言え ますが、動物実験業者や処分場に連れていってしまう人がいます。実際子どもの時に捨てられれば生きていくことさえ大変です。大事に可愛がられれば15年は 生きるねこも、のらねこだと3年くらいの寿命と言われています。人間が勝手に作り上げた仕組みの中で、のら犬・のらねこは締め出すものと決め、解決策とし て殺すというだけではあまりにも能がありません。
捨てるような状態になる前に
現在の最善の方法としては不妊・去勢手術の徹底しかありません。捨てられる多くは子犬・子ねこです。飼い主はオスもメスも 関係なく手術をしなければいけません。1回は生ませたいとか、不自然だからとかで手術をしない人がいるようですが、それは無責任というものです。もしもっ とたくさん飼いたいのなら、処分場で殺されていく動物を1匹でも救ってください。手術はたいていの動物病院で可能です。金額は健康保険がありませんし、獣 医によってまちまちですが、最近自治体で補助金を出すところが増えてきているので問合せてみてください。ある自治体では、手術は飼い主のモラルの問題で あって行政が助成するものではないなどと言っていますが、そのくせ処分には多額の税金を使ってるというのは何なのでしょう。たかが犬ねこのことと真剣に考 えていない証拠です。
手放すような状態になってしまったら
これは必死で新しい飼い主を探す以外にありません。たいした努力もせずに見つからなかったというのは言い訳です。ビラ・貼り紙・広告など 方法はいろいろあります。範囲も広げられるだけ広げた方がよいのですが、直接新しい飼い主を見極めてください。次の飼い主が無責任な人なら意味がないから です。本当に一生飼える環境なのか、獣医には見せてもらえるのか、しつこいくらいに確かめなければいけません。もらってもらうのだから、あまりうるさく言 いたくないというのはダメです。その後定期的に会わせてもらったり、写真を送ってもらったりできるようにもするべきです。不妊・去勢手術を済ませてから渡 すのが基本ですが、後日ということであれば、いつ手術をするのかということも確認事項です。引き渡される動物の一生は相手によって決まってしまうのですか ら。
純血種信仰って
ペットショップへ行けば、いろんな犬・ねこがいます。それぞれ種類があってかなり高額で売買されています。子犬・子ねこは確かに可愛いも のですが、高いペットを飼ってると、ちょっとは鼻が高いのでしょうか。今の日本でこれだけ犬・ねこが殺されているのに何で高いお金を出して買うのでしょ う。売られている犬・ねこにはもちろん罪はありません。自分が純血種で高いなんてことも関係ないでしょう。ただペットショップでは「商品」ですから、誰か が儲けるための道具だということです。純血を守り、どの種類がいいの悪いのなんて言うのは、人間の世界だったらナチズムと言われかねないことです。また血 を守るということで交配の際に近親相姦に近いことが行われてはいないかと心配です。生まれた子どもに奇形・病気があれば「商品」として失格ですから即処分 でしょう。職業選択の自由は認められていますから、ブリーダーやペットショップの人にやめてもらうということはできません。買う人がいるから売る人がいる のです。
おすすめの本
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「小さな友だちのために」 レナーテ・ヘロルド著 どうぶつ出版 500円
犬やねこを飼う人必携の1冊。動物愛護、不妊・去勢手術のこと、里親さがしの方法や集合住宅での飼い方など懇切丁寧に書いてあります。