北京UK参加ラポレート(2004−7−24〜8−1)初めてのUK参加でしたので、少しとまどいましたが総じて楽しい経験でした。ただ暑かったこともあり、ミネラルウォーターとビールを大量に飲んでいたら、硬水が災いしてか胃腸の調子がすこぶる良くなかったことも付け加えておきます。
宿泊は1990年のアジアオリンピックの選手村としても使われた会場から5分のHuiyuan Apartmentで、4人部屋で1泊16ユーロでした。部屋はとても快適で、全員にカードキーがあり自由に出入りできましたし、トイレとシャワーが2つあり(ひとつは浴槽付き)、ホテルなみに毎日のように掃除してくれるし、お茶や小物も変えてくれました。やはり宿泊場所は大事ですよね。安く泊まろうとすると当たりはずれがありますが、今回は大当たりでした。
4人部屋といっても2人部屋が2つあるというもので、あとの3人は全員韓国人でした。イ・チョンセさんと同室だったのでいろいろ話しました。そこの宿には韓国人が多くて、韓国の歌と踊りを披露したあとに別室で「打ち上げ」をやっていて、唯一の外国人として招かれました。実際あの見事な演技を見せてくれた人たちと一緒にビール(ジンロとか混ぜちゃう)とか飲みながら過ごしました。でも彼らはほとんど韓国語で喋ってるので、エスペラントではあまり会話できませんでしたが、中国にいながらまわりが全員韓国人(総勢20人ぐらい)という不思議な体験をさせてもらいました。演技の練習は1年ぐらいやったと言ってました。確かに韓国の演技が一番よかったですね。踊りを踊っていた女性たちのエスペラントの練習台になっていました。
私自身がベジタリアンということもあり、今回の大会では外国のベジタリアンといろいろ話ができたらいいなと思ってました。バンケードではベジタリアンのテーブルで少し話しましたが、なかなか時間もないので、翌日の夕食に会場からあまり遠くないベジタリアンレストラン天厨炒香(素食餐館)にお誘いしました。8人ほど集まって実際そこに行って中国の素食を食べました。みんなとても喜んでくれて嬉しかったです。実際そこには別のベジタリアンの人を別の日に誘ったりして全部で3回も行ってしまいました。
中国の素食と欧米のベジタリアニズムはちょっと違うもので、たまには肉じゃなくて野菜を食べようというのはベジタリアンではありません。アジアにはベジタリアンの概念が希薄です。宗教的に肉を食べないということはあるかも知れませんが、宗教とは無縁のところにベジタリアニズムは存在していると思います。Tutmonda Esperantista Vegetarana Asocio(TEVA)のkunsidoにも参加しましたが、なんか順番に喋りたい人だけが順番に喋って終わってしまい、ちょっとがっかりでしたが。
その中でアメリカ人青年のRussと仲良くなりました。彼は囲碁もやるらしく、アジアの文化にとても興味があるようです。彼とは4?5回一緒に食事しました。彼は2年前にエスペラントを始めたらしいのですが、とても流暢に話します。今回痛感したのはアジアのエスペランティストの会話力は欧米人に比べて明らかに低いということです。確かに不利なところは多いですが、アジア人でもエスペラントを簡単に話せるということを証明していかないと、エスペラントは簡単ということにはならないと思います。
欧米の人と一緒に食事をする機会が多かったのですが、私が唯一のアジア人で、店の人は私のことを絶対中国人だと思ったと思います。幸いに中国語を少し(とは言っても5年!)やっているので、なんとか注文とかはできました。(これがますます私のことを中国語が下手な中国人だと思わせたのでしょう)Ekskursoは天津に行きました。北京は今回が3回目で万里の長城や故宮などの観光地はすでに行っているので、隣の大都市天津をちょっと見てみたかったのです。また2000年の香港でのIJKで天津から多くのエスペランティストに出会った印象が強かったこともあります。でも実際は時間が足りなかったです。夕方5時までに戻らなくてはいけないという行程だったのでしょうがなかったのですが。天津の一番の印象が昼食の素食料理ということになってしまいました。上海アジア大会の扇子をそこに置き忘れてしまうというおまけつきでした。
北京中心部の近代化はすごいものですが、これが中国国内の経済的ギャップを象徴してると思います。日本ではとても考えられない値段の格差です。燕京ビールは安い所では瓶で2元ですが、高いところでは小瓶で25元もします。この10倍以上の差というのはとても日本では考えられません。共産主義の国の方が格差が大きいという現実はとても考えさせられます。よく日本の方が共産主義に近いというのもうなづける気がします。
TEVAのkunsidoで知り合った中国人女性と喫茶店で話した時、「日本にもこんなにafablaな人がいるとは知らなかった」と言われて、少し驚きました。日本人は日本人が思っているほど中国人に評判がよくないといことが改めてわかりました。特にサッカーのアジアカップの影響でもないのでしょう。私は「日本人の中に悪い人は少ない、でも問題なのは多くの人が無関心なのです」と説明しましたが、無関心というのはそれ自体免罪にはならないものです。エスペラントがアジアのためにも貢献できれば素晴らしいことだと思います。また横浜ではベジタリアンの参加者のために少しでもお手伝いができればと思っています。