島根県 隠岐諸島 知夫村(ちぶむら)
熊森顧問の研究者から 「トタン設置が一番安く、効率的」 
(2008年1月4日)
知夫村タヌキ駆除に関する経緯はこちら(2007年12月28日掲載)

タヌキによる被害防除法(2008年1月9日掲載)

島根県 隠岐諸島 知夫村(ちぶむら)
人間が持ち込んだタヌキ、年明けに大量駆除再開 

熊森顧問の研究者から 「トタン設置が一番安く、効率的」2008年1月4日(金) 

島根県の知夫村で、1941年に、もともと島にいなかったタヌキのつがいを人間が持ち込んだ結果、自然繁殖し、個体数が2000頭に増えて農業被害が起こるようになり、村が年明けに大量駆除に乗り出すことになりました。
タヌキは現在も村おこしに利用されており、一時は村が餌付けに取り組んだこともあります。
 タヌキの捕殺以外の有効な被害防除対策について、熊森顧問の研究者の先生に伺いました。

(以下、先生の話)
●タヌキは全国的に、人間による自然の乱開発や疥癬で減っています。
知夫村は、野生のタヌキがたくさん生息しているという意味で貴重な場所です。知夫村では天敵がいないためにここまで増えましたが、いつまでも増え続けるわけではなく、数が頂点に達したら、次第に減ってきます。

●全国的に、昔はどこの家でもトタンで農作地を囲っていました。野生動物と同じ地域で住むためには、それが当たり前のことでした。知夫村では家庭菜園が多く、被害補償は出ないし、あまり高い費用をかけることはできません。トタンを農作地の周りに設置するのが、一番費用がかからず、効率的な防除方法です。もちろん完璧にタヌキによる被害を防ぐことはできませんが、どのような方法でも、ある程度は仕方がありません。

・トタンは、高さが50cmくらいになるよう設置する。またタヌキは穴を掘るので、地面の下にはめこむ部分が必要。
・費用は1件につき3〜4万円だが、解体業者に頼んだら廃材を提供してもらえる可能性がある。
・ほかの地域では、シカの防護ネット設置を緊急雇用対策で実施していた。村でも、行政がタヌキを導入した責任をとって、トタンの設置費用は行政が出してはどうか。
・トタンは先が尖っているから、タヌキはジャンプしない。薄っぺらいものは超えられないだろう。網は噛み切って入ってくるので、効果はない。
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 今日の午後、村に電話しました。
(知夫村産業課の方の話)
●今年度については駆除の方針は変わらず、準備が整い次第、駆除を開始する。
開始日はまだ分からない。
●来年度、再来年度は、だいたい100万円ずつ予算をとっており、年間300頭を上限に駆除する。

■連絡先■
知夫村 村長 影原正美氏
知夫村役場 http://www.chibu.jp/
〒684−0102 島根県隠岐郡知夫村1065番地
TEL 08514−8−2211 FAX 08514−8−2093
E-Mail ocean-dream@chibu.jp
日本熊森協会事務所(2006年11月1日より移転しました)
〒662-0042兵庫県西宮市分銅町1-4(新住所) 
阪神西宮駅より北へ徒歩10分
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