特定非営利活動法人 奥山保全トラスト

奥山保全トラスト これまでの歩み(活動報告)
2006年

「文中単位:1ha=100m×100m 甲子園球場=4ha 」
平成18年12月28日(木)
第6号トラスト成功は、
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷にある
中部山岳国立公園内の82ha




平成18年12月27日(水)
第5号トラスト成功は、京都府京北の16ha


ついにトラスト地獲得、京都府会員大喜び
木屑が積んであるところより上がトラスト地
記者さんたちが大関心を示してくださった、京都府庁での記者会見
(左右に広がるトラストの中から一部を撮ったもの)



平成18年10月25日(水)
第4号トラスト成功は、
静岡県天竜川上流294ha


          
広大すぎて写真に入りきらないトラスト地      浜松市役所での記者会見



平成18年9月26日(火)

福島県トラスト候補地の資料集めにかかる。



平成18年8月31日(木)
第3号 富山県上市市千石トラスト地、
670ha売買契約完了の瞬間



日本の自然保護史上最大規模の奥山原生林トラスト実現

富山県庁で記者会見をする奥山保全トラストの一行  テレビ局も3局



平成18年8月22日(火)
第4弾  静岡県トラスト候補地294ha視察


地元の森林組合の人や内水面漁協の人たちも、トラストに協力。
木に、つい最近付いた子グマの爪あとがありました。



平成18年7月31日(月)
富山県トラスト候補地 約700ha視察






平成18年7月19日(水)
第2号 兵庫県奥山天然林120ha
 (甲子園球場30個分) トラスト完了



 日本の自然保護史上最大規模の奥山原生林トラスト実現
一番奥の雲にかかって見えない山が、トラストした天然林
日本経済新聞    http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20060718c6b1802b18.html
朝日新聞   asahi.com: ツキノワグマ保護で自然林100ha購入 西宮のNPO - 関西
神戸新聞
以上3紙が報道してくれました。



平成18年6月20日(火)
緑資源機構との分収造林の解約ができず、
京都府山林トラストお流れ


 いったん緑資源機構と分収造林契約を結ぶと、解約は困難であることが分かりました。京都府トラスト予定地で解約しようとしたら、京都府緑資源機構から、違約金を1haにつき350万円請求されました。将来、伐採して得られるであろう利益の損失まで負担してもらうと言われました。本当に350万円出せば解約してくれるのかときくと、解約は認めないのが本音のようでした。これでは山持ちが、かわいそうです。分収造林の解約ができなければ、山を売ることもできません。



平成18年5月30日(火)
大赤字の緑資源機構と林野庁


  富山県会員の話では、富山県の緑資源機構は大変な赤字ということでした。もしかしたら、林野庁だけでなく、緑資源機構本体も恐ろしい赤字なのかもしれません。人工林の手入れに人件費が掛かるだけで、国産のスギ・ヒノキは売れないのですから、当然かもしれません。林野庁も緑資源機構も、いつ、人工林化を止めるのでしょうか。野生動物たちも生きられなくなって悲鳴を上げていることですし、早く失敗国策は打ち止めにしてほしいです。
 数年後、団塊ジュニアが家を建てる時期が来るので、期待している林業家もいますが、そのとき国産材がどれだけ売れるか不明。たぶん、マンションとか洋風が好まれるため、そんなに売れないでしょう。そのあとは、少子化が続くため、建築用材の需要が増すことはもう考えられません。
 
 ちなみに、林野庁の赤字3兆8千億円は、1997年、2兆8千億円が、国により補填され、残り1兆円の赤字となりました。しかるに、この1兆円の赤字ですが、林野庁にとっては、木を売る以外に出所がありません。そういうわけで、今も、林野庁は、巨木の天然林も含め、木を切り続けているのです。それでも、毎月多額の人件費がいりますから、こんなに木を切り続け、売り続けているというのに、1兆円の赤字が、2003年には、1兆2800億円に膨らんでいるそうです。森の動物たちは、すみかを林野庁に壊され、みんな泣いています。林野庁など、もういらない。

 熊森は、民間林業者が望んでいるように、国が林業経営から撤退すること。林野庁を、森林保全庁に変え、森林保全業務のみに関わるようにすることを提案します。(机だけのエリート官僚に、林業経営を成功させることなど、どだい無理な話だと思います)



平成18年5月29日(月)
分収造林契約地とは


 京都府トラスト候補地が、難航しています。トラスト予定地の約半分が、緑資源機構との分収造林契約地です。
 緑資源機構(独立行政法人:林野庁外郭団体)との分収造林契約を結ぶと、最初少し地主にお金が出るそうですが、なんと地上権は、契約が終わる数十年間の間、山主から取り上げられてしまうことがわかってきました。
 分収造林契約とは、山主に山を提供させ、数十年後、スギ・ヒノキを売って、山分けする契約です。
利益配分は、緑資源機構5割、山主4割、森林組合1割。しかし、今、スギ・ヒノキを売っても赤字になるだけ。この制度は、実質上、破綻しています。山を取り上げられ、荒らされ、分収ゼロでは、山持ちは、泣くにも泣けません。国策が、失敗したのです。 

今も続く森林破壊:分収造林契約

 国有林は林野庁が、私有林は緑資源機構(昔の名は森林公団)が、どちらも、自然林をつぶして国土をどんどん針葉樹の人工林に変えてきました。行き過ぎたスギ・ヒノキの人工林には弊害も大きく、もう、歯止めが掛かっているだろうと思っていたら、最近でもまだ、人工林化が進んでいるようで、ショックを受けました。今、山など持っていても、1円のお金にもならない。緑資源機構に分収造林にしてもらったら、わずかだけれど契約時にお金がもらえる。残っている雑木林を差し出そうということなのだそうです。これ以上奥山の人工林化が進まないよう、何とか今残っている自然林だけでも、保全できるように、法律作成が急務です。自然林を維持したら、毎年わずかでもお金が入るとか、政治家の皆さん、自然林が残る方法をなんとか考えてください。
 林野庁のお金も、緑資源機構のお金も、みんな、私たち国民の税金なのに、私たちに相談なく森林破壊に使われていく。国民みんなで、NOの声をあげていきましょう。

 熊森は、奥山の自然林がこれ以上なくならないよう、出来る限り天然林をトラストしていきます。



平成18年5月26日(金)
富山県に700haの山が


  「熊が多いので、もう山を売りたい」と言う人を見つけて、富山支部長が会いに行きました。
 なんと700haあったそうです。「熊がいるなら買いたい」。
 価値観が違うと、こんなに評価が違います。うまくトラストできるとすごいですね。



平成18年5月19日(金)
京都トラスト予定地で境界線への杭打ち


 大雨の中、京都府トラスト候補地の境界線の確認作業が行われました。立ち会ってくださった皆さん、ありがとうございました。



平成18年5月18日(木) 

静岡県支部に続き、滋賀県支部、福島県支部も
 それぞれ、トラスト候補地を見つけたそうです。どうなるか楽しみです。



平成18年5月12日(金)
トラスト第1号誕生



  無事、富山で、トラスト第1号山林を手に入れました。
 ご協力くださった皆さん、本当にありがとうございました。記念にシバグリ6本の苗木を植えました。
北日本新聞と農業新聞に、写真入りで大きく掲載されました。
(手前がトラスト地。カラマツの苗木が植えられていたが、広葉樹に早急に植え替える予定)



平成18年5月8日(月)
トラスト1号近し


 トラスト1号は、富山支部になりそうです。いよいよ、5月12日です。今日はその準備で、忙しかったです。
 静岡支部のトラスト予定地の尾根に、風力発電の計画が上がっています。尾根をさわれば、山はおしまいです。若いスタッフが、風力発電について調べてくれています。



平成18年4月25日(水)

一番にトラスト地が誕生するのは、どの支部だろう。抜いたり抜かれたり、日々レースのようです。なんといっても、物件は広大な土地。なかなか思うように簡単に進みません。

奥山では、謄本と実際の面積が極端に違うわけ

 ○ha売ると言われたのに、登記簿を見せてもらうとその1/10haしか面積がありません。
 江戸時代までは、山は地域で共有されていたようです。明治になって、国が所有者を特定して税金をかけようと決め、所有林の面積を申告させたそうです。税金が払えないと申告しなかったところは、国有林として国に没収されたそうです。
 そうでないところは、集落で急遽、山分けを実行して個人で所有を申告。この時、奥山は、どうせ入ることもできない山だから、過少申告してしまえと、多くの人が1/10ぐらいに申告したのが、いまだに、日本では、そのままになっているのだそうです。

 この際、買うにあたって、私たちがきちんと測定しなおそうということになって、測量会社に電話をしました。
 「30haぐらいある山を、きちんと測定して欲しいのですが」
(業者の答え)
 GPS(人工衛星から撮った写真)でアバウトにやるのですか。現地に入って杭を打って歩きながら、きちんと計るのですか。きちんとするのなら、約600万円で、1年間かかります。」
「えーっ」
 せめて、登記簿だけでも、取得に当たって正しく書き換えておきたいと思って、熊森を応援してくれている司法書士さんにたずねると、
 「そんなこと、大変ですよ。正しく測量したとしても、ほぼ不可能。だって、登記簿を書き換えるには、隣接地主の実印が揃わねばなりません。今時、山は、隣接地主がどこに住んでいるのか、書き換えに協力してくれるのか、保証は何もありません。」
 「えーっ、じゃあ、日本の奥山の登記簿は、このまま、実態と大きくかけ離れたまま、今後も続いていくのですね。うーん」
 これから、奥山を買い取って聖域にしていこうとしている私たちには、ややこしい問題です。ひとつひとつクリアーしながら、進めていきます。
 
 どこかから、「NPO 法人奥山保全トラスト」を調査して欲しいと言う依頼があったようで、今日、東京の調査会社が調査に来ました。安心して帰って下さったように思います。山を売ろうかな、寄付しようかなという方は、どんな会か、調べておきたいだろうと思いますから、当然ですね。



平成18年4月21日(金) 
トラスト地を鳥獣保護区にできるのか


(行政の答え)
 鳥獣保護区というのは、狩猟者の獲物が枯渇しないように、狩猟だけを禁止するところです。そういうわけで、有害獣という名目で駆除はできますよ。自分の山を鳥獣保護区にしたいんですか。公聴会や審議会を開いて、猟友会や農業者、地元のみなさんの意見を聞いて審査しなければなりません。5年に1回しか審査しません。山主が申請したからと言って、なるものでもありません。

 そうか、鳥獣保護区って、野生鳥獣のためではなく、狩猟者のためにあったのだ。



平成18年4月17日(月)
準備を始めて、半年


 各地で奥山を買い取ってトラストしていこう!いろいろ探して、交渉して、だんだん、煮詰まってきました。一番にトラストが実現するのは、どこか。
  相手のあることなので、状況が絶えず変化し、順位が入れ替わっていますが、そろそろ第1号がまとまりそうです。会員のみなさん、もうすぐです。お楽しみに。
 今、具体的に話が進んでいる奥山  兵庫県、京都府、静岡県、富山県



平成18年3月20日(月) 
2006年春  NPO法人  奥山保全トラスト誕生!


左:兵庫県庁からの認証式 
右:西宮市法務局に届出

NPO法人奥山保全トラスト

設立趣意書

定款(抜粋)

活動報告(あゆみ)

役員名簿