雲に見る新潟県中越地震

― 東京都三鷹市にて見た空  2004.11.24作成 ―


2004年10月23日17時56分、新潟県中越地方にM6.8の地震が発生しました。
最大震度7で、山崩れや家の倒壊など大変な被害をもらす大地震でした。

地震にはそれ相応の前兆があり、雲もその一つです。地中で岩盤破壊が起きたとき、
電磁波が発生するといいます。そのとき地上にでた電磁波が空気に触れて雲になるのです。
いわゆる前兆雲、すなわち地震雲です。

雲を撮るようになって一年。雲が地震を教えてくれるのなら、なんらかの画像を撮っているはず。
そう思って撮りためた画像の中から、新潟方向の北西の空を抜きだしました。
新潟県中越地震の震源地は三鷹市から北北西335°〜340°方向です。

直接の前兆電磁波は一週間とか一ヶ月前から放射されるそうですが、もっと遡って、
1月の分から見なおしました。なぜなら、今振り返ると、そのときにすでにこの地震を予測させる現象が
あったからです。ただ経験が浅かったために、そのときには何も読みとることができませんでした。。

地震雲は、明らかにそれとわかる単独の不気味な雲だけではありません。大きな地震のとき、空全体が
騒然とします。電磁波が蔓延するからだと私は思っています。このサイトを作った目的は、たくさんの方に
そういう妖しい空を見慣れておいていただいて、直面したときに的確に判断できるよう、少しでも
お役にたてたらと思うからです。僭越とは思いますが、ここに私の経験を載せさせていただきます。


対応すると思われる地震は、方位・時間・規模予測に該当するものを
「地震発生量の信号機」「気象庁地震情報」「Hi-net」様より抜粋させていただきました。



 

 
 
2003年11月30日 12:37
雲を撮りはじめて一ヶ月たったころ、はじめて見た巨大な放射状の雲でした。
あまりの壮大さに目をみはりました。ただ、検証するまでに意識が及んでいませんでした。
改めて調べてみたのですが、数日後の範囲でこの雲に該当する地震は見当たりません。
最も近い例として
【12月16日19:48 新潟県中越地方 M3.9】があります。

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1月9日 9:38
1月9日22:05 新潟県中越地方 M4.0
     23:02 新潟県中越地方 M3.5
1月10日05:05 新潟県中越地方 M3.1
朝、勢いよく湯気がふきだしているかのような、白くて太い筋雲が南東の空へぐんぐん
延びていくのが窓から見えました。シューッと音までしそうです。なんだろうと思い
外にでて確かめると、北西の空に浮かぶひとつの雲から発生していることがわかりました。
雲を撮りはじめて日が浅かったため、これがよくあることか異常なのかわかりません。
ただ何となく奇妙な気がしました。新潟県がこの方向ということを認識した最初の雲です。

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1月29日 14:34
1月30日09:57 新潟県中越地方 M2.8
冬なのに入道雲? と目をとめました。

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2月4日 15:09
間欠泉のように噴出す雲です。最初は雲とわからず、何だろう、温泉が噴出している
みたいと思いました。東西に振り分けて入道雲の列が長く延びていっていました。

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2月5日 11:39
翌日、再び間欠泉のように噴出す雲がありました。やはり東西に入道雲がありました。

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2月7日 14:09
2月7日 15:18
また間欠泉のような雲が発生していました。規模が大きくなっていました。

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2月11日 15:47
2月11日 17:31
4日、11日のような北西の空に発生した雲が、この日はもっと規模が広がりました。空には
飛行機雲が縦横に走り、日没時には空全体が夕焼け色に染まる騒然とした一日になりました。


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2月24日 9:49
2月24日 10:14
さかんに磁気が発生しているかのような空です。

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2月25日 7:36
2月25日 13:30
朝から空が騒然としていました。空に磁気が蔓延しているのでしょうか。飛行機雲の多発する
不穏な空です。太陽のまわりに日輪ができ、その上にタンジェントアークまで出現しました。
13:30の画像の北西に見られた放射状雲ですが、ふつう放射状雲の下方は扇の要のように一点に
収束するはずが、ここでは地平と平行の横に長い線状になっています。これは、後日の画像でも
見ていただくことになりますが、この方向特有の現象です。震源地の断層との関係でしょうか。

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3月1日 21:02
夜の発生です。低空が明るんでいます。雲を撮るようになって、夜の発光と地震の
関係に気づきました。それまで北西の空にあまり発光はみなかったのですが・・・。

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3月3日 7:46
北西から巨大な放射状雲が発生していました。

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5月4日 4:55
5月5日06:40 新潟県中越地方 M2.1
     07:58 新潟県中越地方 M0.7

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5月13日 13:15
5月18日02:04 新潟県中越地方 M3.4
5月13日 14:09
5月15日17:20 伊豆諸島南部 M4.8
左の画像の雲は目がさめるくらいに艶々とした綺麗な雲でした。発生したての雲です。
右の画像は同日の南の空ですが、強い磁気を帯びた雲のときに見られる模様です。
この模様が現れると、だいたいM4以上、M5前後の地震発生になるようです。

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6月2日 10:06
6月3日18:38 新潟県上越地方 M3.1
この日も地平と平行の横に長い線状の現象が見えました。

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7月4日 18:21
7月6日16:00 新潟県中越地方 M3.6

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7月13日 18:50
この日は撮っているときからはっきり横に長い線状の雲が気になっていました。
空に縄が浮かんでいるようで、とても不思議な光景でした。

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7月26日 12:00
7月26日 18:42
左の画像は水平虹といってとても珍しい現象です。二枚とも北西の空ではありませんが、
大きな地震の前は異様な朝焼け・夕焼けなど、ふつうでない空が現出する例として挙げました。
こういう空になったあと、数日後に強い地震が起きるのが通常といわれます。
この日の異常は【7月31日00:44 千葉県房総半島沖 M5.0】の発生に対応すると思います。

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8月25日 16:29
8月26日5:02 新潟県上越地方 M2.9
こういう色、こういう質感の雲はかならず地震につながります。。艶々した金属的な色合い
をしています。私は銀灰色の雲と呼んでいます。M3.5〜M4程度の発震です。これまでの画像は
雲といっても現象のようでしたので、はじめての明らかな地震雲です。地中で地震化が明確に
なってきたのでしょうか。新潟県中越地方の地震は7月6日以来で、次の発震は
9月7日2回、8日4回、21日1回となり、それから一ヶ月何もなく過ぎて10月23日の発震となりました。

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8月31日 7:10
8月31日 8:30
8月31日 11:57
8月31日 14:10
南西からとても強い磁気を帯びた雲が大河のように流れてきました。5月13日に見た不穏な模様も
現れています。雲の発達の段階として、最初は上段のように透明感ある風のような流れですが、次第に
白さが増し下段のような鱗雲、石垣状雲に変わります。どれも綺麗で、撮っているあいだ危機感を
覚えることなくシャッターチャンスに心を奪われてしまいます。そして忘れていると数日後に大きな
地震があるのです。このときは【9月5日19:29 紀伊半島沖 M6.8】【23:57 東海道沖 M7.3】
の双子地震となりました。この双子地震が新潟県中越地震になんらかの影響を及ぼしたかもしれないと
いわれています。また、翌日9月1日に浅間山が噴火していますが、すべて無関係ではないそうです。

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9月8日 5:02
異様な気配で目がさめました。窓の外が燃えているかのような色合いです。急いでベランダにでて
撮りました。全方位画像のような赤さで、撮っているあいだも全身が赤の色でずぶ濡れに
なる感じでした。最大規模の朝焼けです。果たして数日後の9月14日、浅間山が再噴火しました。

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9月22日 15:01
巨大な入道雲です。

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9月23日 21:47
19:44 浅間山中規模噴火
浅間山中規模噴火のニュースを聞いて撮りにでました。雲に火映が反映しているような画像です。
もちろん距離的に日中の晴れた空に浅間山直接の噴煙を見ることはできません。でも、まさかと思い
つつライブ映像を見たら、画像と同じ位置関係で青い光と上空の赤い反映が写しだされていました。
この青い光は時々見ます。何だろうと不思議だったのですが、どうやら浅間山火口の反映のようです。
火口上空には電磁波が発生しているそうで、その何らかの化学反応が青い光になるのでしょうか。

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9月28日 17:29
29日 12:17 浅間山中三度目の噴火
浅間山は三鷹市から北西310°の方向です。

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9月29日 5:31
9月29日 5:33
またしても異様な朝焼けの出現です。右の画像の西側には雨も降っていないのに虹まででて
いました。翌日からの数日間M4.5クラスが全国各地に頻発し、10月6日には茨城県南部でM5.8
の地震が起きました。また、浅間山の噴火も起きています。

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9月30日 6:58

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10月1日 22:15
北西の低空が赤く発光していました。

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10月6日 16:22
磁気の吹き荒れる騒然とした空。中央に椋平虹ができています。

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10月14日 9:56

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10月16日 12:48

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10月16日 17:08
10月16日 17:19
異様な夕焼け、赤焼けでした。都心ではもっと街全体が染まるほどだったようです。宏観情報サイトに
投稿された画像の量は膨大で、如何にこの日の空が異様だったかが窺われます。【17日2:19  茨城県北部 
M5.6、3:54 M5.6】【17日8:38 小笠原北部 M5.1】
が発生しています。新潟地震1週間前です。

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10月18日 11:08
10月18日 16:59
終日飛行機雲のような細い筋雲の多発する妖しい空でした。右の画像の右端に立ち昇る
雲は長いあいだ消えずに成長していました。改めて見ると竜巻雲に見えるのですが。
給水塔をはさんで左が310°の浅間山。右が330°以北で新潟方面です。新潟地震5日前
この数日全国各地でM4.5クラスの地震が多発しています。
10月18日 16:58
8月後半から、紀伊半島沖双子地震、浅間山噴火他各地のM5規模の地震と、異常な
天変地異が続きました。それに関連して異様な夕焼け、赤焼け、虹等が多発しています。

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10月23日 新潟県中越地震当日 17:56 M7
10:21
11:25
18:23
18:24
朝、西のほうから大量の筋雲が流れて来、北西からプラズマ雲が頻繁に到来して南東へ
流れていっていました。プラズマ雲というのは強い磁気をもった筋雲で、竜のような鱗をもち、
天翔ける竜のように見えるので竜雲ともいわれます。この雲が発生するというのは発生源に
とても強い磁気があるということです。終日空は騒然としていました。11:25の雲は
振り返って今見ると明らかに巨大に放射しています。低空に横たわるうなぎのような雲は
1月に見た断層のかたちの雲と同じ意味をもっているのでしょう。ただ、この日は10:21の
ような騒然とした空模様に気を奪われていたため、ああ、やっとふつうの分厚い雲になった
程度の認識しか湧きませんでした。このとき、危ない! と感じることができる事が必要と思います。
10月23日17:56 新潟県中越地震発生 M7
下段の夜の空は地震発生1時間後のようすです。磁気が吹き荒れているようでした。

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10月27日 10:40
10月27日 10:45
新潟県中越地震発生4日後。余震が続くさなかの雲です。この雲にある畝状の模様は、最初に
通ったときには気がつかず、(雲を撮りにでたのですから、あったら気がついていたと思います。)、
5分か10分後に同じ道を戻ってきてみつけました。そして、撮っているあいだにもみるみる形が
崩れていっていました。帰宅して、まさにこの10:40にM6の余震があったことを知りました。

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あくまでも素人考えに過ぎませんが、十ヶ月間の画像をたどっての感想を記させていただきます。

新潟県中越地震を起こす源となった断層における地中の岩盤破壊は1月にはじまり、2月を
ピークに進んでいたのではないでしょうか。この時期だけにみられた地平に平行の横に長い
線状の雲は、噴出された断層の形ではないかと思うのです。よく煙草で煙の輪をつくりますが、
雲も噴出した地形の丸さでドーナツの輪のようになって浮かぶのを、映画「雲」で見ました。

本格的な地震雲となって現れるのは8月も後半になってからで、これは9月1日の
浅間山の噴火、5日の紀伊半島沖M6.8・東海道沖M7.3の時期とほぼいっしょです。
たぶんこの時期、日本列島を横断するかたちで地中で連動する何かが起きていたのでしょう。
新潟県中越地方の地震は、1月・2回、3月・2回、5月・1回、6月・4回、7月初旬・1回、
8月後半・1回、9月・8回、というふうに起きています。以降一ヶ月も無震状態が続いて、
10月23日にいきなりの強震となりました。地震雲を観察しているのに、何も前兆を捉えることが
できなかったのか悩みましたが、一ヶ月も無震が続いていたのでした。直前の前兆雲は
観測できませんでしたが、新潟や他の地域での報告がされています。

ひとつひとつの空の現象は、そのときには意味がわからず、不覚にも危険を察知することができ
ませんでした。けれど、が、「おかしい」「何か変」と思った感覚だけで撮りためた画像が、
こんなふうに意味をもってつながりました。長いスパンで見ているとわかってくることがあります。
その経験が今後の役にたっていくのでしょう。日々の観測の重要性を改めて思いました。




http://www.sonotoki.net/niigatac.html
(S◎S新潟県中越地震関連総合情報ページ)

http://www.netlaputa.ne.jp/~gfg/ear05j.html#999
(地震発生量の信号機・中部地方)

http://kobe.cool.ne.jp/promises/
(KS SKY REPORT / 日々の宏観異常を検証されているサイトです。
レポート掲示板・画像掲示板を整えていられます。
些細なことでも気持よく受け入れてくださいます。
雲、電波時計、コンパス、テレビやFM電波のノイズ、ペットの行動等、
気がついた異常があったら何でも情報を提供していただきたいと思います。)

http://homepage2.nifty.com/syounan_iku/
(地震雲観測の豊富な経験と知識の湘南IKU氏のサイトです。
紀伊半島沖双子地震、新潟地震、スマトラ地震などを個別に、
前兆雲と対応させながら綿密に掲載されていますので、とても役立ちます。)

http://homepage3.nifty.com/shirabyoushinokaze/kumowatijikino.htm
(雲は地磁気の・・・/管理人のサイト
雲の観測をはじめて作った最初のページ。経験をそのまま載せました。)


http://homepage3.nifty.com/shirabyoushinokaze/soranosyougon.htm
(空の荘厳/管理人のサイト
2004年4月と6月の前兆雲と検証結果の地震を載せています。)

空はすべての人の上に広がっています。どんなに優れた科学者でも、どんなに腕のいい写真家でも、
そこに居合わせなければ観測することができません。だから、そこに居合わせた誰かの報告が重要に
なるのです。観測者が多ければ多いほど、各々の方位をつき合わせることで情報が適格になります。
クロスした方位で震源地を確定できるのです。地震雲という呼び名は人を怯えさせますが、空は、雲は、
とても大切なことを教えてくれているのです。その声に耳を澄ませば警戒をだすことも可能になります。
被害を最小限に防ぐこともできます。いたずらに怖がるのでなく、みんなで雲からの情報を生かすことの
できる社会になったらいいと思います。

最後までご覧になっていただいて有難うございました。

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