おわら風の盆をめぐって  

                                            (03/09/14 up)






 天見三郎さん、こんにちは。

 おわら風の盆というタイトルを見て、すぐにコメントしようかと思いました が、実は、富山出身でありながら、一度も実際に見たことがないので、忸怩た る思いもあり自重していました。
 正月、五月、お盆と帰省する小生は、さすがにお盆で休んで、また9月初め に休むというわけにはいかず、毎年、今年も見送りかと溜め息をついています。 ということで、来年こそは、とここでは書いておきます(前夜祭が八月の終わ りに10日ほどに渡って開催されるので、せめて前夜祭くらいは見たい!)。
 おわら風の盆は、祭りではなく、天見三郎さんも述べられているように行事 です。たとえば、町中で放送設備などを使っておわらの歌を流して気分を盛り 上げる、などということはしない点に、その密かな思いというか自負があると か。
 時代の変遷や、マスコミでの(特にテレビ番組や舞台などの)影響もあり、 どうしても華やかなほうへと引き摺られがちですが、やはりしっとりしんみり というところに特徴があるのでしょう。
 ただ、あまりに洗練の度が進むのも、ちょっと抵抗があるのだけれど…。

 越中おわら風の盆については、公式サイトがあります:
 http://www.town.yatsuo.toyama.jp/YATSUO/KANKOU/OWARA/index.html
 この中に、おわら風の盆の歴史や胡弓についても書かれてあります。常に作 り上げられてきたこの行事の歴史には、高浜虚子や長谷川伸なども関わってい たようです。
 大猫さん(大猫さんが同郷の方とは初めて知った!)の「編み笠を取ったら 「娘」ではなかった、ということもしばしばですが……」というコメントがあ りましたが、このサイトでもあるように、「現在では、子供のころから風の盆 の演舞会に出場させる。演舞会で恥をかかないようにと一生懸命練習するので、 皆格段に上手になる。しかし、25〜26歳ぐらいで踊らなくなり、楽器に入って いく。「いい味が出せるころに、踊りをやめるなんて残念だ」と役員を嘆かせ る。」と、実際に踊るのは若い女性(男性はともかく)が多いようです。

 おわら風の盆については、他にも多くのサイトがあります:
 http://www.bionic-system.co.jp/kazenobon/3owara/

 知られているように、なかにし礼 作詞/三木たかし 作曲/若草 恵 編 曲の「風の盆恋歌」が石川さゆりの歌などで有名。「蚊帳の中から花を見る  咲いて儚い 翠芙蓉」がとっても艶っぽい。
 なかにし礼氏は、風の盆を実際に見て、死のイメージを嗅ぎ取っている。そ れゆえにこそ美しいと感じるのではという話をある名曲誕生の秘話を紹介する 番組(「そして歌は誕生した」?)で語っていた。

   作家の高橋治氏は、小説「風の盆恋歌」を書いている。この本が、テレビド ラマ化され、「風の盆」が一躍全国区になった。他にも、和久 峻三氏が「越 中おわら風の盆殺人事件 赤かぶ検事奮戦記34」を(今の時期にあわせて放送 されないものか…)、西村京太郎氏が「風の殺意・おわら風の盆」を書いてい る。どちらも絶版らしい…。そういえば、これも絶版のようだが、五木寛之氏 による「風の柩」も、「おわら風の盆」を描写したものだとか。
「越中八尾おわら風の盆 公式ガイドブック」なんていう本も出ているようだ。

   また異色なところでは、生涯「おわら絵」を描き続けた八尾町上新町の林秋 路(はやし・あきじ、1903-1974)の板画集「越中おわら風の盆(新装版)」 がある。写真集がいろいろ出ているのは、言うまでもない。

 ということで雑学的知識はいろいろあるわけですが、悲しいかな参加はおろ か、見物もしていないので、本格的なルポは、いつの日かの夢として取ってあ ります。今は、サンバ! です。



03/09/06 21:26





おわら風の盆:追伸  







 天見三郎さん、いつもこんにちはのクォークです。

 コメントを誘っているなと感じてました。まんまと誘いに乗ったというわけで す。
 来年(?)は、前夜祭での見物を考えています。大猫さんのアドバイスもある し。

「編み笠の下は詮索しないほうがいいのでしょうね」...
 いろいろ調べてみると(でも、小生が実際に見たわけじゃないけれど)、「お わらの踊り手達は、若者達が中心で、だいたい20代で引退し、唄、三味線、胡弓 などの地方(じかた)にそれぞれ分かれる」ようです。

   尚、東京の方なら、青梅宿アートフェスティバルで昨年の11月、「越中おわ ら風の盆町ながし」が行われたことを知る人もいるかもしれない。今年はどうだ ったのだろう。
 また、各地の自治体などの要請があれば、「富山民謡おわら保存会」のメンバ ーらが出向くこともあるようだ(例えば岐阜には毎年)。
 余談ですが、「特撰 越中おわら 風の盆 特別本醸造酒」なんてのもあります:
 http://www.sake-db.com/tiiki/toyama/hukuturu/hukutu-tokuetu.htm



03/09/07 04:56