(03/11/09 up)
小生の通勤途上のとある住宅街の電信柱で「エスロン」という言葉を必ずのよ
うに目にする。ちょっと上り坂の、しかも若干の曲がり角に電信柱があるので、
どうしても目に入ってしまうのである。
「エスロン」という言葉だけを読むと、ちょっと違和感を覚える。見るのが住宅
街で、なんとなく場所が合わない気が一瞬する。しかし、さすがに何度も目にし
ているので、「エスロン」というのは、住宅建材の一種で(雨とい?)、つまり
は電信柱でよく目にする広告の一種に過ぎないことは重々承知してはいる。
その通りを走り始めた最初の頃、若干でもえっという感じがあったのは、その
頃に「エシュロン」が話題になったことがあり、どうしてこんなところで「エシ
ュロン」の広告があるんだと、一瞬にもならない時間、戸惑いを感じたからなの
である。
念のために、簡単に説明しておくと、エシュロンというのは、人工衛星などを
使った米国主導の大規模な通信傍受網である。この秘密(?)組織の設置そのも
のは47年と古い。それがマスコミで大きく採り上げられることになったのは、そ
の通信傍受網が当初は共産圏の情報を対象にしていたのが、今日では商業通信や
個人向け通信も傍受していることが明らかとなったからだった。
もっと言うと、そんなことは大手マスコミは知っていたのだが、問題にしなか
った。脚光を浴びるに至ったのは、故・ダイアナ妃について、ドディ・ファイド
と一緒にダイアナ妃がパリ自動車衝突で死ぬまで傍受していたことが明らかにな
ったことが切っ掛けだったと記憶する。
やがてそのうちに、今度は、「エンロン」がマスコミで問題になった。
これも一昨年の事件なので記憶に新しいだろう。あるエンロンの副社長が、投
資組合での資産運用に失敗したり、会社に巨額の簿外債務があることが発覚した
りして、米史上最大の倒産劇を演じたのだった。
なんだ、透明性が確保されているのがアメリカの企業の優れた点だったのに、
なんのことはない、日本と似たような実情がある、それも世界的な企業であるに
も関わらず…と、一気にアメリカの会計制度への信用失墜に繋がったりした。
電信柱のエスロンとエシュロンもエンロンも関係ないのだとは、そんなことは
分かり切っているのだけど、その道を通り、その看板を見るたびに、いつもほん
の一瞬、そんな連想をしてしまう小生のワンパターンな頭が情なかったのも事実
である。
そしたら、つい先日だったが、ある閃きがあった。これでエスロンの看板を見
ても、エシュロンもエンロンも思い浮かぶことはないという妙案というか、強烈
な連想の新回路が一気に形成されたのだった。
それは何か。小生のことである。実は、エプロンという言葉だった。
何だって、エプロンだって?! そんなつまらない言葉がどうして思い浮かぶ
んだ、百歩譲って思い浮かぶことがありえるとして、エシュロンやエンロンとい
う言葉より何故に印象が鮮やかなのか? 誰もが疑問に思うことだろう。
小生も、その疑義は理解できる。実を言うと、内心、少々強引だなという気もしないでは
ないのだ。しかし、なんとなく、いつもいつもエスロンを見ると、エシュロンや
エンロンを連想する自分が嫌で嫌でならなかったのだ。管理社会とか企業倒産の闇の深さに鬱屈した思いばかりを抱かされてしまうのがうんざりなのだ。
で、小生は、エスロンというとエプロンを連想する回路を脳裏に刻み込んだの
だ。それも、何故かエプロンだけを身につけたうら若き、しかもグラマラスな女
性の姿を。
あまりにも持てない男にありがちの願望で、次元の低い連想と思われるかもし
れないが、通信の傍受でプライバシーが奪われる、不正な会計処理で企業が運営
されている、大きな企業や生保、銀行は助けられる一方で、真面目に働いた者が
バカを見る、そんな情ない社会を日々エスロンをみて連想させられるよりも、ピ
チピチの、申し訳程度の生地のエプロン姿の女体が、台所で牛蒡かニンジンを包
丁で削る姿をエスロンから連想したほうが、通勤が楽しくなるような気がしたの
だ。
そうではなかろうか。
03/08/09 02:59
[ 別にこの雑文を読んでということではないのだろうが、小生のサイトを訪れ掲示板を賑わせてくれているある素敵な女性が、この「エスロン」にちょっと絡む名前を挙げていた。
この方、自称、「自称牛込のキャメロン・ディアス」だとのこと。
うん? キャメロン・ディアスって誰? 名前はどこかで聞いたことがあるけれど、小生、ピンと来ない。
で、ネット検索。すると、ああ、あの美人でチャーミングな女優なんだと分かった。史上最強のエンジェル達の『チャーリーズ・エンジェル』や、『メリーに首ったけ』、『彼女は最高』などに出演している。
なるほど、彼女、このキャメロン・ディアスに似ていると言えば似ている。なんたって本人が言うんだから間違いない。そういえば、彼女、シャンプーのエメロンがどうしたとかも言っていたような。凄い! 「エスロン」の輪に、一気にエメロンとキャメロンの二つも加わったよ。これらに最初から気づいてたら、この「エスロンといえば」という駄文も多分、もっと中身の濃いものになっていただろう。
我が語彙と教養の不足を痛感した次第である。
(03/12/04 追記) ]

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