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[ 本稿は、内容的には富山関連の小文である。当然、本来、富山関連エッセイの頁にアップすべきだが、やや駄文調のため、余儀なくこの部屋にアップするものである。 (03/08/25 up) ] 言うまでもなく、井筒和幸監督の最新の映画: http://getup.so-net.ne.jp/ 今朝だったか、テレビをダラダラ見ていたら、その井筒和幸監督がゲストとし て招かれていて、彼らしい宣伝をしていた。 主演は、西田敏行さん、常盤貴子さん、岸部一徳さん、山本太郎さんら。折り 良くなのか、昔、交際が噂され、その後、別れた相手との再交際が週刊誌で噂さ れる常盤貴子さん、そして病気から立ち直った西田敏行さんと主役には話題の人 が。 ところで小生が気になったのは、映画の中身より、そのタイトル、つまり「ゲ ロッパ」である。この意味については、多くの芸能通の方は既に知られているだ ろう。「「ゲロッパ!」とは、ソウルの帝王"JB"ことジェームス・ブラウンの 名曲「セックス・マシーン」の歌詞"Get up"のこと。」 映画の内容は、「収監直前のやくざ組長のJBに会いたいという願いをかなえ るため弟分たちが、そのジェームス・ブラウンの誘拐を画策するコメディー映画 ということらしい: http://www.1242.com/news/wadai/getup/getup.htm そうだ、昨年秋の製作発表記者会見がワイドショーでも採り上げられていて、 小生も何故か、その時にゲロッパの意味を知ったはずだった。でも、すぐ忘れて しまい、今日、ネットで調べて、ああ、そうだったと思い出した次第である。 ところで、ゲロッパというと、すぐ連想するのは、ケロンパであろう。言うま でもないが、ケロンパというのは、キンキンこと愛川欽也を略奪愛したうつみ美 土里さんの愛称である。日本テレビの「ロンパールーム」に2代目先生として出 演したり司会したりと、その頃から、ケロンパの愛称で人気が出た。 うつみ美土里さんは「カチンカチン体操」という本を出したり、「根コンブ健 康法」を創案したり、おすぎとピーコのピーコと仲が悪いと噂されたり、極めて 多彩な女性である。 しかしながら、では、何故、愛称がケロンパとなったのかという一番、肝心な 点を、小生は知らない。 実を言うと、ここで書くのもなんだが、昨年秋の本映画製作発表記者会見に絡み、ゲ ロッパという言葉の意味が説明されていたことをすっかり忘れ、ネットで検索す れば、ケロンパと何か関連があると思っていた節がある。ま、しかし、これは些 細な余談に過ぎない。 まして、ゲロッパを、ゲロを思いっきりパッと吐く表現だと密かに、しかし結 構自信を持って思い込んでいたことを語るのは、余談の先の蛇足ということにな るだろう。 さて、そろそろ本題に入りたい。ゲロッパというと、ケロンパ。ここまでにつ いては異論を挟まれる方は少ないものと思われる。なかなか素直な流れである。 では、その先は? まさか、ミソッパなどを持ち出すわけにいかない。 今時、味噌っ歯の方がいるのだろうか。と思ったら、結構いることがネットで 検索して分かった。なんだか深刻そうなので、サイトは挙げない。関心のある方 は、ご自身で検索されたい。 実は…、実を言うと、一番、言いたいことが一点あるのである。この小文も、 そのために書かれたのだと言ってもいい。が、あまりにつまらないので、書くに 値するとは、この小生にしても思えないのだ。 しかし、文筆とは勇気の所業である。書くと決めた以上は書く。 小生の郷里は富山である。昔は貧しくて郷里を離れる人は多かった。長男だけ は田舎に残り次男などは大きくなると、外へ出て行くのが当たり前だった。富山 出身者が郷里を離れて携わる仕事というと、有名なものは、一つは売薬さん(こ ちらは生活の半分が他郷だということ)。そしてもう一つは、何故か銭湯(ここ まで書いて、この先の叙述が予想される方は、余程の洞察家である)。 別に銭湯を忌むわけではないが、富山出身者が銭湯(風呂)に携わるのは、江 戸時代からの伝統であり、洗い場の裸の男女を見たり、あるいは人の雑談をさり 気なく聞くことで、一種の諜報活動を行っていたのだ、などとまことしやかに語 られていた(少なくとも、小生はガキの頃、その話を真に受けていたし、人にも 嬉々として語っていたものである)。 さて、その洗い場にある銭湯グッズで有名なのが、ケロリンという医薬品の名 前の入った洗面器(風呂桶、ケロリン湯桶)。ちゃんとファンクラブもある: http://www.naigai-ph.co.jp/fanclub/goods.html 小生は、ガキの頃から銭湯というと富山という単純無雑な連想回路が頭に組み 込まれており、当然ながらケロリン湯桶も富山に関係のあるグッズだと思い込ん でいた。 で、ある時、友人連との雑談が富山と銭湯の話に及び、その中で、小生はその ケロリンを言おうとして、コロリン…、違うな…、そうだ! ケロンパだ! と 思い出し、盛んにケロンパ、ケロンパを連発していた。友人連は、やや唖然とい う表情を湛えながらも、小生のドジには慣れっこなもので、済ました顔で、小生 が沈黙した際に(実は、内心、何か語感がおかしいなと感じてはいた)、さり気 なく「ケロリンって、確かに日本中に広がってるよな」と間違いを訂正しつつ、 話題を逸らしてくれたのである。 友人の友情に感謝すると共に、思い込みや勘違いというのは、誰にもあるもの だと思ったのだった。 ちなみに、解熱鎮痛剤ケロリンで有名な内外薬品は、富山の会社である。 ということで、ゲロッパといえば、小生には、ケロリンなのである。 03/08/16 00:07 [ 本稿をアップした翌日、しーさんより、貴重な指摘を賜った。「ケ〜ロリン♪ケ〜ロリン♪」という有名な歌があったよね、というのである。そうだった! 小生は非常に大切な事実を忘失していた。この歌は、「サトウ八チロー作詞、服部良一作曲、楠トシエが歌う」という豪華メンバーで構成された歌なのである: http://www.naigai-ph.co.jp/fanclub/cmsong.html しかも、このサイトによると、この歌は、今も多少は限定されているが、全国的にラジオで流されているとか。思い出させてくれたしーさん、ありがとう! (03/08/27 追記) ] [9月4日付朝日新聞朝刊に「漢方五話 その4」、サブタイトルが「桶も有名 富山ブランド」というコラムが載っていた。要旨を下記に示す(というより、ほとんど丸写し。執筆者名が書いてない…): 「この桶は1963年、東京八重洲の銭湯に初めて登場。内外薬品は解熱鎮痛薬ケロリンを40年間にわたり宣伝、今や桶どころか携帯ストラップまである」 「同薬は大正時代に発売された。アスピリンに漢方生薬の桂皮を加えている。「当時新しく登場した西洋薬アスピリンは即効性があると人気を集めた。けれど化学物質で味がない。官報でなじみの桂皮を入れ、香りと胃の保護作用を付け加えたのがみそ」と藤井秀明取締役。」 小生の生年である「1954年に店頭販売が始まるまでは「富山の薬売り」に背負われて全国に広まった。」 「富山の配置薬は300年の歴史がある。輸入された漢方医学と日本古来の薬草療法が融合しながら、伝統的な富山ブランド薬をつくり出してきた。二十数種類の生薬でつくる腹の薬「反魂丹(はんごんたん)」は17世紀末に評判を博した。強心薬「六神丸(ろくしんがん)」は明治時代にできた。「ケロリンのように新しい薬と生薬を利用して配置薬をつくるのも富山ならでは」と富山医科薬科大の渡辺裕司(ひろし)・和漢薬研究所長はいう。」 「富山の薬業界はいま、新たな漢方薬づくりに取り組む。同大学が開発した9から11種類の生薬からできた滋養強壮・血流改善薬は、来年度中の発売に向け、富山県薬業連合会が手続きを進めている最中だ。」 「課題は販売戦略だ。巨大な広告費は出せない。「ケロリン桶に勝る妙案はないでしょうか」」 小生、思うに、ケロリンに相当する愛称を新薬に付し(例えば、コロリンとか…、あ、これは拙いか。お風呂場で滑っても困るし。その前に、コロリと死んでもらったらもっと困るし…。ポロリンはどうか。新しい薬だから、新しいリンということでシンリンはどうだろう。環境に配慮した爽やかさが売り物になりそうだ!)、黄色の桶のケロリンに対抗して真っ青の桶を全国の銭湯に大々的に広めるとか。 ついでながら、ケロリンは内外薬品である。似た名前の会社に内外製薬があるが、この会社は、動物用医薬品製造元であり、別の会社なので御注意を。(03/09/05 追記) ] |