(04/11/07 up)
1.高速道路二人乗り規制撤廃のニュース
2.タクシーメーターの音
1.高速道路二人乗り規制撤廃のニュース
昨年末、「高速道路でのオートバイの2人乗りを解禁する道路交通法改正案は、
またも流れてしまった」と書くしかなかった。
が、これは小生が迂闊だったのだが、どうやら、「高速道路二人乗り規制撤廃」
がほぼ決まったようである:
「高速道路二輪車二人乗り規制撤廃会議」
さる11月27日、全国オートバイ組合連合会の総会の懇親会に(高速道路二輪車
二人乗り規制撤廃会議の)スタッフが参加したのだが、その場で、同会議の吉田
純一会長より「次の通常国会にて警察庁より法案が提出される事になった」との
発表があったというのだ。
「懇親会には自民党オートバイ議連会長小里衆議院議員をはじめ多くの国会議員
の方や 警察庁、経済産業省より、関連部署の方が出席されて」いたとか。「今ま
での提出される見通しから見通しがとれ、自民党内においても合意がとれたの で
は無いかと考えら」るという。
これで、「高速道路二人乗り規制撤廃への動きは大きく加速したと言える」ら
しいのである。
小生、オートバイが趣味でありながら、このところの手元不如意でオートバイ
の雑誌を全く買っていないし、読んでもいない(読むと新車を買いたくなってし
まう)。
だから、「高速道路二人乗り規制撤廃」への最近の動きをまるでフォローでき
ていなかったのだ。
が、過日、朝日新聞を読んでいたら、あまり目立たない箇所に囲みの記事で、
「高速道路二人乗り規制撤廃」が決まったという主旨の文面を目にした。小生、
喜ぶ前に、一瞬、目を疑ったものだった。当分、日本では無理だろうと思い込ん
でいたから。諦めやすい小生の性分が出ていたのだ。
これまでの「高速道路二人乗り規制」がいかに不毛な、恐らくはオートバイに
乗ったことのない役人や政治家らの偏見の上に守られてきたかは、縷縷述べてき
た。また、上掲のサイトにも、「オートバイに乗らない方へ」として、「高速道
路二人乗り規制撤廃」の大切さ、正当さが訴えられている。
高速道路でオートバイに二人乗りすると、危険なように見えるかもしれないが、
一般道路のほうが遥かに危険なのだ。一般道路は事故の巣なのである。そんな道
を走って、夫婦が二人乗りで温泉地へ行こうにも、高速道路を使った場合より時
間を要するだけではなく、かなりの危険を覚悟しないといけない。
高速道路でのオートバイの二人乗り規制を撤廃することは、オートバイの交通
事故での死亡などを減らすことにも大きく寄与するのである。
次の通常国会を熱い期待を持って注目したい。
03/12/23 記
2.タクシーメーターの音
ある時、あるサイトで、タクシーの話題を見つけた。
事情があってタクシーを利用したら、何故かピッ、ピッ、という電子音が聞える。覗き込むと、料金が上がるたびにその電子音が鳴る、だから、電子音の響きが心臓に響くという話だった。
タクシーが話題に上ることは、その関連筋のサイトでない限りは、通常は、まずない。ないことはないが、めったにない。たまたま小生がタクシードライバーだし、ネットめぐりをする際、別にそのことを隠し立てしていないので、それなりに話題になることがあるが、それも、小生が敢えてタクシードライバーとして語ったほうがいいかなと思える場合であって、そんな場面に遭遇することは、やはり、あまりないのである。
冒頭に戻って、多少でもタクシーを利用した人であっても、ピッ、ピッ、という電子音を聞くことは、ないだろう。
そもそも、この電子音は上記したように、料金が上がる場合に鳴るわけで、基本料金内の利用しか経験がない人は、聞くこと自体がありえない。
さて、小生、冒頭のような話題が出ていると、どうしても、でしゃばってしまいたくなる。全国に数十万人はいるだろうタクシードライバーだろうが、その中でネットに関わったりする人が、どれほどいるのか、小生は分からない。が、いずれにしろ、たまたま出会ったサイトの周辺にタクシードライバーがいる、という確率は低いのだろう(断定はしない。断定する根拠もないし)。
まあ、とにかく、小生、「最近は、音がしなくなっている。このごろの料金メーターは、黙って数字を上げていく」などといった下りを読んだりすると、音がしないのは、少なくとも電子音の鳴るメーターになってからは、最近に関わらず、電子音は鳴らないのだと言いたくてたまらなくなる。
以下は、その時に、小生が寄せたコメントである:
Nさん、こんにちは。
商売柄、「タクシーメーターの音」というタイトルにピッピッピッといや、ビビビと、来ました。
小生の推測ですが、料金メーターが料金が上がるたびにピッピッと音がするのは、今の通常のタクシーでも、ありえます。
それは、どんなケースかというと、例えば、何かの拍子に、支払いのボタンを押した時です。そのままの状態で走ると、運転手への警告の意味で、ピッピッという音が一定の距離(80円相当)を走ると鳴るのです。
どういう意味での警告かというと、支払いボタンを押したということは、当然、支払い(清算)も終わっているはずなので、お客様が降りれば、次の段階として、合計ボタン、ついで空車ボタンを押す。
よって、支払いボタンを押して、尚、走行するということは、基本的に合計や空車ボタンを押し忘れているとメーターは見なすわけです。
で、ピッピッと鳴るわけですね。
支払いボタンを押したあとも尚、お客様を乗せて走りつづけるケースがありえますが、その場合は、また、実車ボタンを押すことになります。これで、実車での通常の走行とメーターが見なすわけです。
尚、支払いボタンを押したままで走っても、料金的には変わりありません。気分的にピッピッを聞きたいという方は運転手にお願いしてみたら、如何でしょう(運転手によっては断るかもしれないけど。どうも、耳障りな音なので)。
料金メーターというのは、形式が古くても、検査が当該の機関によって一定年度ごとに行われるので、料金設定はどはともかく、内部の構造(実車、支払い、合計、回送、空車、迎車など)は基本的に同じだと思われます。
でも、そのタクシーを実際に見たわけじゃないので、断言はできないけど、多分、ピッピッの音の理由は上記の通りだろうと推察します。
支払いボタンを間違って押すことがありえるのか、それについては、なかなか面倒な考察というか説明が必要なので、省略させてもらいます。
タクシー業界は、大方の業界と同様、不況の真っ只中。厳しい日々が続いています。
そうですか、 Nさんもタクシー離れですか。寂しい。
(転記終わり。以下、省略)
まあ、つまらない話題といえば、そうなのかもしれない。が、こんな些細な誤解も、誰も正さなければ、そのままに、通常でもピッピッと鳴るような状況があるのかと思い込まれたままになる。
恐らくは、これに類するかどうかは別として、タクシーへの正解・不正解はともかく、さまざまなイメージ・偏見・期待・好悪の念が持たれているに違いない。
そもそも、タクシーを扱った本が世に流布していないわけではないが、時にあまりに突飛な記述が見られたりする。未だにタクシードライバーを雲助紛いに見なす人もいる。それも、裁判官にである。
と、その前に、雲助とは、どういうものなのか、語っておく必要があろうか。
「知恵袋.com」の「東海道五拾三次 保永堂版 箱根 湖水図」の頁を覗きつつ、説明しておこう。
そこでは、雲助は、「往時の雲助は箱根越えの人々の荷物などを運んだ住所不定の人足を指し、時に暴力を働いたり、脅しや喧嘩などの問題が絶えなかったことから、どちらかといえば悪い意味に取られている」と説明されている。
その上で、「箱根の暴れん坊“雲助”のちょっといい話」が紹介されていて、これは小生にはちょっとした発見だった。その話題の主は、松谷久四郎という西国大名の剣道指南役であった大酒のみの武士である。
せっかくなので、松谷久四郎なる武士のことをネットで調べてみる。「雲助徳利の墓」があり、「酒が元で国外追放となり流れ着いた箱根で雲助の仲間となった」、そして、「久四郎はもともと文武両道の達人だったため雲助を助けて雲助達の信望を集め彼が亡くなった後雲助仲間が金を出し合って墓を建てて供養したという」のである。
さすがに、小生には真似ができないような立派な雲助もいたわけである。
もう、雲助という言葉も死語に近付きつつあるのかもしれない。一部の偏見に凝り固まった役人やそれに類する妙にプライドばかりが高い人たちを除けば。
[雲助:
江戸時代に、宿駅、渡し場、街道筋を舞台に、荷物の運搬や、川渡し、駕籠(かご)かきなどを生業とした、住所不定の道中人足をいう。
雲介、蜘蛛助とも書き、浮き雲のように住所が定まらないからなど、語源にはいくつかの説がある。近世に農民が助郷の夫役を代銭納するようになると、農民の労働力に依存できなくなった宿場では、専従の人足を必要とした。1686年(貞享3)幕府は廻状(かいじょう)で、出所の知れた浮浪人の日雇人足への採用を許可している。この宿場人足は、幕府の御定賃銭を問屋場(といやば)から支払われ、問屋場裏の人足部屋に起居し部屋頭(へやがしら)の支配を受け、部屋人足ともよばれた。道中筋でたかりや人殺しなどを行い、「ごまのはい」と同じく無宿の悪漢とされた雲助は、この宿場人足とはいちおう別の、個人の営業によるものである。荷物や駕籠を担いで道中を行くとき雲助が歌った唄を雲助唄という。<片岸博子>
『NIPPONICA 2001』より(04/11/07 up時追記)]
余談だが、「提灯殺しのガード」があるのをご存知だろか。興味のある方は、覗いてみてもらいたい。
ちなみに、小生、大田区中央2丁目JRガード下で提灯(行燈)を擦ったことがある。やっちまったと思ったものだ。
小生、繰り返すが、これでもタクシードライバーの端くれである。端くれというのは、タクシードライバーとしても、目立たない、冴えない奴なので、仕方ないのだ。でも、真面目にはやっているのだ!
この日記においても、折々は、タクシーやタクシードライバーのこと、更には交通事情のことにも触れたい。おっと、オートバイ(乃至はスクーター)のライダーとして、その関連のことも、触れるだろう。
念のために付言すると、我がホームページに、「タクシーとオートバイの部屋」を先週、開設したばかりである。まだ、掲載してある文章は少ないが、追々、充実していくものと思っている。
[本稿は、ブログ日記(04/10/26)より転記したものである。]
October 26, 2004 記

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