試合観戦記
2002シーズン第1回・4月13日(土)
対福岡ダイエーホークス(西武ドーム)
L 3 - 6 H
この日の先発は開幕2試合目の札幌ドームで初完封勝利を挙げ、故郷に錦を飾った三井(ちなみにライオンズにおいて日本人左腕の完封は8年ぶりくらいのことらしい)。というわけで今日も勝利が期待できた……はずなのだが。
1点をリードされた5回の裏、ここで入団6年目の古屋がなんとプロ入り初ホームランで同点に。これで西武ライオンズの30歳以上の野手でホームランを打ってないのは上田しかいなくなってしまった。しかも上田は500試合以上出場してるのに……(ただし守備固め専属要員だから、なかなか打席が回ってこないのも一因)。話がそれたが、とにかく古屋の初ホームランを生で見られたのは貴重であった。
しかしこの後、再びダイエーにリードを奪われてしまう。このまま万事休すか?と思っていたら9回裏の土壇場で和田が起死回生の2ランホームランで同点とし、延長戦に突入。しかし11回の表、抑えとして登板したはずの森が大誤算で、エラーもあり気づくと3点を失って試合の流れが決定。
中継ぎで登場した若手の鳥谷部などが好投していただけに、この負けはちょっと惜しい。しかし、4回表に取られた点を5回裏に返し、8回表に取られた点を9回裏に返しているので、ひょっとして12回裏の攻撃があればカブレラの満塁ホームランで奇跡的な逆転勝利になっていたかも(そんなわけない)。
2002シーズン第2回・6月15日(土)
対千葉ロッテマリーンズ(秋田市営八橋球場)
M 1 - 11 L
2000シーズンの対オリックス戦(神戸)以来のビジター観戦となったこの試合。わざわざ特急代まで出して盛岡から秋田まで足を運んだ。駅前からバスに乗ること数分、八橋球場に到着。プロ野球フランチャイズでない地方球場に行くのはもちろん初めてであり、雰囲気としてはそこら辺の市民グラウンドと大して変わらない。なのに、入場料は何と外野席の当日券で2500円。普段プロ野球を開催しないからといって、これは暴利だろ。西武ライオンズファンクラブなんて3000円出して入会すれば6回も試合を見に行けるというのに。これで主催の秋田テレビ(地元のテレビ局)は一体どれだけ儲けてるんだろうか。
さて、梅雨時でもあり天気が心配されていたが、案の定小雨が降ってきた。しかし、この程度なら大丈夫、というわけで試合開始まで10分を切り、両軍監督への花束贈呈などのイベントが始まった。そして試合開始まで5分を切ったその時!それまで小康状態だった雨は一気に土砂降り。試合開始を見合わせるという場内アナウンスが。考えたら前回神戸へオリックス戦を見に行った時も雨という天気であり、屋根なし球場に行こうとすると雨が降るのはなぜなんだろう。
しかし、15分くらい待つと雨は小降りになってきて、1時半頃にはほぼ止んでグランド整備に移れる状態になった。結局、13時からの試合開始予定は1時間遅れ、14時からのプレーボールとなった。雨はすっかり止み、雲の隙間から薄日が差している。しかし雨で試合開始が遅れたとなると2年前の負けを思い出してしまうので、その辺、今日の先発である新外国人投手・張(チャン)の調子が気になるのであった。
しかし試合は初回にいきなり3点を先制。これはいけるか!? と思ったらその裏、いきなり張はノーアウトでランナーを2人も抱えるピンチ。やはり2年前と一緒だよオイオイと思ったのも束の間、あわやポテンヒットかと思われた当たりを大友が回転しながらキャッチするファインプレー。一瞬柔道の前回り受け身かと思った(笑)。しかしこの後大友は変な体勢でボールをキャッチしたために肩の調子がおかしくなったらしく、違和感を取るためか腕をグルグル回していた。しかしこれで張は立ち直り、初回のピンチを無得点でしのぐと2回にはさらに2点追加、そして4回には阪神から移籍のエバンスが満塁ホームランを放ち試合は決定。その後松井の2打席連続ソロホームランで2点を追加し、最後千葉ロッテは初芝のホームランで1点を返して完封は逃れるも11対1の圧勝。しかしあまりにワンサイドゲームだったためか、試合が終わる頃には観客は半分以下に減っていてかなり寂しい状態だった。ちなみに松井はこれで今シーズン13本ホームランを打ったことになるが、これで巨人の松井のホームラン数に並んだことになる(笑)。
ところで、この八橋球場、グラウンドは両翼100m、センター122mの広さを誇るが、外野の芝生観客席はとっても狭い。これなら場外ホームラン出るんじゃないかと思っていたら2回表にカブレラが場外へ特大「ファウル」。あわや外にあった焼きそば屋の屋台にぶつかるかの勢いであり、これはカブレラ場外が期待できる!と思ったら次の打席で腰の不調とやらで犬伏に交替。結局、場外ホームランを打ったのはロッテの初芝であり、要するにカブレラの力がなくても場外に飛ばせることが証明されてしまったのであった。
試合終了後、球場の外に出てみたら、ちょうど球場の裏側から両軍ナインがバスで移動する所だった。西武ドームだとこういうシーンはなかなか見られないので、選手とファンの距離を近づけるいい機会だと思った。私が目の前で見かけたのは本日満塁ホームランのエバンス。ファンの誰かが持ってきたボールにサインをしているところだった。ほとんどの選手はバスの中に乗り込んでおり、どこかの親子連れがバスの中にいる選手達に対して手を振ったら、森や豊田が手を振り返していた。ほかにも松沼(兄やん)コーチ、金森コーチや広橋コーチ、伊東、大島、宮地、高山などなどいろいろなコーチ・選手を確認。そんなわけで、選手が間近に見られたということで2500円払った甲斐があったかなと最後に思ったのであった。ちなみに試合前のグラウンド練習も、外野席のフェンスが低いために、練習中の選手を近くに見ることができる。垣内や大島、小関、大友といった外野手の顔がはっきり見てとれた。こういう、選手を身近に感じられるチャンスが多いのは地方開催試合の良さだと思った。
さて、帰りであるが、途中大曲までは特急に抜かれない快速で先回りして特急料金をケチることにし、大曲から特急に乗って帰った。2年前の神戸から京都までと所要時間はほとんど同じであるが、京都〜神戸間が往復2400円程度で済んだのに対して、盛岡〜秋田間は特急料金を含めると往復8000円近い交通費がかかってしまった。野球の入場料と合わせると給料1日分以上が飛んでしまってる……。
2002シーズン第3回・8月11日(日)
対オリックスブルーウェーブ(西武ドーム)
L 5 - 0 BW
夕方まで新宿まで遊びに出ていたので、観戦を始めたのは2回裏、ライオンズの攻撃の途中からとなった。西武ドームは「せいろドーム」と一部の野球通から蔑称で呼ばれており、昼間の最高気温が37度前後まで上昇したこの日、夕方6時半の時点で場内はかなり蒸された状態になっていた(笑)。さて、肝心の試合であるが、すでにカブレラがレフト側場外に飛び出すホームランを打っていたらしく、2−0とすでにリードしていた。
続く3回、2アウトランナー2塁の場面で打席は3番の高木大成。この時点で大成の打率は1割台であり、「なんでこんな状態の高木大成を3番に置くのか、伊原監督もどうかしてるんじゃないか」と思った矢先、打ったボールはあれよあれよという間にライト方向に伸びて、気づけば今シーズン初ホームラン。というわけで高木大成の3番は正解。やはり12球団で最も緻密と言われる伊原采配に、なかなかケチはつけられないということが立証されてしまった。
この後も4回には高木浩之のタイムリーで追加点を挙げ、試合の流れは完全にライオンズのペース。投げては先発の西口がテンポの良いピッチングで見事完封勝利。おそらく私が見た西口の投球の中で一番調子が良かったのではないかと思う。ちなみに西口ってしばらく完封勝ちしてないよなぁ、と思ってインターネットのスポーツニュースをチェックしたところ、なんと2000年5月以来ということで2年ぶりの完封だったそうな。
ちなみに本日の試合はふとしたことで知り合った奈良の某大学に通う学生さんと一緒に観戦したのであるが、自分(と家族)以外で西武ライオンズファンクラブ(詳しくはここを参照)の会員になってる人を初めて見た(小学生の頃にあった旧「友の会」は結構当時のクラスメートにいた)。特にライオンズを応援している、というわけでもないそうなのだが。