七戸温泉めぐり
七戸町には温泉浴場が町内に6箇所あります。
それぞれ特徴のある温泉浴場ですので七戸を訪れたら順番に巡ってみるのも良いと思います。
これら6つの浴場を総称して「しちのへ6大浴場」と呼ぶ!
……なーんて、誰も呼んでませんけど。いや、定着させましょう(笑)。
さて、七戸の温泉は基本的にアルカリ単純泉です。温泉の成分で浴室の床や浴槽が茶褐色に染まってるのが特徴的。そして、源泉の温度は50度近くあり、熱めのお湯がこんこんと沸き出しています。肝心のお湯ですが、湯船に浸かるとちょっとだけヌルヌルした感触があります。数分も浸かっていれば身体の芯からポカポカしてきて寒い冬の日にはオススメ。また、夏でも汗を流すのに最適です。入浴料金も250〜300円と普通の銭湯よりも安く(お湯が熱いので沸かす手間がないからでしょうか?)、浴場によってはお得な回数券もあるので各浴場とも常連客の利用が多くなっているようです。
あすなろ温泉
旧・南部縦貫鉄道七戸駅のすぐ近くにある温泉。いわゆる普通の銭湯タイプ温泉。サウナ(「常暖サウナ」という名前がついている)は80度か90度くらいだったはず。それ以外はあまり特徴もないが、お湯は質・量とも良く、普段使いの温泉として十分満足できる。
余談であるが、年に1、2回行われる南部縦貫レールバスイベントの日はこのイベントのレールバス体験乗車券を買うと200円で入湯できる割引券がついてくる(イベント当日のみ有効)。
さかた温泉
地元の建設業者(←実は倒産したらしい)の隣に立地している温泉。おそらくこの建設業者と同じオーナーが経営していると思われる。ここも普通の銭湯形式の温泉だが、ミストサウナが特徴的。旧七戸町内の浴場の中では一番設備が整っていると思う。ロッカーは靴箱、脱衣所とも無料(コイン不要)で利用できる。外観はあまり温泉浴場らしくなく、むしろ普通のビルっぽい。やはり土建屋さんが作った温泉だからか?
2004年から公式ウェブサイトが開設されたようだ。2005年4月現在、七戸町内の温泉で唯一公式サイトを持っている温泉である。「忘れかけていた昭和の湯、ここにあります」というキャッチフレーズはここの温泉のイメージによく合っていると思う。
天間林温泉
七戸町役場本庁舎(旧・天間林村役場)の近くにある温泉。入浴料は300円と一番高く、ゆうずらんどのような高齢者割引もない。しかし、この周辺にはほかに温泉浴場がないため、周辺集落の住民の固定客が多い模様。そのため、時間帯によっては結構混んでいる。さかた温泉同様、無料のロッカーが完備されている。それ以外にはこれといった特徴はないが、お湯は質・量とも良く、普段使いの温泉として十分満足できる。……とあすなろ温泉の解説と同じ文章で締めくくってみる。
東八甲田温泉
東北新幹線ルート決定時、七戸町に駅の設置が決まったことを祝い、地元の商工会がお金を出し合って作った温泉浴場。オープン当初は新幹線の列車名にちなみ「やまびこ温泉」と呼ばれていた。しかしながら当時は盛岡以北の新幹線着工はなされなかったため、町は寂れる一方であった。
そんなわけでオープンから20年以上が経過し、建物もやや老朽化が目立ってきている。しかしながら湯量はここで紹介している中で一番豊富だと思う。大浴場には熱湯(あつゆ)、温湯(ぬるゆ)、寝湯の3つがあり、お湯はすべてかけ流しである。湯の温度は温湯でも十分熱く、寝湯がちょうど良いのではないか。また、別室にはヒバ浴槽があり、こちらが一番湯温が高いと思われる。また、鍵付きロッカーがないので、貴重品は受付に預けることになる。
ここの特徴としては宿泊施設を備えており、素泊まり4000円(夕食付は+2000円、朝食付は+1000円)で宿泊できる。新館が宿泊棟になっており、完成が平成14年初とまだ新しく(その後平成16年にも増築されている)、快適な睡眠を約束できる。昔はこの温泉に向かう町道から温泉までの道と、温泉内の駐車場は砂利だったが、現在はちゃんとしたアスファルト舗装になり、車が走りやすくなった。
この温泉は旅行ガイドブックなどにも掲載されており、2003年にはNHKのテレビ番組でも紹介された。新幹線開業後は駅に最も近い温泉として今後の発展が期待できる。
ほっとプラザ・杉の子温泉
七戸町と東北町の町境近く(というか旧・天間林村と七戸町と上北町の3町村の境と言ったほうが地元民にとってはわかりやすいか)、高瀬川(通称・七戸川)を見下ろす場所に立地する立ち寄り湯。ちょうどこの付近で東北新幹線が七戸川を渡ることになっており、現在橋の工事が始まっている。おそらく2010年には温泉の駐車場から新幹線が疾走する姿が見られるであろう。
杉の子温泉は名前の通り杉林を切り開いた場所にある。露天もサウナもありで、この近辺の立ち寄り浴場では最も設備が充実しており、さながら小さなスーパー銭湯といったところである。しかも湯量は豊富でかけ流し。それでいて280円と低料金である。そのため遠方から訪れる常連客も多く、いつも混雑している印象がある(実は筆者はこの文章を書いている時点でまだ3回しか行ったことがないが……)。しかし、湯量・設備とも申し分なしのこの温泉、七戸町で一番おすすめできる温泉である。
また、貸切り用の家族風呂もある(1時間1000円)ので、家族やカップルでも楽しめるのも特徴。まぁ、独り身の筆者にはそんなことは別に関係ないが(笑)。
ゆうずらんど
今回紹介した中では最も新しく、2001年春にオープンした。オープン当初の正式名称は七戸町総合福祉センターで、ゆうずらんどは愛称だったが、町村合併に伴う組織名称の見直しにより、正式名称もゆうずらんどになった模様。町の福祉センターということで、65歳以上のお年寄りは100円で入浴できる。その代わり一般料金は300円と他の浴場よりも若干高めである。
また、歩行浴用の浴槽があり、これは電気風呂になっていて歩くとピリピリくる。というかむしろ痛いくらい。浴槽の底も凸凹があり、疲れてる時には良いかもしれない。一方、打たせ湯は湯量が少ないため、あまりマッサージ効果は期待できない。難点は昼間しか営業していないこと。あと、東八甲田温泉同様鍵付きロッカーがないので貴重品は事務室に預けることになる。
さぁ、あなたも七戸の温泉を堪能してみませんか?