「紅花」というのは紅の原料として、有名なキク科の花で、サフラワーともいう。
日本でもかなり昔から栽培されていたようで、
「源氏物語」に「末摘花」として出てくることでも知られている。
何故、鼻の赤いお姫様が「末摘花」というかは本を読んでもらうとして、
紅は藍と並んで昔からの重要な染料だった。17世紀末ころ日本でもっとも紅花作りがさかんで、
しかも高級な品質を誇っていたのが「最上地方(今の山形県村山地方)」である。
気候が紅花栽培に適していた上、最上川という水運にめぐまれていた、この地方は
最盛期、取引される紅花の約半分の量を栽培していたという。
当時の紅は高級品で紅1匁が金1匁にもなった。
そこで、山形、谷地、天童などの地方では紅花商いの豪商が誕生した。ところで、私の嫁ぎ先堀米家は紅花を栽培していた地主だった。
農家ではあったが、紅花を栽培するだけではなく、花餅(紅の原料)まで自分のところで作っていた。
つまり紅花農家としては、まぁまぁ、大きい方だった(^^;
本家には白石の殿様にお金を貸したかわりにもらったという螺鈿細工の工芸品が残っている。現在、その本家は谷地(河北町)の「紅花資料館」になっているのだが、
依然建っていた家は全て残っているわけではなく、
母屋の一部と御朱印蔵や武者蔵などが残っているだけなのは残念である。ところで、紅花から紅を取るには花びらを摘むのだが、紅花には刺があり、
とても大変な作業なのである。
明け方近くの時間帯が刺が柔らかくなる時間なので、紅花摘みは早朝に行われ、
しかも日の出るまでが勝負なのだ。
そして、それらは全て小作人たちの仕事なのである。
女性を飾る美しい紅は、それこそ当時の小作人たちの血と汗の結晶だった・・・未だに地主の家柄という感覚がここ山形には色濃く残っている。
他から入ってきた私としてはそういう過去も含めて、この土地になじんでいかなけ
ればならない、という気持ちが強い。
そこで、「紅」という私にとっては山形の象徴のようなものを、
あえてタイトルとしてみたのだが・・・
HPを作ろうと思ったときにまず、この歌が浮かびました。
とてもいろっぽい歌だと想うのですが、みなさんはいかがですか?