体のケア

■知ったかぶりの運動学■

 10年間、地方の「短い」トライアスロンを続けてきたおかげで、中年から(ごめん、一応30歳からということにさせてもらいます)の運動の仕方について参考にしてもらえることがあるのではないかと思い、筆をとりました。

 脇腹のタルミは取れないし、「つかみで」のある脂肪もオヘソの周りにあるモノの、一応、私のお腹は、そこそこ真っ直ぐで、身長166、体重67ですが、体脂肪率は18程度と、中年としてはマアマア筋肉質の部類の様です。

 さて、中年からの運動はなんと言っても、「どうやって長続きさせるか」がポイントです。どんな運動でもいいですが、「やったモンの勝ち」です。  長続きのコツは次の様なポイントがあると思います。

1.無理をしない。
2.記録を取る。
3.目標を作る。
4.自分の体に聞く。
5.理論を鵜呑みにしない。
6.過程を楽しむ。

 では、一つ一つのポイントを見てみます。

 1.無理をしない。
 「できる無理」はします。無理をしないというのは、トレーニングの強度を急に上げないという事です。
 目安として、何でもいいですが、30分は続けられる運動強度を心がけて下さい。無論、「楽に30分」という事です。
近年歩く事が注目されているのはその為です。ちなみに、「楽」といっても限度があります。心拍数が110〜120位の強度は欲しいものです。
 年をとると、一度体を壊したら回復に時間がかかるものです。無理をしないで大事にゆきましょう。

 2.記録を取る。
 いつ、どの位の運動をした、という一覧表を時々眺めては、目標にしたり、自分をほめてみたりして、「長続き」のモチベーションにします。運動強度、運動内容、トータルの運動時間を記録します。

 3.目標を作る。
 市民マラソンでも何でもいいですが、「まあこれくらいなら何とかなるか」と思うものに申し込んでみる事です。これは、ぜったい励みになります。その結果が残念なものであれ、自慢できるものであれ、結果を受けた「欲」が出るモノです。

 4.自分の体に聞く。
 レースの途中でもトレーニングの途中でも、自分と相談して、「ちょっとしんどい(つらい)」と思ったら無理をしない事です。
 途中であきらめたら、それが次の時に目標になりますので、かえって励みになるものです。「自分の体に聞く」経験を積むと、体調の変化に敏感になります。「風邪を引きにくく」はならなくても、「風邪を引きかけている」という状況を素早く察知して、早めに薬を飲む事が出来ます。ちなみに、なんでも「早めの手当」が大事です。

 5.理論を鵜呑みにしない。
 スポーツ理論は往々にして、一流選手のための、強度の高いトレーニングを対象にしています。自分の体と相談しながら自分の理論を構築するべきです。その、自分なりのトレーニング方法の工夫の楽しみも長続きの秘訣です。
 「市民ランナーのための…」というような本の内容でさえも、鵜呑みにするのでなく、自分で考えて、自分なりにアレンジして実践すべきです。
 「週2回以上は運動しなければ…」とよく言われますが、私の運動は基本的に週1回+αという所です。もっとも、その週1回は平均的な人よりはたくさん運動してますが…
 要は、自分で作れる時間を工夫して、自分なりに効果を感じられる運動セオリーを編み出す事が大切です。

 6.過程を楽しむ。
 「体重を減らす」という「悲壮な目標」のためだけでなく、体を動かしている楽しみを感じられるようにしましょう。「気持ちの良い汗をかく」という言葉がありますが、体にあった運動は気持ちの良いモノです。まず、体を動かすのが「楽しい」事だという事に自分で納得できるようにしたいものです。
 適度な運動は何となく頭が「ぽ〜」っとしてきて気持ちの良いモノですが、体力がつくと、その状態を長く続ける事が出来るようになります。俗に「ランナーズハイ」と言われる状況はこういうものです。走るのが病みつきになった人達というのはこの楽しみを知っている人達です。
 経験したことのない人には、どうもとても信じられない事のようですが…

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