| 1 酸性雨とは 2 酸性雨調査の目的 3 酸性雨調査の方法 4 酸性雨による被害状況 5 平成12年度酸性雨観測結果 |
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1.酸性雨とは
最近、私たちのまわりには酸性雨と呼ばれる雨が降っていることが知られています。それでは酸性雨とはどのようなものなのでしょうか?
雨水は大気中の二酸化炭素を溶かし込むため、本来、弱い酸性(約pH 5.6)を示します。酸性雨とは、これよりもさらにpHの低い雨のことをいいます。
酸性雨の主な原因は、大気汚染物質として問題になっている硫黄酸化物や窒素酸化物です。
硫黄酸化物(二酸化硫黄SO2,三酸化硫黄SO3,硫酸H2SO4など)は石油や石炭を燃焼させたときに発生し、窒素酸化物(二酸化窒素NO2,酸化窒素NOx,硝酸HNO3など)はボイラーや自動車の排気ガスが原因で発生します。大気中に放出されたこれらの汚染物質が、雨水に溶けることによって雨水が酸性になります。
酸化物は、雨水や雪だけでなく、霧にとけたり、ちりとなって落ちてきたりすることも知られています。
実際に降雨を採取しそのpHや導伝率を測定することにより、私たちのまわりで降っている酸性雨の実態を把握する。さらに、大理石の環境暴露試験(大理石を屋外の雨にあたる場所やあたらない場所に放置する)を行い、大気汚染物質の沈着とその影響を観察する。これらの結果を通して、また地域ごとの比較を行いながら、大気汚染のようすを調査する。
3.酸性雨調査の方法
(1)1降雨中の1mm毎の雨水のpHと導電率の変化に着目し、「酸性雨分取器(レインゴーランド:堀場製作所)を用いて1mm毎の雨水を採り、それぞれのpHと導電率を測定する。
(2)1降雨毎に、採水と測定を繰り返し、その変化の様子を調べる。1降雨毎の雨水のpHと導電率の値の変化の様子は、降雨量、雨の強さ、風向、降雨前の天候など、様々な要因に影響されているので、これらの観測を同時に行い、比較し考察する。
HP計や導電率形で測定する 屋上での測定の様子
(3)インターネットのホームページで、他のいろいろな地域の雨と比較検討してみる。
(4)年間を通じての変化を調べ、降雨中のpHと導電率の変化や季節変化などとの比較を行う。
(5)他地域(他の中学校)の観測結果とも比較検討し、観測地点での特徴をみいだす。
学校の周りを歩いてみると、酸性雨の被害ではないかと思われるものを発見しました。学校近くの神社の森では、数本の杉の木が枯れていました。また、ある公共施設の倉庫の屋根のところには、コンクリートのつららがあるのを見つけました。私たちの身のまわりにも酸性雨の被害だと思われるものがあることを知り、驚きました。
学校近くの神社の杉 公共施設のコンクリートつらら
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