宇喜多直家
祖父の謀殺で浪人に落ちぶれた宇喜多家を備前岡山50万石の大名家に再興。下克上の宿命とはいえ、暗殺、毒殺、裏切りを多用したため周囲から「毒マムシ」と警戒された。実弟からも「兄ほど恐ろしい人はいない。兄は私には良くしてくれたけれど、兄と会うときはいつも防具を身につけていた」と言われていた。しかしながら家臣団には優れた人材が多く、団結していたことから直家の人を見る眼が確かであり、統率能力が優れていたことが伺われる。宇喜多秀家の父。
岡利勝
宇喜多氏家老。宇喜多直家の片腕として各地を転戦。直家の死後は幼少の秀家を守り立て、長船貞親、戸川秀安とともに宇喜多三家老と賞賛された。晩年は筆頭家老を務め、死の直前、宇喜多秀家に「長船綱直を重用しないように」と忠告するが、秀家が聞き入れず、重用したため宇喜多家の家中は分裂した。
千原勝則
宇喜多家奉行。宇喜多直家に取り立てられ土木工事など内政で辣腕を振るう。宇喜多秀家の代では、政敵の讒言にあい、追放されるがのちに帰参を許される。関が原の戦いに従軍し、奮戦するものの戦死。

人材登用のコツ(宇喜多直家)

「千原勝則を土木奉行に任命しようと思う。」

「彼はまだ若いんじゃないんですか。」(内心:この頃殿は我々を差し置いて若いのばかり採用されるから面白くない)

「千原勝則は領内の地理に明るい。若いとはいえ次の宇喜多家を支えていく人材を養わなければならない。利勝、彼をそなたの配下に置く。彼の才能を伸ばすのもそなた次第。しっかり頼むぞ。


後日ー。「千原勝則、そなたを土木奉行に任命する。家老の岡利勝の配下で励め。何事も利勝と相談するように」

「ははっ」

(内心)殿は私の面目をうまく立ててくださいました。この心遣いありがたく思います

若手を大抜擢すると、老臣の間から不満が出る。宇喜多直家は実力本位で家臣を登用していたが、家臣団の団結を図るためにも、古くからの家臣たちの面目をつぶさないように工夫していた。

宇喜多直家

岡利勝

宇喜多直家

宇喜多直家

千原勝則

岡利勝